2026年10月2日金曜日

【第938号】ふたつの国連報告書:PFASと企業統治と人権

「どんなことも7世代先まで考えて決めなくてはならない」

ネイティブ・アメリカン(イロコイ族)の格言

                                         

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今週は、企業由来のPFAS汚染の被害者の会での、

クローズドの学習会の講師を務め、

現在開催中の国連に提出された

「PFASと人権」と「企業統治と人権」に関する報告書について解説しました。

 

このふたつの報告書の注目点は、

PFAS汚染は人権問題であること、

そして、経営トップの義務として、

人権尊重と人権リスクへの配慮を組み込むべきという潮流を作ったことです。

 

ただ、説明をしていて、

この人権尊重や人権リスクへの配慮を経営トップの義務とすることが、

どれほどの意味があるのかが伝わっていないかも?

と思いましたので、

次の機会のために、ちょっと説明文を考えてみました。

          ↓

日本では、人権が「思いやり」や身近な差別などに終始しがちで、

ビジネスとの結びつきがイメージしにくいのが現状です。

しかし現代の「ビジネスと人権」は単なる道徳ではなく、

世界共通の法的・経済的な経営ルールです。

 

身近な事例では、ダイキン工業淀川製作所のPFAS汚染問題があります。

有害物質の排出により地域住民の「健康に生きる権利」を脅かし

大規模な公害調停へ発展したこの問題は、

企業由来の人権侵害が私たちの足元で起きている現実を示しています。

 

こうした中、国連報告書「企業統治と人権」(A/81/180)は

世界的な経営ルールである「ビジネスと人権指導原則」を企業統治の核心に据え、

経営トップの義務として、人権尊重と人権リスクへの配慮を組み込むべきという潮流を作ったのです。

 

この報告書は、ただ理想を書いたというわけではなく、

これまでの実質的な影響(市場のペナルティ)を反映したものです。

 

顕著な例としては、2021年のミャンマーの軍事クーデターに伴う日本企業の動向です。

現地国軍系企業と合弁を組んでいたキリンホールディングスは、

国際社会から「国軍の資金源となり人権侵害に加担している」と強い批判を受け、

投資家からの資金引き揚げ(ダイベストメント)などの圧力を受けて

約680億円の損失を計上して撤退に追い込まれました。

 

ビジネスにおける人権とは、もはやイメージ向上のためではなく、

「対策を怠れば会社も経営陣も大きな損害を被る」という、

トップ主導で最優先すべき生存戦略なのです。

 

 

以上、どれほどこのふたつの報告書が、

PFAS汚染を引き起こし、今なお汚染し続ける企業にとって、

大きな影響をもたらし得るか、説明になっているでしょうか?

 

この国連からの報告書のメッセージが、

まだまだPFASで儲けようとしている

ダイキン工業の経営陣に届くことを願います。

 

 

++ 関連記事 ++

■キリン、ミャンマー撤退 損失680億円

産経ニュース 2022/2/14

https://www.sankei.com/article/20220214-GVWYLJ6ILRKT5B3KU65ZQULI7M/

 

キリンだけではないので、他社の例も。

■【ノルウェー】NBIM、KDDIと住商をダイベストメント観察対象に指定。

ミャンマー人権リスク

Sustainable Japan2023/12/24

https://sustainablejapan.jp/2023/12/24/nbim-divestment-observation/98129

 

■イギリスの大手紙The Guardianの2026/9/14の記事です。

ダイキン工業のコメント、「既存のPFAS製品の販売拡大や新製品の投入により、

業界トップのシェアを維持・拡大する」と表明した」(原文は英語)が掲載されています。

https://www.theguardian.com/environment/2026/sep/14/pfas-firms-tidal-wave-forever-chemicals-ai-industry-demand-datacentres

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++ 拙ブログ紹介 ++

 

■国連報告書「永遠の化学物質(PFAS)と人権」から考える日本への提言

Words for Peace 2026/8/12

https://flowersandbombs.blogspot.com/2026/08/

 

ふたつの報告書のうちのひとつを振り下げたブログです。

もうひとつの報告書「企業統治と人権」も、後日、紹介ブログを書く予定です。

 

++ 今週の気になるニュース  ++

 

■【独自】岡山県吉備中央町で「高濃度PFAS汚染水道水被害者の会」発足 

約70人が参加【岡山】

OHK 2026/9/30

https://news.yahoo.co.jp/articles/eb681eaf7b549d98059cfae07942595dca97ef47

「岡山県吉備中央町の浄水場から高濃度の有機フッ素化合物、PFASが検出された問題です。9月29日夜、地元住民らが、原因とされる使用済みの活性炭を置いた業者が申請した公害調停に参加するために被害者の会を発足させました。

町は、原因とされる使用済みの活性炭を置いた地元の業者、満栄工業に1億円を超える損害賠償を請求。満栄工業は、町や大阪市の化学メーカー、ダイキン工業に対して請求された費用の負担や対応への協力を求める公害調停を申請し、9月に受理されました。

満栄工業は申請書で他の企業を通じてダイキン工業から使用済みの活性炭を受け入れていたと主張しています。」

以上、公害調停の構図をわかりやすくするため、記事より抜粋しました。

 

 

とても共感した記事をふたつ

   ↓

■憲法9条を「世界中に広めるべき」と語るマハティール。

戦後最も厳しい安全保障環境、日本外交の岐路に問いかけること

集英社オンライン 2026/9/26

https://news.yahoo.co.jp/articles/a6967b8b46be3820b752672ffb2f8886674d4b6c

「戦後日本の平和の理想は、マレーシアやASEANの経験と交わる。マハティールは紛争を戦争ではなく交渉、仲裁、司法で解決すべきだと説く。マレーシアは領土問題を国際司法裁判所(ICJ)に委ねてきた。国際司法は、犠牲を生まずに紛争を解決する現実的な道である。(中略)

アジアの「灯台」に必要なのは軍事的な強さよりも、強国にも法と平和を語る胆力だろう。」

 

■スタローン、反戦を衝撃表明「全ての戦争は愚かで無意味。

心底反対している。栄光などない」

日刊スポーツ 2026/9/27

https://news.yahoo.co.jp/articles/953172d70c4b269d936c1b8f6937c7200c751f34

「今はもう、すべての戦争は愚かで無意味だと気づいている。戦争なんて、軍需産業や製造業者が巨額利益を生み出すための仕組みにすぎない。若者たちは戦地に送り出され、腕を失って帰ってきても『お疲れ様。気の毒に。あとは自分でなんとかしてくれ』で終わりだ。私はそんな戦争が大嫌いで、心底反対している。戦争に栄光など、ない」

 

加害者である米兵も心も体もズタズタになる・・・

戦争のリアルを語り続けてくれたネルソンさんの映画、

■「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?」連日満席で上映中です。

https://kinofilms.jp/movies/nelsonsan/

 

 

++ 動画紹介 ++

■日本科学者会議創立60周年記念

第26回総合学術研究集会 PFAS汚染問題分科会

https://www.youtube.com/watch?v=V9PjwjpYgik

 

動画の5:21:00から、私も発表しています。

演題:PFASと人権―国連有害物質に関する特別報告者の勧告からの一考察

25分ほどの発表と質疑応答です。

「PFAS汚染を人権問題と明記した報告書であること、

それ故のPFAS規制強化と脱PFASに向かう世界の潮流を解説しています。

ぜひ、ご覧ください。

 

 

++ イベント紹介 ++

 

いよいよ今度の火曜日です!

 

☆ベテランズ・フォー・ピース(VFP)講演会@KOBE

神戸空港が軍事利用される?

戦争のリアルを元米兵・元自衛官に聞いてみよう!

日時:2026年10月6日(火) 18:30~20:40(18時開場)

会場:神戸市立中央区文化センター 会議室1001+1002(先着100名)

  JR・阪急・阪神・市営地下鉄山手線三宮駅から徒歩6分 神戸市役所西側    

参加費:1000円(25才以下無料)

通訳&コーディネーター:レイチェル・クラーク

 

= 登壇予定者 =

ケリー・ワッズワース(博士):米国長老派教会の聖職者。19年以上にわたり地域の会衆、医療施設、米軍に勤務。

ベンニャ・マルティネス: 25歳で米海兵隊に入隊。戦地への派遣を2度経験。

形川健一(なりかわけんいち):元自衛官。2012年アフリカのジブチ派遣を機に自衛隊と日本に疑問を感じ2014年依願退職。

 

●プレイベント 元自衛官・形川さんを囲む会(無料・カンパ歓迎)

10/6の午後3時より同センターの1003会議室(先着20名)にて、

空港や港が自衛隊に利用されるリアルを、形川さんに伺います。

 

午後の囲む会、夜の講演会とも 申し込み不要です。

問い合わせ:kaorukobashi@hotmail.com (小橋)

主催:2026VFPピース・スピーキングツアー@KOBE

詳細:https://whatsnew-on-flowersandbombs.blogspot.com/2026/07/2026kobe.html

 

 

 

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 素晴らしい夢をみて、それを行動に移せ

                       ナバホ族の格言

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♪ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。 ♪

 

 

 

♪♪ 発行者プロフィール ♪♪

小橋かおる 「花と爆弾-もう、戦争の暴力はやめようよ-」著者。

2004年の出版以来、アフガニスタンとイラクの子どもたちの支援を続けています。

2011年からは福島の子どもたちの健康を守る活動も支援させてもらっています。

さよなら原発神戸アクションの共同世話人も努めています。

できることをコツコツ、じわじわ続けたいと思います。

「花と爆弾」HP:https://hanabaku.blogspot.com/

ブログ「花と爆弾」Words for Peace: https://flowersandbombs.blogspot.com/

ブログ「7世代に思いをはせて」https://nanasedai.blogspot.com/

メールマガジン「7世代に思いをはせて」(無料)の登録はこちら↓

https://www.mag2.com/m/0000273399.html

 

ふたつの報告書ではなく、
にひきのねこ


  

2026年9月26日土曜日

【第937号】科学を装ったガラクタ

 

「どんなことも7世代先まで考えて決めなくてはならない」

ネイティブ・アメリカン(イロコイ族)の格言

                                         

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今週は、科学を装ったガラクタふたつに注目しました。

 

ひとつは、「原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)」の2020年の報告書。その不可解を追った書『徹底検証 消された初期被曝 福島原発事故の線量評価は本当か』(黒川眞一著 岩波ブックレット No.1122 2026年9月刊行)を読みました。

 

『消された初期被曝』 内容紹介文:

被曝の証拠を無視することが科学的なのか?

国連科学委員会による福島原発事故の影響評価では、

2011年3月15日に福島市を襲った最大の放射能汚染がなくなっている!

物理学者が現地にも取材し5年がかかりで謎を解き明かす。

根拠となるデータを掘り起こし、

権威の衣をまとった国連科学委員会報告書の実態を明らかにする。

 

物理学者の黒川氏が、丹念にデータを掘り起こし、

明らかにしたもの・・・それは、あまりにも科学とかけ離れていました。

 

3月15日の最大の放射能汚染を消したものは、

「原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)」という権威をかぶせた

日本の環境省の委託研究だったのです。

 

「環境省の委託研究は、UNSCEAR2020報告書の甲状腺被曝量を切り下げるために、

その根拠となる論文を積み上げる場であったと考えられます。

そもそも、UNSCEAR2020報告書を作成するための費用7000万円を支出しているのも日本政府なのです。」p.77

 

「UNSCEARは膨大なお金を使い、長大な報告書を作成して、

福島における小児甲状腺がんは被曝起因ではないと主張しているのですが、

UNSCEARが作り出したものはあまりにも支離滅裂です。

砂上の楼閣ともいえない代物で、砂上のガラクタとでもいうべきものです。

しかし、このガラクタが、権威ある正しい主張としてまかりとおっています。」p.84

 

 

もうひとつのガラクタは、NHKの番組「未解決事件」で検証された

90年代の日本の科学警察研究所が「独自開発した」とする

DNA型鑑定法、MCT118法。

もともと精度の低いMCT118法の上に、

都合の悪いデータ部分はカットしてまで、

警察が犯人と示した人を、科学を装い

犯人としてでっちあげてきたことが報道されていました。

中には、すでに死刑になった人も・・・。

そして、今でもMCT118法を使用したことは正当だったとする警察庁。

 

先の書籍の黒川さんの言葉がふたたび頭をめぐります。

「このガラクタが、権威ある正しい主張としてまかりとおっています。

私たちの課題は、「権威を装って事実を曲げ」る人びとや機関と

どう闘うかということです。」

 

 

まずは、そのガラクタを知って、ガラクタだと言うことからでしょうか?

 

 

DNA型鑑定法、MCT118法を負った「未解決事件」の

再放送は、NHK総合 10月1日(木) 午前0:35〜午前1:49

(すなわち、9月30日(水)の深夜です)

■未解決事件

File.19 「北関東連続幼女誘拐・殺人事件」

1979年〜96年に栃木と群馬の半径10キロ圏内で5人の幼女が姿を消した「北関東連続幼女誘拐・殺人事件」。5件の未解決事件が浮上したきっかけ。それは足利事件でえん罪が明らかになったことだった。捜査の証拠とされたDNA型鑑定「MCT118法」。有力な科学的証拠となるはずのDNA型鑑定で、えん罪はなぜ起きたのか。警察庁が「同一犯の可能性は否定できない」とするなか、真犯人は誰なのか・・・徹底取材で迫る。

https://www.web.nhk/tv/an/mikaiketsu/pl/series-tep-57615R8KYY/ep/R8NN785AWQ

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++ 今週の気になるニュース  ++

 

■未成年者の選挙運動禁止は違憲 東京地裁判決、請求は退ける 

表現の自由に「重大制約」

沖縄タイムス 2026年9月26日

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1931582

 

■「本当にうれしい」未成年の選挙運動禁止は「違憲」判決 

原告の若者たち「次は法改正を」

東京新聞 2026年9月25日 https://www.tokyo-np.co.jp/article/517741

 

おかしな法律に対しておかしい!と声をあげた若者たち!

素晴らしい!

 

■「こんな街中に、クレイジーだ」 ベトナム戦争を経験した元米兵が、

熊本・健軍のミサイル配備に声を上げた理由(6)

TANSAシリーズ「イマジン 戦争をさせないために」の「健軍から」

https://tansajp.org/investigativejournal/14837/

 

「こんな街中に…!? クレイジーだ(狂っている)」と言った

元米兵って誰なんだろう?と読み進めたら、

去年ベテランズ・フォー・ピースのスピーキング・ツアーで来日された、

ケム・ハンターさんでした。

ケムさんの言う通り、町のど真ん中に弾薬庫を作る・・・

そんな計画を立てて実施してしまうほど、クレイジーなこの国の為政者たち・・・

国民を守るという視点がすっぽり抜けている。

国民を守らずして、何が国防でしょうか?

 

もうひとつ関連で、とんでもない発言を見つけました。

 

元陸上自衛隊中部方面総監の山下裕貴さん

「私が相手方の司令官だったらインフラを撃ちます。」として、

都市ガスや変電所などを挙げていましたが、

基本的にインフラ攻撃は国際人道法で禁止されている戦争犯罪です。

発言の詳細や熊本のミサイル配備の詳細はこちらの記事をご覧ください。

  ↓

■住民100人に聞いた「長射程ミサイルの配備」 

熊本は標的になる?ならない?専門家の見解は

熊本ニュース2025年10月28日

https://www.kab.co.jp/news/article/16120523

 

 

 

++ イベント紹介 ++

 

今年のベテランズ・フォー・ピースのスピーキング・ツアーの登壇者も、

今週、無事来日されました!

神戸での講演会もいよいよです♪

 

☆ベテランズ・フォー・ピース(VFP)講演会@KOBE

神戸空港が軍事利用される?

戦争のリアルを元米兵・元自衛官に聞いてみよう!

日時:2026年10月6日(火) 18:30~20:40(18時開場)

会場:神戸市立中央区文化センター 会議室1001+1002(先着100名)

  JR・阪急・阪神・市営地下鉄山手線三宮駅から徒歩6分 神戸市役所西側    

参加費:1000円(25才以下無料)

通訳&コーディネーター:レイチェル・クラーク

 

= 登壇予定者 =

ケリー・ワッズワース(博士):米国長老派教会の聖職者。19年以上にわたり地域の会衆、医療施設、米軍に勤務。

ベンニャ・マルティネス: 25歳で米海兵隊に入隊。戦地への派遣を2度経験。

形川健一(なりかわけんいち):元自衛官。2012年アフリカのジブチ派遣を機に自衛隊と日本に疑問を感じ2014年依願退職。

 

●プレイベント 元自衛官・形川さんを囲む会(無料・カンパ歓迎)

10/6の午後3時より同センターの1003会議室(先着20名)にて、

空港や港が自衛隊に利用されるリアルを、形川さんに伺います。

 

午後の囲む会、夜の講演会とも 申し込み不要です。

問い合わせ:kaorukobashi@hotmail.com (小橋)

主催:2026VFPピース・スピーキングツアー@KOBE

詳細:https://whatsnew-on-flowersandbombs.blogspot.com/2026/07/2026kobe.html

 

 

 

++ ブログ紹介 ++

 

■伊勢崎賢治著「新国防論」を読んで

https://flowersandbombs.blogspot.com/2016/08/

(他の記事が最初にでてきますので、スクロールしてください)

 

10年前に書いたブログですが、

アメリカと中国が「同盟国」、高市首相が「敵国条項撤廃を訴え」などのニュースを聞いていて、思い出しました。

一部「新国防論」よりの抜粋を紹介します。

 

「もし『平和国』としてのイメージが壊れ、昨今、欧米のメディアが安倍政権の右傾化を問題視していますが、このまま歴史修正主義者などとレッテルを貼られ、国連人権委員会なども敵に回し、人権に敏感な欧米の民衆も含め世界から孤立したら。さらに、王様の1人である中国と『武力の行使』絡みの問題を起こしたら・・・はたしてアメリカは、自らも君臨する王様クラブの人間関係を犠牲にしてまで、日本を庇ってくれるでしょうか?」(p.109-110)

 

10年後の現在、王様クラブだけでなく、経済、軍事でも拮抗する大国同士となった

アメリカと中国・・・アメリカは「日本を庇ってくれるでしょうか?」

 

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 素晴らしい夢をみて、それを行動に移せ

                       ナバホ族の格言

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♪ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。 ♪

 

 

 

♪♪ 発行者プロフィール ♪♪

小橋かおる 「花と爆弾-もう、戦争の暴力はやめようよ-」著者。

2004年の出版以来、アフガニスタンとイラクの子どもたちの支援を続けています。

2011年からは福島の子どもたちの健康を守る活動も支援させてもらっています。

さよなら原発神戸アクションの共同世話人も努めています。

できることをコツコツ、じわじわ続けたいと思います。

「花と爆弾」HP:https://hanabaku.blogspot.com/

ブログ「花と爆弾」Words for Peace: https://flowersandbombs.blogspot.com/

ブログ「7世代に思いをはせて」https://nanasedai.blogspot.com/

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https://www.mag2.com/m/0000273399.html

 

科学を装ったガラクタを徹底検証で暴いた
必読の書

2026年9月19日土曜日

【第936号】新任の国連特別報告者と科学への権利

 「どんなことも7世代先まで考えて決めなくてはならない」

ネイティブ・アメリカン(イロコイ族)の格言

                                         

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今週の9月14日は、ジュネーブの国連人権理事会において、

有害物質に関する特別報告者が提出した報告書

「永遠の化学物質と人権」についての会合がありました。

 

私もこの報告書作成のための情報提供の段階から注目してきましたが、

この報告書を作成したマルコス・オレリャーナ氏は任期を終え、

新たに着任した有害物質に関する特別報告者、

ベサニー・カーニー・アルムロート氏が、

どのように前任者の報告書を展開していくのか、

不安と期待が入り混じりながら、彼女の初めてのスピーチを聞きました。

 

不安は、吹っ飛びました!

国際環境法の専門家である前任者が打ち立てた「PFAS汚染は人権問題」という枠組みを、

有害物質と環境の科学者であるアルムロート氏が、

今度は、「科学への権利」という視点を強化して、

人権を守り、救済を促進していくという姿勢が顕著でした。

 

彼女のスピーチから一部抜粋します。

 

「第二の優先事項は、科学と人権の接点を強化することです。

人々は自らが知らないリスクから身を守ることはできませんし、

国家も信頼できる証拠なしには効果的な政策を策定できません。

有害物質に関する不可欠な情報が手に入らなければ、

裁判所は正義を実現することができません。

 

科学の進歩を支援し、

権利が脅かされている人々が知識にアクセスできるようにすると同時に、

利益相反や偽情報、意図的に作り出された疑念から、

独立した科学を守らなければなりません。」

 

彼女も科学者として、

科学が、利益相反の大企業からの偽情報や、

まっとうな研究への黙殺や妨害などで

不当に扱われてきたことに

とても憤慨してきたのではないかと思いました。

 

現在のPFASだけでなく、

古くはタバコ、そして放射性物質も、

その有害性を企業などの利益のために

歪められてきたものでしょう。

 

そして、スピーチの締めくくり

「有害物質による汚染は、時に発展に伴う避けられない代償として語られますが、

私はその前提を認めません。


科学は、何が害をもたらすのかを特定する助けとなります。

人権は、なぜその害が重大な問題なのか、誰の権利が守られるべきか、

そして誰に責任があるのかを教えてくれます。

被害を受けた人々の知識や経験は、

有意義な解決策に何が必要かを理解する助けとなります。


結局のところ、私たちのなすべきことは、

有害物質をより効率的に管理することではありません。

あらゆる場所の人々が、有害物質のない環境で生活し、働き、学び、遊び、

そして次世代を育んでいけるようにすることなのです。」

 

 

わくわくしながら日本語訳した

新たな有害物質に関する特別報告者アルムロート氏の

国連デビューのスピーチ。

 

ブログに掲載しましたので、ぜひお読みください。

 

■国連報告書「永遠の化学物質(PFAS)と人権」から考える日本への提言

小橋かおるブログ Words for Peace 2026/8/12

https://flowersandbombs.blogspot.com/2026/08/

 

最初に報告書の解説がありますが、スクロールしていくと、

アルムロート氏の顔写真があり、

その後に彼女のスピーチの主要部分を掲載しています。

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++ 今週の気になるニュース  ++

 

■震災避難者“住宅無償提供終了後も居住”支払い命じた判決確定

NHK NEWS 2026年9月14日

https://news.web.nhk/newsweb/na/nd-20260914de50157

「三浦裁判官「区の対応 妥当性欠く」反対意見

検察官出身の三浦守裁判官は、反対意見で「2017年4月以降、夫の重篤な病状で気仙沼市に戻れなくなり、2018年3月末までの間に宮城県の公営住宅などに転居することは極めて困難な状況にあった」としました。

そして、できる限り早期に安定した住宅が確保できるよう、目黒区が宮城県と必要な協議を行うべきだったのにこれを怠り、無償提供を終了したとして、「区の対応は災害救助法の趣旨に反し、居住の安定の利益を害するもので、社会通念上著しく妥当性を欠く」と指摘しました。

そのうえで、女性の事情を考慮して、家賃などの支払いを求めることが権利の乱用にあたるかどうか必要な検討をしていないとして、東京高裁で審理をやり直すべきだとしました。」

  ↑

この反対意見こそが、国内避難民の人権に関する特別報告者が

訪日調査を経て出した報告書の勧告に沿う意見でしょう。

 

もしも重大事故を起こせば、近畿圏の何千万人もの人生を根底から覆す発電機。

50年以上も前のテクノロジーに固執するのは関電の企業利益のため?

私には、正気とは思えません。

  ↓

■関電美浜原発3号機また手動停止 5月にもトラブル 

2次系で水滴落下、環境影響なし

福井新聞 2026/9/18

https://news.yahoo.co.jp/articles/9043eecd1087e6eb23ca485c42e8770cf1ad0a6a

「2011年の東京電力福島第1原発事故後、再稼働した県内原発で原子炉の手動停止が立て続けに起きるのは初めて。美浜3号機は今年12月で運転開始から50年となる。」

 

■塚本晋也監督『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』

ベネチアで日本映画初の“金の小獅子賞”「何物にも代えがたい」

オリコンニュース 2026/9/12

https://news.yahoo.co.jp/articles/25e25c0ca9e3789112485182d7212423b82f58fc

「レオンチーノ・ドーロは1989年に創設され、今回で38回目を迎える。

イタリア全20州から選ばれた18歳の高校生20人が審査員を務める、

同国で広く親しまれている賞。」

  ↑

戦争の現実を若者に知らせたい!とのネルソンさんの強い思いが、

これからも届いていくようで、私もほんとうにうれしいです

 

 

 

++ イベント紹介 ++

 

☆記念の集い「子どもを被ばくから守る会」発足

子ども脱被ばく裁判報告集「あきれ果てても、あきらめない」出版

〜なぜ、子どもたちは守られなかったのか〜

日時:9月27日(日)13:45〜16:45

会場:高槻市総合市民センタークロスパル 視聴覚室5F

資料代:500円

 

第1部 講演「なぜ、子どもを放射線から守ることが大切なのか・市民運動の役割」

講師:藤岡毅さん(日本放射線リスク評価委員会事務局長)

第2部:対談「二度と大切な人を被ばくさせないために」

話し手:和田秀子さん 聞き手:片岡輝美さん

主催:子どもを被ばくから守る会

詳細:https://kodomodatsuhibaku.blogspot.com/2026/08/blog-post.html

  ↑

私も応援しています

 

いよいよ、近づいてきました!

☆ベテランズ・フォー・ピース(VFP)講演会@KOBE

神戸空港が軍事利用される?

戦争のリアルを元米兵・元自衛官に聞いてみよう!

日時:2026年10月6日(火) 18:30~20:40(18時開場)

会場:神戸市立中央区文化センター 会議室1001+1002(先着100名)

  JR・阪急・阪神・市営地下鉄山手線三宮駅から徒歩6分 神戸市役所西側    

参加費:1000円(25才以下無料)

通訳&コーディネーター:レイチェル・クラーク

 

= 登壇予定者 =

ケリー・ワッズワース(博士):米国長老派教会の聖職者。19年以上にわたり地域の会衆、医療施設、米軍に勤務。

ベンニャ・マルティネス: 25歳で米海兵隊に入隊。戦地への派遣を2度経験。

形川健一(なりかわけんいち):元自衛官。2012年アフリカのジブチ派遣を機に自衛隊と日本に疑問を感じ2014年依願退職。

 

●プレイベント 元自衛官・形川さんを囲む会(無料・カンパ歓迎)

10/6の午後3時より同センターの1003会議室(先着20名)にて、

空港や港が自衛隊に利用されるリアルを、形川さんに伺います。

 

午後の囲む会、夜の講演会とも 申し込み不要です。

問い合わせ:kaorukobashi@hotmail.com (小橋)

主催:2026VFPピース・スピーキングツアー@KOBE

詳細:https://whatsnew-on-flowersandbombs.blogspot.com/2026/07/2026kobe.html

 

 

 

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 素晴らしい夢をみて、それを行動に移せ

                       ナバホ族の格言

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♪ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。 ♪

 

 

 

♪♪ 発行者プロフィール ♪♪

小橋かおる 「花と爆弾-もう、戦争の暴力はやめようよ-」著者。

2004年の出版以来、アフガニスタンとイラクの子どもたちの支援を続けています。

2011年からは福島の子どもたちの健康を守る活動も支援させてもらっています。

さよなら原発神戸アクションの共同世話人も努めています。

できることをコツコツ、じわじわ続けたいと思います。

「花と爆弾」HP:https://hanabaku.blogspot.com/

ブログ「花と爆弾」Words for Peace: https://flowersandbombs.blogspot.com/

ブログ「7世代に思いをはせて」https://nanasedai.blogspot.com/

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             新任の有害物質に関する特別報告者、

ベサニー・カーニー・アルムロート氏