「どんなことも7世代先まで考えて決めなくてはならない」
ネイティブ・アメリカン(イロコイ族)の格言
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今週は、15年前の大地震と津波によって引き起こされた
東京電力福島第一原発事故による被害についての本を2冊読みました。
1冊目は、「あきれ果てても、あきらめない」。
福島地裁から始まった「子ども脱被ばく裁判」の記録です。
被ばくの許容量を福島県だけ20倍にされた不条理など、
子どもたちを被ばくから守らなかった行政の責任を追及した裁判でしたが、
裁判所は、行政に責任はないとしました。
判決の理由は、司法とは思えない理由。
裁判官は、国際放射線防護委員会(ICRP)という名の、
はっきり言えば原子力推進の民間組織の勧告を、
日本国の法律よりも優先したのです。
なぜ、このように国民に被ばくを押し付ける判決が
まかりとおってしまうのかを探り、
警鐘を鳴らしているのが、
2冊目の本「南海トラフ大地震でも原発は大丈夫という人々」です。
2014年に関西電力大飯原発3・4号機の運転差し止めを命じる判決を下した
元福井地裁裁判長の樋口英明さんが書かれたものですが、
原発推進という国策にただ従う、
現在の裁判官たちへの呼びかけのようにも思える文章を抜粋します。
*「なぜ、国民によって選出されたわけでもない裁判官が、
国策に関わる重大な決定ができるのだ」という質問に対して
裁判官が明確な答えをもっていないと、どうしても国寄りの判断になりがちです。
(中略)
裁判官は、「国策に関わる事項が、
憲法と法律に照らして正当性があるのかどうかを判断しなさい」と
憲法に命じられているのです。
これが法の支配です。*
日本国憲法の三大基本原則は、国民主権、平和主義、基本的人権の尊重です。
法の支配に基づき、三権分立の一角の司法として
日本国憲法に則った判断をしないで、
何が裁判官なのでしょう?
樋口さんの思いが、現在の裁判官に届き、
日本の司法がよみがえることを
国民として願う・・・では、足らず、
主権者として命令したいというのが私の思いです。
= 2冊の本 =
■「あきれ果てても、あきらめない 東京電力・福島第一原発事故を問う
子ども脱被ばく裁判
なぜ、子どもたちは守られなかったのか」
子ども脱被ばく裁判の会 (編) ままれぼ出版局 2026年刊
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784910457116
■「南海トラフ大地震でも原発は大丈夫という人々」
樋口英明著 旬報社 2023年刊
https://www.junposha.com/book/b630109.html
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= 熊本地震 =
7月28日、熊本県を震源とする最大震度7の地震が発生し、
甚大な被害が出ています。
亡くなられた方、またこの酷暑の中、被害にあわれた方たちのことを思うと、
とても胸が痛みます。
私にできることは限られていますが、
いつも迅速適切な支援活動を展開されている神戸の団体を
寄付先のひとつの選択肢として、ご紹介いたします。
↓
■【2026年熊本地震対応開始】被災地支援活動にご支援をお願いします
被災地NGO恊働センター
https://congrant.com/project/ngokobe/605
「被災地NGO恊働センターは、阪神・淡路大震災以来、災害に即座に反応し、被災地の支援を行なって参りました。特に災害直後だけでなく息の長い復興支援を行うことを大切にし、「最後の一人まで」をモットーに活動を展開しています。」
++ 今週の気になるニュース ++
■熊本地震48時間後でも整わぬ「TKB」 10年前と変わらぬ避難所
朝日新聞 2026年7月30日
https://www.asahi.com/articles/ASV7Z2DR3V7ZTIPE00QM.html
災害発生から48時間以内に環境を整えることが重要だとされる「TKB」
清潔なトイレ(T)、温かい食事を出せるキッチン(K)、段ボールのベッド(B)は、
今も届いていないとのこと・・・。
この災害が多い国で、なぜ準備ができていないのか・・・。
■リニア静岡工区の問題点、国連で紹介へ
「水を利用できない場合は人権侵害」と市民団体訴え
中日新聞 2026年7月22日
https://www.chunichi.co.jp/article/1284665
「リニア中央新幹線の静岡工区着工を巡り、国連人権理事会のビジネスと人権作業部会の担当者が21日、静岡市を訪れ、自然保護を訴える県内の市民団体と面会した。」
上記の担当者は、PFAS汚染問題でも、「汚染者負担の原則」を強調されている方です。
安全な水へのアクセスの確保は人権問題という認識の高まりを期待します。
そのPFASですが、
今年4月から水道水の要検討項目になった8つのPFASの値が公表され始めました。
今週、神戸市と西宮市の公表を確認しました。
2市の違いは、西宮市が水質基準となったPFOAとPFOSも分けて公表しているけれど、神戸市はPFOAとPFOS合算の値の公表であること。
西宮市の公表の仕方が、お手本になりそうです。
あなたの自治体の水道水も、確認してみてください。
参考サイト
〇神戸市のサイト
https://kobe-wb.jp/suishitu/suidou-hozen/
〇結果公表のお手本になりそうな西宮市のサイト
https://www.nishi.or.jp/kurashi/suido/suishitsukijun/PFOSPFOA.html
= ブログ紹介 =
今年4月から水質基準となったPFOAとPFOS合計で50ng/Lという値が、
欧米と比べるとけた違いにゆるくなったその訳と過程がまとめられた本について、
先週少しだけ紹介しましたが、もう少し詳しく紹介するブログを書きました。
■黒を灰色にする過程:『灰色の鎖 PFAS汚染列島』読書メモ
https://flowersandbombs.blogspot.com/2026/07/
++ イベント紹介 ++
☆8・6ヒロシマ国際対話集会2026~反核の夕べ
日時:2026年8月6日‘(木) 13:30~17:30
会場:広島弁護士会館
今回は、フランスによるサハラでの「核実験」とその被害を記録したドキュメンタリー映画が上映されます。また、中東・アフリカ・アジアを経て、今春より広島に赴任した翁長忠雄さんの基調講演や福島からの避難者である阿部昭比古さん、被爆者で栗原貞子の研究者である松本滋恵さん、フランス領ポリネシアの被害者プアライさんのパネリストなどをお招きします。豊かな内容で学びの多い場です。核による被害は、国境を越えます。みな核の被害者になるという立場からともに考えたいとおもいます。ぜひご参加ください。
当日、参加できない方は、後日録画配信をしますので、下記のフォームよりお申し込みください
詳細:https://www.hanwahiroshima.org/
事後配信申し込みはhttps://forms.gle/JYUoaRC5qy3WmHCd7
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私も事後配信に申し込みました♪
☆『被ばく「封じ込め」の正体〜広島・長崎・ビキニ・福島の声から』
オンライン連続読書会 第4回 (テーマは黒い雨訴訟と内部被ばく)
日時:2026年8月12日(水)20:00~21:30
場所:オンライン(zoom)
参加費:無料(カンパ歓迎)
お申し込みは、下記フォームよりお願いします。
読書会前日にzoom情報をメールでお届けします。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSe2BxxYdpF1VReFn9pAmvablnRnEkJqTIITnQAke4tvGGFvow/viewform
主催:さよなら原発神戸アクション
詳細:https://sayogenkobe.blog.fc2.com/blog-entry-279.html
司会進行を務めていますので、ご都合よろしければ☆
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素晴らしい夢をみて、それを行動に移せ
ナバホ族の格言
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♪ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。 ♪
♪♪ 発行者プロフィール ♪♪
小橋かおる 「花と爆弾-もう、戦争の暴力はやめようよ-」著者。
2004年の出版以来、アフガニスタンとイラクの子どもたちの支援を続けています。
2011年からは福島の子どもたちの健康を守る活動も支援させてもらっています。
さよなら原発神戸アクションの共同世話人も努めています。
できることをコツコツ、じわじわ続けたいと思います。
「花と爆弾」HP:https://hanabaku.blogspot.com/
ブログ「花と爆弾」Words for Peace: https://flowersandbombs.blogspot.com/
ブログ「7世代に思いをはせて」https://nanasedai.blogspot.com/
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