2021年2月27日土曜日

【第646号】気になる格納容器・・・

 「どんなことも7世代先まで考えて決めなくてはならない」

ネイティブ・アメリカン(イロコイ族)の格言 

゜★。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★

2月13日に福島県、宮城県を襲った震度6強の地震から1週間後の19日に、

福島第一原発の事故で破損した格納容器が、さらに破損したのか、

溶け落ちた核燃料(デブリ)を冷やすための水の水位と、

水素爆発を防ぐために注入している窒素の圧力が、

ともに低下しているとのニュースが入りました。

注入量を増やしても、今週も低下は続いているとのことです。


格納容器の破損が広がったと考えると、

これまで以上に放射性物質が放出されている可能性がありますが、

東京電力は、周囲のモニタリングポストに変化はないと発表しています。



ここで私が懸念するのは、

2013年に、福島第一原発3号機のがれき撤去作業の影響と思われる

米の放射能汚染が、南相馬市で確認されたことです。

詳細は、青木美希氏の『地図から消される街』第4章をお読みいただきたいのですが、

要約すると、

2013年に米の放射能汚染を察知した農水省が、

原因を調査したところ、

福島第一原発3号機のがれき撤去作業により、

大量の放射性物質が放出され(4時間で4兆ベクレル) 、

当時の風に乗って、南相馬市の田園に降下、

米を汚染したと考えられました。


しかし、いろいろな紆余曲折を経て、

結局、東電も原子力規制庁を筆頭とする政府も

放出量をどんどん少なく見積もり(1100億ベクレル)、

この米の汚染の原因は「わからない」という結果に「調整」しました。


この「調整」のひとつに使われたのが原発敷地内のモニタリングポストです。

この敷地内のモニタリングポストは標高が低く、

3号機の地上50メートルから放出された放射性物質は、

敷地内に落ちることなく、

そのまま風にのって原発敷地外に流れ、

南相馬市に降下したのでは?とも考えられます。



今回も、東電が発表するモニタリングポストの値だけでは、

実態を把握できないのでは?と、私は危惧します。



汚染の原因を「わからない」とした目的は、

原発再稼動と避難者の帰還促進のためと推測されています。


オリンピック開催に邁進するこの国が、

今またどのような「調整」を画策しているのか・・・



10年経っても、デブリの様子も格納容器の様子もわかっていない現実、

また政府からもメディアからも、重要な情報を期待できない状況を、

今更ながらに痛恨します・・・。


あらゆるモニタリングポスト、

また、あなたのガイガーカウンターを注視することが、

自分や家族を守るために、今、せめてできること・・・。


これ以上の破損が起きないこと、

余震がこないこと、津波がこないことを祈るしかない、

福島第一原発事故から10年後の2021年2月です。




= 関連サイト =

■地震影響 福島第一原発 原子炉の格納容器 水位低下傾向続く

NHK NEWS WEB 2021年2月23日

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210223/k10012881251000.html

「水素爆発を防ぐため格納容器には窒素が注入され圧力が高くなっていますが

1号機では大気圧との差を計測する圧力計の値が1.2キロパスカルから

0.1キロパスカルまで下がりほぼ大気圧になっているということです。」


参考文献

『地図から消される街 3.11後の「言ってはいけない真実」』

青木美希 著 講談社現代新書 2018年刊

゜★。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★




++ 今週の気になるニュース  ++

■社説(2/22):福島移住に200万円/最後の避難者まで支援を

河北新報 2021年02月22日

https://kahoku.news/articles/20210221khn000022.html

    ↑

どのような事態になっているかも分からない事故原発の周辺地域に

人々を移住させるために、私たちの税金が使われます。

本来なら、被害者の方々が、より安全な場所に移住するために使われるべきだと思います。



■小泉環境相 除染土を福島県外で最終処分 国民理解へ活動強化

NHK NEWS WEB 2021年2月19日 

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210219/k10012877321000.html

 ↑

環境省は福島県外の除染によって発生した放射性汚染土を、

30cmの覆土で埋立処分しようと計画しています。

放射性汚染土が土砂崩れや洪水によって環境中に放出され、

そこに含まれる放射性微粒子を吸いこむことは非常に危険です。

放射性物質は徹底管理が原則です。

なんとしてもこのような計画は止めなくてはなりません。


今後、このような放射性物質拡散を止めるために、これまで以上に動くつもりですが、

3月24日に放射性汚染土についてお話させていただきます。

    ↓

☆ 福島第一原発事故から10年~放射性汚染土の拡散を止めるために~

日時:2021年3月24日(水)午前10時30分~12時

講師:神戸大学英語講師、さよなら原発神戸アクション共同世話人 小橋 かおる


福島第一原発事故に伴う除染で出た「除去土壌=放射性汚染土」のゆくえをご存じですか?

 環境省は「除去土壌」のうちセシウムで8000ベクレル/kg以下の放射性汚染土を、

農地や公共事業で再利用できるよう法整備に取り組んでいます。

これは低レベル放射性廃棄物として厳重保管されるべき80倍の数値となり、

これが実施されれば日本全体の土壌、農地の安全性が危ぶまれ、

汚染の拡散による被曝が現実となります。

「放射性物質は公害で、受け入れられない」という事を、兵庫県や神戸市に訴え、

自治体での規制の必要性を求めこの問題に取り組まれている

小橋さんのお話をお聞きして、放射性汚染土についての現状、

そして私たちに出来ることは何かを学びたいと思います。


●会場:神戸学生青年センターホール

(阪急六甲下車徒歩3分、JR六甲道下車徒歩15分)

●参加費:600円 ※託児(無料)があります。必要な方は前々日までに予約してください。

●主 催 : (公財)神戸学生青年センター https://ksyc.jp

詳細:http://whatsnew-on-flowersandbombs.blogspot.com/2021/01/10.html



++ イベント紹介 ++

☆子どもを被ばくから守るために@Zoom茶話会

~3.1子ども脱被ばく裁判判決@福島地裁 報告と今後~

日時:2021年3月9日(火)19:00~21:00

会場:Zoom(URLなどは、詳細をご覧ください。)

参加費:無料・カンパ歓迎 (zoomをお使いの方なら、どなたでも大歓迎です。)


予定内容

・判決報告など:今野寿美雄(こんのすみお)さん

1964年、浪江町生まれ。3.11事故の前までは福島や女川、東海の原発、JAEA

もんじゅなど原子力関連の現場で電気設備や機器の建設・点検作業などにあたる。

被災後は全町避難となった浪江町から福島市に避難。それまでの仕事をやめ、

現在は被災地の支援活動、「子ども脱被ばく裁判」原告団代表、

他の原発関係訴訟の支援者として活動中。

・対談(予定): 今野寿美雄さん 森松明希子さん(原発賠償関西訴訟原告団長)

・交流タイム:参加者との意見交流の時間も予定しています。

詳細:http://sayogenkobe.blog.fc2.com/blog-entry-216.html

主催:さよなら原発神戸アクション




++ ++ ++ ++

 素晴らしい夢をみて、それを行動に移せ

                       ナバホ族の格言 

++ ++ ++ ++



♪ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。 ♪



++ 「7世代に思いをはせて」バックナンバーについて  ++

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2019年4月15日よりメールマガジン発行媒体のまぐまぐ!さんのサービス変更のため、

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その後の投稿は下記のブログに転載する形で、

バックナンバー公開を私なりに続けています。ご活用ください。

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♪♪ 発行者プロフィール ♪♪

小橋かおる 「花と爆弾-もう、戦争の暴力はやめようよ-」著者。

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できることをコツコツ、じわじわ続けたいと思います。

「花と爆弾」HP:https://hanabaku.blogspot.com/ ←2020年5月より新しくなりました

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そろそろ春を感じる2月末です



2021年2月20日土曜日

【第645号】あるカップルが教えてくれた日本の失敗の原因

「どんなことも7世代先まで考えて決めなくてはならない」

ネイティブ・アメリカン(イロコイ族)の格言 

゜★。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★

今週は、選択制夫婦別姓を求めるカップルのドキュメンタリーを

ETV特集で観ました。


世界的にも、夫婦同姓を強制する国は日本だけだそうで、

なぜ国として夫婦同姓に固執するのか、私にはずっと理解不能でしたが、

この特集を観て、私なりにですが、

明治以降の日本の国家観がよくわかり、

一部の保守と呼ばれる政治家たちによる固執の理由もわかり、

またそれが日本の戦前、現在の失敗の原因だと腑に落ちました。


時代劇を観れば誰でもご存じのとおり、

江戸時代までは夫婦でも別姓が当然だった日本ですが、

なぜ明治から夫婦同姓になったか?


「明治維新で天皇を中心とした国を作ろうとしたが、

国民は天皇を知らなかった。

そこで、家族同姓の戸主制度を作って、

天皇を家長とした家族的国家観を示した」というような説明を、

特集の中で研究者がされていました。


すなわち、戸主に家族の中で大きな権限を持たせ、

それになぞるように、国という家では、

天皇が大きな権限を持つという感覚を

国民に植え付けるという政策です。


戸主はあらゆる決定権を持ち、

家族はその決定に従うのみ・・・

想像しただけでも息が詰まりますよね?


もう少し想像してみましょう。

もしもあなたの家で、おじいちゃんがあらゆる決定権を持ち、

時代の変化も、新しい法律も、新しい技術も理解できないままなのに、

それを認めないで、

彼の限られた知識と経験で、

家族に関することをすべて決定してしまったら?

家族はたまったものではないですよね?

現在の日本社会の縮図のようです。


例えば(ステレオタイプで恐縮ですが)、となりの家族は、

お母さんがご近所の情報を、

お兄さんが便利なアプリの使い方情報を、

お姉さんが留学先で得た異文化情報を持ち寄って、

いろいろ話し合いながら

皆にとって最善になるように決めているとしたら。


危機が迫ってきたとき、

どちらの家族が危機を回避して

生き延びられるでしょう?


日本が、約80年前、アメリカと戦争するという無謀な行動にでたことも、

現在、世界の男女平等ランキングで121位と低迷し、

経済的にも失われた「30年」の中で、貧困が広がっていることも、

原因は同じと私には思えます。


戸主または天皇(国家権力)に権限を集めて、

多様な意見を聞かないことを是とする感覚。

日本のこれまでの失敗の原因が、

この夫婦同姓制度に現れている・・・

それを痛感させてくれたETV特集でした。




= 関連サイト =

■ETV特集「夫婦別姓 “結婚”できないふたりの取材日記」

https://www.nhk.jp/p/etv21c/ts/M2ZWLQ6RQP/episode/te/Z92N6V4P7Z/

2月22日(月)午前0:45(すなわち21日の夜)から再放送の予定です。


このETV特集で最後の10分ぐらいに登場する亀井静香氏。

1996年に一度夫婦別姓が実現しそうになったことがありましたが、

その時も、今でも夫婦別姓に反対している亀井氏によると、

「日本は天皇の国だから、いちいち国民につきあってられない」ということだそうです。

このように一部の保守政治家は、

日本が国民主権の民主主義国ということを理解していないようです。


亀井氏の発言は朝日新聞の記事でも取り上げられています。

■別姓願う夫婦に「付き合ってられない」 亀井静香氏

朝日新聞DIGITAL 2021年2月18日

https://www.asahi.com/articles/ASP2L67GTP2LUTIL02J.html


酷い発言ですが、これを契機にでも、選択制夫婦別姓が進むことを願います。

゜★。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★



++ 今週の気になるニュース  ++

■明石市長「歴史の汚点」「罰則適用しない」 改正感染症法を強く批判

神戸新聞NEXT 2017/2/17

https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202102/0014086850.shtml

「泉市長は「罰則を科すと差別を助長するだけでなく、

恐れた感染者が申し出られなくなり、かえってまん延につながる」と強調。

「むしろ入院できない事情に耳を傾け、

その原因を取り除く支援をするのが行政の役割だ」と訴えた。」

その通りだと思います。


■原発事故、東京高裁が国の責任認める 千葉避難者訴訟、高裁2例目

毎日新聞 2021/2/19

https://mainichi.jp/articles/20210219/k00/00m/040/112000c

千葉地裁では国の責任を認めない判決でしたが、

東京高裁で原告側が逆転勝訴です。

原発事故を繰り返さないために、責任をしっかり取らせることが必須だと思います。


心配なニュースが飛び込んできました。

■原子炉格納容器の水位30センチ以上低下 

福島第一原発1、3号機で 震度6弱の地震の影響か

東京新聞2021年2月19日

https://www.tokyo-np.co.jp/article/87052


2月13日、震度6の地震に襲われた福島、宮城の皆さまには、

心からお見舞い申しあげます。

私たちは新型コロナ、そして原子力事故の

ふたつの緊急事態宣言下にあることを思い知らされます。



++ イベント紹介 ++

☆3・11東京電力福島第一原発事故から10年~Another 311を回避せよ!

2011年3月11日の東日本大震災が引き金となった

東京電力福島第一原発事故から丸10年を迎えます。

日本政府、電力会社は、10年を契機に関心が薄れると見越してか、

運転開始から40年を超える原発の再稼動に向けて着々と動いています。

 その老朽原発は、神戸からも100キロほどしか離れていない

福井県の若狭湾にある原発群。老朽原発の危険性を、

原発立地自治体のひとつ福井県美浜町でずっと訴え続ける松下照幸さんと、

はんげんぱつ新聞編集委員の末田一秀さんにじっくりと聞き、

今後の脱原発への道を模索します。

次に起こりうる原発事故から私たちの神戸、近畿、そして日本を守るために。


日時:2021年2月27日(土)14:00~16:30

会場:Zoom(URLは下記のさよなら原発神戸アクションのブログに掲載)

参加費:無料・カンパ歓迎

(zoomをお使いの方なら、どなたでも大歓迎です。)

= 講師 =

松下照幸さん(福井県美浜町議会議員)

松下さんの40年の活動を記録したドキュメンタリー映画

『40年 紅どうだん咲く村で』サイトhttps://benidoudan.themedia.jp/

末田一秀さん(はんげんぱつ新聞編集委員)

『はんげんぱつ新聞』サイトhttps://cnic.jp/hangenpatsu/


主催:さよなら原発神戸アクション

詳細:http://sayogenkobe.blog.fc2.com/blog-entry-212.html

♪私が司会を務めます♪




☆神戸市政カフェ@ZOOM「こどもの居場所作り」

高橋ひでのり(神戸市議)は、2/26の神戸市議会(予算代表質疑)で

「子どもの居場所づくり」について質問をします。

そのときの市の回答をこの神戸市政カフェでお伝えし、

これからの「こどもの居場所作り」について

参加者の皆さんと意見・情報交換をしたいと思います。


日時:2021年2月27日(土)10:00~11:30

参加費:無料(垂水区以外の方もご参加いただけます)

主催:高橋ひでのりと市政を考える会

詳細 https://www.shiminnokaze.com/takahashi/post-1051/

私も参加します♪



++ ++ ++ ++

 素晴らしい夢をみて、それを行動に移せ

                       ナバホ族の格言 

++ ++ ++ ++



♪ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。 ♪



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これまでのバックナンバー公開がなくなりました。

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夫婦別姓を求めるカップルの
幸せを祈って
(いつもは自分で撮った写真なのですが、
今回はネットからお借りします(*^_^*)


 

2021年2月13日土曜日

【第644号】女性差別発言の思い出

「どんなことも7世代先まで考えて決めなくてはならない」

ネイティブ・アメリカン(イロコイ族)の格言 

゜★。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★

もうかれこれ32年も前の話になりますが、

当時、私はオーストラリアに留学していて、

プログラミングのクラスを受講していました。

たまたま、教師も学生も、私以外は全員男性でした。


開始1週間目ぐらいの授業でだったか、

テキストに「あなたの上司が~~なら、

あなたは、彼または彼女にどのように回答しますか?」みたいな文章があって、

中東のある国からの留学生が、

「俺は女の下なんかで働かない!」のような発言をしました。


それまで、目の前でこのような発言をする人を見たことがなかったので、

一瞬、あまりの驚きに私はその学生を凝視するのみでしたが、

男性教師がすかさず、

「この国ではそのような発言は絶対に許されない」と強く諭し、

その後は問題なく半年の講義は終わりました。



その数年後、日本で私が大学教員を始めた頃、

学内でのあるカジュアルな会で、

たまたま、私以外は全員男性教員という場がありました。


どのような発言かは具体的には忘れたのですが、

ある高齢の教員が、女性軽視的な発言をしました。

さて、どうしようと一瞬考えていた時、

他の中年の教員が、

「そのような発言は、今の時代では問題ですよ。」と

やんわりと諭され、

他の方もうなずいていらしたので、

私が声をあげる必要もなく、

それ以上の問題は起こりませんでした。


これは20世紀の私の体験談です。



21世紀も20年も経って、

森氏や、後任に名前があがった川渕氏が、

「普通は当たり前と思うことも、

今はセクハラ、パワハラという時代だから」*

という認識なのが、不思議でなりません。


森氏も川渕氏も、

30年前はまだ50代だったでしょうに。

私の代わりに声をあげてくれた

あの男性教員たちと同じ年代だということを考えると、

これは老害などではなく、

第一には個人の問題だと思います。


そして、第二には、

これまで誰も諭してくれる人が彼らの周りにいなかったこと、

もしくは、組織の論理がそれが許されなかったことでしょう。



でも、時代はとっくに変わっている。

だから、今、女性だけではなく、

多くの男性も女性差別はいけないと声をあげている・・・


「この国ではそのような発言は絶対に許されない」

私が32年前にオーストラリアで聞いた言葉が、

日本でも当然のこととなるのは近いと、

私は思います。



= 関連サイト =

*毎日新聞に掲載されて記事を紹介する望月優大氏のツイートから引用。

https://twitter.com/hirokim21/status/1359891290297495553


今回のことをきっかけに、日本社会が変わることを願い、

優秀な日本人女性が世界に出て行っている実態の記事を紹介します。

    ↓

■男性ばかりの会議から見えてくる日本の未来 食い止める術は

Forbes Japan 2021/02/12 

https://forbesjapan.com/articles/detail/39733

゜★。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★



++ 今週の気になるニュース  ++

いつまでも原発にしがみつく発想も、30年以上変わりませんね。。。

止めましょう。

■原発7基の新増設計画を維持 首相の脱炭素宣言で解禁模索

共同通信2021/2/8 

https://this.kiji.is/731480042224549888



東北、関東、いえ、日本全国の皆さま。

除染土という名の放射性汚染土が、30センチの覆土をしただけで

埋められようとしています。止めましょう。

■宮城・丸森で除染土処分試験 東北で初 草木と分別、安全性検証 環境省

河北新報 2021年02月07日 

https://kahoku.news/articles/20210207khn000005.html



++ イベント紹介 ++

☆3・11東京電力福島第一原発事故から10年~Another 311を回避せよ!

2011年3月11日の東日本大震災が引き金となった

東京電力福島第一原発事故から丸10年を迎えます。

日本政府、電力会社は、10年を契機に関心が薄れると見越してか、

運転開始から40年を超える原発の再稼動に向けて着々と動いています。

 その老朽原発は、神戸からも100キロほどしか離れていない

福井県の若狭湾にある原発群。老朽原発の危険性を、

原発立地自治体のひとつ福井県美浜町でずっと訴え続ける松下照幸さんと、

はんげんぱつ新聞編集委員の末田一秀さんにじっくりと聞き、

今後の脱原発への道を模索します。

次に起こりうる原発事故から私たちの神戸、近畿、そして日本を守るために。


日時:2021年2月27日(土)14:00~16:30

会場:Zoom(URLは下記のさよなら原発神戸アクションのブログに掲載)

参加費:無料・カンパ歓迎

(zoomをお使いの方なら、どなたでも大歓迎です。)

= 講師 =

松下照幸さん(福井県美浜町議会議員)

松下さんの40年の活動を記録したドキュメンタリー映画

『40年 紅どうだん咲く村で』サイトhttps://benidoudan.themedia.jp/

末田一秀さん(はんげんぱつ新聞編集委員)

『はんげんぱつ新聞』サイトhttps://cnic.jp/hangenpatsu/


主催:さよなら原発神戸アクション

詳細:http://sayogenkobe.blog.fc2.com/

♪私が司会を務めます♪




++ お薦め動画 ++

兵庫県民の皆さまへ

兵庫県は地球温暖化対策推進計画案について 2月16日 まで

意見募集(パブリックコメント)をしています。

https://www.kankyo.pref.hyogo.lg.jp/jp/info_list/21715


何を書いたら良いかな?と思われたら、ぜひ

「2/16締切! 丸尾県議と兵庫県温暖化対策に意見を書こう!」をご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=r72bue6rQgc&feature=youtu.be


丸尾議員の解説で、兵庫県がどのような政策を持っているのか、

また足りないところはどこかがよく分かりました。

締め切りは2月16日ですので、ぜひこの30分ほどの動画を参考に、

兵庫県に「こうして、ああして」と意見を送りください。



++ ++ ++ ++

 素晴らしい夢をみて、それを行動に移せ

                       ナバホ族の格言 

++ ++ ++ ++



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明日はバレンタイン・デー
欧米では男性が女性に花やプレゼントを贈るのが通例ですが、
なぜか日本では女性が男性にチョコと定着。
これも不思議な展開ですね。

2021年2月6日土曜日

【第643号】もしもメンバーの3割が女性なら・・・

「どんなことも7世代先まで考えて決めなくてはならない」

ネイティブ・アメリカン(イロコイ族)の格言 

゜★。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★

今週は、日本の元首相でもあり、

現在、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長による

会議で女性の発言を制限する必要があるかのような発言が、

世界的に波紋を呼びました。


日本でも、森会長の発言は許されないと、

菅首相を始め多くの人が言ってはいますが、

そのような発言をした人物を、

組織のトップから更迭するという動きは鈍いようです。


これまでも、権力を持った人物が、女性蔑視的な発言をしても、

ほんとうの意味で大事(おおごと)となってこなかった

男女差別を容認する、もしくは問題として矮小化する日本の風潮が、

またあぶり出された格好です。



想像してみましょう。

もしも、あの評議会の出席者の半分が、いえ、3割が女性だったとしたら?

あのような発言がなされたでしょうか?

発言されたとしても、参加者が首を振るとか、

司会者が軽く訂正を入れるなど、

即座に何らかの修正が行われたのではないでしょうか?



会議や重要なことを決める場所に、

女性の意見など、多様性がないことの損失を想像してみましょう。


同類のイエスマンばかりだと会議は上意下達ですぐに終わるでしょうが、

その同類メンバーでは気がつかない問題が、

いつまでも問題にされず、すなわち解決されず、

同じ問題に足を引っ張られ、

前進が難しい。


東京五輪・パラリンピック組織委員会だけではなく、

今の日本社会のあちらこちらで、

(特にコロナ禍で、あらゆる施策がうまく機能しない様を思うと)

見られる構図ではないでしょうか?



私は本職は大学英語講師なので、

女子学生ばかりでなく、男子学生にも好評の

プレゼンテーション動画を最後に紹介します。



「経済にしても社会にしても、うまくいっていないのは 

女の子に勇気を持つよう教えていないからだと思います。


この勇気の不足のために、

科学技術分野や経営幹部職や重役会議や議会や 

およそ重要な場所のほとんどで女性が少ないんです。


アメリカの経済にとって、あるいはどこの経済であれ、

成長し、真に革新していこうとするなら、

人口の半分を無駄にするわけには いかないのです。」



TED日本語 - レシュマ・サジャーニ: 女の子は完璧さよりも勇気を

https://digitalcast.jp/v/24288/



= 関連サイト =

■首相、森氏発言問題の幕引き図る?「IOCが終了表明」

朝日新聞DIGITAL 2021/2/5

https://news.yahoo.co.jp/articles/2caf5907196f7d851ebe3bf73363655511e68b74


日本の現状が簡潔にまとめられています。

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■森喜朗氏の「女性がたくさん入っている会議は時間かかる」発言を

「下支え」しているものは何か

安田菜津紀(フォトジャーナリスト) COMEO2021年2月4日

https://comemo.nikkei.com/n/n69771246ee01


権力者たちは許しても、私たちは許さない・・・1日も経たない間に5万筆!

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■「繰り返されないために」森会長の処遇検討や再発防止策求める署名5万筆

BUZZFEED JAPAN 2021/2/5

https://news.yahoo.co.jp/articles/3e1d92a0d00343bc892dffd4a8faa07998387ece

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++ 今週の気になるニュース  ++

他国は財政出動で国民の生活を守っています。

日本でもしっかり議論されることを願います。

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■日銀点検を読む:積極財政に期待、日銀は国債購入で金利上昇抑制を

=岩田規久男・前副総裁 ロイター2021年2月3日

https://jp.reuters.com/article/instant-article/idJPKBN2A30FE

「新型コロナウイルス対応の経済政策においては、

国債を大量に発行し感染拡大で打撃を受けた事業者などへの

休業補償に充てるべきだと主張。コロナが収束した後も

「マイナンバーカードなどを活用して所得と紐づけした上で、

低所得者にお金を配るというやり方が(経済の刺激に)ベターだ」との考えを示した。



この扶養紹介の問題も、当事者が声を上げることで問題が議論され、

少し前進してきたようです。

■生活保護、扶養照会緩和 厚労省方針「弾力的に運用」

中日新聞 2021年2月5日 

https://www.chunichi.co.jp/article/197014/



++ イベント紹介 ++

今回の森会長の女性軽視の発言が、

なんとなく流されていきそうな日本を見てもわかるように、

日本はいわば「人権後進国」です。日本の裁判所もとても後進的です。

この窮状を変えることができるひとつの手段は国際人権法かもしれないと、

私に思わせてくれたおふたり、藤田早苗さんとソノダさんが

パネラーとして登壇されるセミナーです。

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☆NCFOJ連続オンラインセミナー第2回

『誰でも使える国際人権法 〜福島原発事故の被災者の取り組みから学ぶ〜』

日 時:2021年2月12日(金)19時〜21時

方 式:オンラインセミナー(YouTubeライブによる視聴・チャット参加)

登壇者:ソノダさん(東電福島第一原発事故被災当事者)

    藤田 早苗さん(英国エセックス大学人権センターフェロー)

    海渡 雄一さん(弁護士)

    満田 夏花さん(国際環境NGO FoE Japan)

参加費:無 料(Peatixからご寄付も可能です)

主 催:表現の自由と開かれた情報のためのNGO連合(NCFOJ)

詳細:https://ncfoj-20210212.peatix.com/



☆3・11東京電力福島第一原発事故から10年~Another 311を回避せよ!

2011年3月11日の東日本大震災が引き金となった

東京電力福島第一原発事故から丸10年を迎えます。

日本政府、電力会社は、10年を契機に関心が薄れると見越してか、

運転開始から40年を超える原発の再稼動に向けて着々と動いています。

 その老朽原発は、神戸からも100キロほどしか離れていない

福井県の若狭湾にある原発群。老朽原発の危険性を、

原発立地自治体のひとつ福井県美浜町でずっと訴え続ける松下照幸さんと、

はんげんぱつ新聞編集委員の末田一秀さんにじっくりと聞き、

今後の脱原発への道を模索します。

次に起こりうる原発事故から私たちの神戸、近畿、そして日本を守るために。


日時:2021年2月27日(土)14:00~16:30

会場:Zoom(URLは下記のさよなら原発神戸アクションのブログに掲載)

参加費:無料・カンパ歓迎

(zoomをお使いの方なら、どなたでも大歓迎です。)

= 講師 =

松下照幸さん(福井県美浜町議会議員)

松下さんの40年の活動を記録したドキュメンタリー映画

『40年 紅どうだん咲く村で』サイトhttps://benidoudan.themedia.jp/

末田一秀さん(はんげんぱつ新聞編集委員)

『はんげんぱつ新聞』サイトhttps://cnic.jp/hangenpatsu/


主催:さよなら原発神戸アクション

詳細:http://sayogenkobe.blog.fc2.com/

♪私が司会を務めます♪




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 素晴らしい夢をみて、それを行動に移せ

                       ナバホ族の格言 

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♪ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。 ♪



++ 「7世代に思いをはせて」バックナンバーについて  ++

2008年10月から毎週土曜日に発行してきたメールマガジン「7世代に思いをはせて」。

2019年4月15日よりメールマガジン発行媒体のまぐまぐ!さんのサービス変更のため、

これまでのバックナンバー公開がなくなりました。

その後の投稿は下記のブログに転載する形で、

バックナンバー公開を私なりに続けています。ご活用ください。

ブログ:「7世代に思いをはせて」https://nanasedai.blogspot.com/

メールマガジン「7世代に思いをはせて」(無料)の登録はこちら↓

https://www.mag2.com/m/0000273399.html



♪♪ 発行者プロフィール ♪♪

小橋かおる 「花と爆弾-もう、戦争の暴力はやめようよ-」著者。

2004年の出版以来、アフガニスタンとイラクの子どもたちの支援を続けています。

2011年からは福島の子どもたちの健康を守る活動も支援させてもらっています。

できることをコツコツ、じわじわ続けたいと思います。

「花と爆弾」HP:https://hanabaku.blogspot.com/ ←2020年5月より新しくなりました

ブログ「花と爆弾」Words for Peace: http://flowersandbombs.blogspot.com

ブログ「7世代に思いをはせて」https://nanasedai.blogspot.com/


ジェンダー平等指数で長年トップを続ける
アイスランドでは、政党本部でも託児室がありました。
環境を整えることが大切です。
2017年レイキャビクにて
アイスランドに興味のある方は、拙ブログ記事、
「アイスランドで見つけたもの」をご覧下さい。
http://flowersandbombs.blogspot.com/2017/07/