2020年1月26日日曜日

【第589号】「一隅を照らす」中村哲医師のお別れ会にて

「どんなことも7世代先まで考えて決めなくてはならない」
ネイティブ・アメリカン(イロコイ族)の格言

゜★。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★
昨日の1月25日、
中村哲医師のお別れ会のため福岡へ行きました。

中村先生の普通では考えられないような偉業を、
ずっと寄付という形で支援させてもらったことへの感謝を、
何か行動で心に刻みたい・・
うまく言い表せませんが、そのような気持ちでお別れ会へ行きました。


会場のチャペルには、開場前から列が出来き、
予想を大きく上回る5000人もの方たちが参加されました。
中村先生と、一緒に落命された5人のアフガニスタンの方々の遺影に、
参列者ひとり一輪ずつ薔薇の花を手向け、
その献花の列は2時間も続きました。

中村先生の穏やかな表情の遺影の前に立ち、
遠くからは見えなかった、アフガニスタンの方々の遺影の
若い笑顔の写真を見た時、
「一体なぜこのようなことに・・・」と無念に胸が詰まりました。


後の交流会では、愛知から駆け付けたというアフガン人の男性とお話をしました。
彼は、中村先生に会ったことはないけれど、
福岡空港に先生のご遺体が到着した時も、
告別式の時も、そしてこのお別れ会にも愛知からやってきたとのことです。
「中村先生はアフガニスタンの家族。
こうしなければボクの心が痛むのです。」


また、長年「ペシャワール会」を支えてこられた
ボランティアスタッフの方々ともお話をしました。

やはり中村先生という絶対的中心人物を失って、
これからどのように活動が続けられるのか、
ほんとうに手探りで進むしかないような不安を語られた方もいらっしゃいました。

お話をお聞きしながら、
私が中村先生とペシャワール会の始められた
「緑の大地計画」を2003年からずっと応援させてもらっていること、
今日はペシャワール会の皆さんともお会いしたくて
神戸からやってきたことをお伝えすると、とても喜んでくださり、
これからも緑の大地を守るために、
智恵を絞ってがんばりましょうと語り会いました。



中村先生の「緑の大地計画」は、
対テロ戦争という暗闇の中でもがく世界の一筋の光でした。
そしてこれからも光を放ち、
未来を指し示し続けられるよう、
中村先生とアフガニスタンのスタッフの方々を失った哀しみを共にした
私たちが守り続けなければとの思いを、
交流会に参加された皆さんと共にできたことを、
ほんとうにありがたく思いました。


「一隅を照らす」
中村先生が灯された光を
今後も守り続けることを決意し、
福岡を後にしました。



最後になりましたが、
花を手向ける大勢の参列者のおひとりおひとりに
丁寧にお礼をされていた中村先生のご遺族の方々に、
心からの感謝とお悔やみを申し上げます。



++ 関連サイト ++
■「献花だけでも」中村哲さんお別れ会に5000人 長蛇の列も祈り静かに
西日本新聞 2020/1/26
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/578653/
私がお話ししたアフガン人男性のコメントも掲載されています。
彼は、カブールに住むご両親に会うために、毎年2回ほどは必ず帰国するとのことで、
「家族はほんとうにたいせつ」と胸に手を当てて話してくれました。

■駐日アフガン大使、涙声で「アフガンの偉大な友人で英雄です」 
中村哲医師のお別れ会に5000人
毎日新聞 2020/1/25
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200125-00000038-mai-soci
中村先生と長く親交のあったモハバット駐日アフガニスタン特命全権大使は、
「アフガニスタンは、今でも中村先生のために泣いている」と
ご自身も涙声でお話しくださいました。

■中村哲医師特別サイト 西日本新聞
https://specials.nishinippon.co.jp/tetsu_nakamura/
中村先生を偲ぶ特別サイトです。

最後に中村先生に捧げた拙文を再掲いたします。
■2019年のクリスマスイブ・中村哲医師に捧ぐ・・・
https://flowersandbombs.blogspot.com/2019/12/

ペシャワール会へのご支援をなにとぞよろしくお願いいたします。
■ペシャワール会 http://www.peshawar-pms.com/
゜★。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★



++ 今週の気になるニュース  ++
■伊方原発で停電 四国電「ほぼ全電源、一時喪失」と謝罪
日本経済新聞 2020/1/26
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54865000W0A120C2000000/
    先日も下記のトラブルがあったばかりです。
 
■伊方原発3号機、定期検査中にまたトラブル 燃料集合体がラック枠に接触
毎日新聞2020年1月20日
https://mainichi.jp/articles/20200120/k00/00m/040/327000c
伊方原発3号機。。。このまま運転差し止めで、廃炉にしましょう。



☆8000ベクレル/kg以下の汚染土再利用に関するパブコメ(2月7日締め切り)
https://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=195190084&Mode=0
この環境省の省令改定のパブリックコメントですが、ほんとうにわかりにくいです。
あまりにわかりにくいので、環境省に「もっとわかりやすく資料など提供してください。」と要請しました。(担当者は、「はぁ、そうですねぇ」とやる気なしでしたが。)
なにはともあれ、100ベクレル/kg以上の放射性廃棄物は、
今でも通常の原発では、低レベル放射性廃棄物です。
その基準の80倍のものを全国の農地造成や公共事業に再利用など、
絶対に許してはなりません。
「100ベクレル/kg以上は放射性廃棄物で厳重管理」のひとことでも大丈夫ですので、
皆さまもぜひ、パブコメにご意見を投稿してください。
(名前も何も書かなくても投稿できます(*^_^*)



++ 動画紹介(再掲) ++
ビデオ・メッセージ:環境省による放射性汚染土の全国の農地造成、
公共事業での再利用方針の説明と、それを止めるためのアピール
by 小橋かおる(さよなら原発神戸アクション共同世話人)
@2020年1月の脱原発マルイ前アクション
主催:さよなら原発神戸アクション
https://www.facebook.com/kaoru.kohashi/videos/1746954302107726/
        ↑
放射性汚染土の農地造成や公共事業への再利用など、
国の無責任な放射能拡散政策について語りました。
この動画は、3月にニューヨークの反核イベントで
ビデオ・メッセージとして流される予定です。



++ イベント再掲 ++
☆毎日新聞記者・高橋一隆氏講演会
原発は止められる!原発現地若狭からの報告
【日 時】2020年02月02日(日)13:00~17:00(開場:12:30)
【場 所】神戸市勤労会館(定員120人)308号室
【参加費】一般700円 原発避難者 300円 大学生以下無料
主催:さよなら原発神戸アクション
詳細:http://sayogenkobe.blog.fc2.com/blog-entry-198.html
原発立地自治体を長年丁寧に取材されている高橋記者の講演です。
私も主催者のひとりとして参加します。
そして、汚染土壌再利用のパブコメについても紹介する予定です。


++ ++ ++ ++
 素晴らしい夢をみて、それを行動に移せ
                       ナバホ族の格言
++ ++ ++ ++


♪ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。 ♪


++ 「7世代に思いをはせて」バックナンバーについて  ++
2008年10月から毎週土曜日に発行してきたメールマガジン「7世代に思いをはせて」。
2019年4月15日よりメールマガジン発行媒体のまぐまぐ!さんのサービス変更のため、
これまでのバックナンバー公開がなくなりました。
その後の投稿は下記のブログに転載する形で、
バックナンバー公開を私なりに続けています。ご活用ください。
ブログ:「7世代に思いをはせて」https://nanasedai.blogspot.com/
メールマガジン「7世代に思いをはせて」(無料)の登録はこちら↓
https://www.mag2.com/m/0000273399.html


♪♪ 発行者プロフィール ♪♪
小橋かおる 「花と爆弾-もう、戦争の暴力はやめようよ-」著者。
2004年の出版以来、アフガニスタンとイラクの子どもたちの支援を続けています。
2011年からは福島の子どもたちの健康を守る活動も支援させてもらっています。
できることをコツコツ、じわじわ続けたいと思います。
「花と爆弾」HP:http://www1.plala.or.jp/cheko/kaoru/
ブログ「花と爆弾」Words for Peace: http://flowersandbombs.blogspot.com
ブログ「7世代に思いをはせて」https://nanasedai.blogspot.com/

西南学院大学チャペルにて

2020年1月18日土曜日

【第588号】震災から25年となる1月17日に

「どんなことも7世代先まで考えて決めなくてはならない」
ネイティブ・アメリカン(イロコイ族)の格言

゜★。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★
昨日は阪神淡路大震災より25年となる1月17日でした。
あの日から25年。。。
神戸の「街」というか、道路や鉄道、港湾という
国家の「経済インフラ」の復興の早さと、
そこから置き去りにされる被災した住民・・・
当初から存在するこの大きな溝は、
年々深まっていくように感じています。


震災から25年となる今、
被災して借り上げ復興住宅に20年以上も住む、
もう高齢になってしまった方たちを
訴訟をしてまで追い出そうとする神戸市行政。

日本の経済を支えるインフラさえ復興してしまえば、
住民の暮らしなどどうでもいいと言っているような姿勢は、
神戸だけの話ではなく、
「復興五輪」と言いながら、
今でも苦しい生活を余儀なくされている
福島第1原発事故による被害者の方々の存在を隠してしまうような
国の政策のいたるところに見えるのではないでしょうか?


阪神淡路大震災後の月日は、
この国がどれほど住民を軽んじているかを、
目の当たりにする日々でしたので、
どうもこの1月17日は、
自分の街が壊れ、多くの人々が亡くなった哀しさと、
国や行政の政策への憤りが心にあふれる日なのですが、

今回はひとつ、胸をなでおろすような、
少し光が見えるような知らせが広島高裁から届きました。

「四国電力伊方原発3号機の運転差し止めを命じる仮処分決定」

「阪神大震災から25年目の日に、
いつどこで大きな地震が起きてもおかしくないということを
裁判所が強く警告してくれた」と弁護団共同代表の中村覚弁護士。


原発は、事故を起こせば、
住民の暮らしはもちろん、未来まで壊しかねない
住民軽視の国策の象徴のような存在。


その原発の差し止めが1月17日に決定されたことに、
私は一筋の光を感じています。


= 関連ニュース =
■「貴重な決定」「全面勝訴」 住民側、伊方原発差し止め決定に歓声
時事通信社 2020/1/17
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200117-00000116-jij-soci


■81歳女性、市長に手紙「行き場ない」 復興住宅の退去判決確定
神戸新聞NEXT 2020/1/14
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202001/0013032347.shtml
゜★。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★



++ 今週の気になるニュース  ++
■愛媛知事、MOXの計画的搬出を伊方原発での取り出し
共同通信 2020/1/14
https://this.kiji.is/589726783204295777
「使用済みMOX燃料は再処理施設が国内になく搬出先は未定で、
当面は原発内のプールで保管する。」
    ↑
また新たな種類のどうしようもない核のゴミを作ってしまいました。
もう二度と動かさないような判決が後に続くことを願います。


■原発再稼働・維持に13兆円 安全強化の新基準導入で
共同通信 2020/1/15
https://this.kiji.is/590148802144961633?c=39546741839462401
      ↑
そのお金を廃炉に使えていたら。。。


■宮城・汚染廃本焼却に向けて住民説明会 25日に大崎市
朝日新聞DIGITAL 2020年1月9日
https://www.asahi.com/articles/ASN133TMMN13UNHB00B.html
「焼却施設の排ガスの放射性物質濃度や、施設周辺の空間線量などを測定した結果、
すべて基準値を下回り安全性が確認されたという。」
      ↑
その基準値を示さずに、「安全性が確認された」と言われても。。。
この農業系放射性汚染物のそもそものベクレルはいくらでしょう?
今でも通常の原発構内なら、100ベクレル/kg以上は厳重保管です。


++ 動画紹介 ++
ビデオ・メッセージ:環境省による放射性汚染土の全国の農地造成、
公共事業での再利用方針の説明と、それを止めるためのアピール
by 小橋かおる(さよなら原発神戸アクション共同世話人)
@2020年1月の脱原発マルイ前アクション
主催:さよなら原発神戸アクション
https://www.facebook.com/kaoru.kohashi/videos/1746954302107726/
        ↑
放射性汚染土の農地造成や公共事業への再利用など、
国の無責任な放射能拡散政策について語りました。
この動画は、3月にニューヨークの反核イベントで
ビデオ・メッセージとして流される予定です。



++ イベント紹介 ++
☆毎日新聞記者・高橋一隆氏講演会
原発は止められる!原発現地若狭からの報告
【日 時】2020年02月02日(日)13:00~17:00(開場:12:30)
【場 所】神戸市勤労会館(定員120人)308号室
【参加費】一般700円 原発避難者 300円 大学生以下無料
主催:さよなら原発神戸アクション
詳細:http://sayogenkobe.blog.fc2.com/blog-entry-198.html
原発立地自治体を長年丁寧に取材されている高橋記者の講演です。
私も主催者のひとりとして参加します♪



★イラン攻撃反対!自衛隊派兵反対!大阪デモ★
1月25日(土)17:30~豊崎西公園集合(地下鉄中津駅、阪急梅田駅)
地図:http://www.kita-umeda.com/8522/
17:50出発→茶屋町→梅田HEP5前へゴール
ゴール後19時まで抗議集会
呼びかけ:「安倍はやめろ!梅田解放区」
詳細:https://www.facebook.com/events/823751971400899/
    ↑
このデモはアメリカの反戦団体が呼びかける世界同時デモに応えるものです。
    ↓
Sat. Jan. 25 – Global Day of Protest – No War On Iran!  in Osaka
https://t.co/tA7L0gTD6G?amp=1


同じ25日。私は福岡で中村先生に反戦を誓いたいと思っています。
    ↓
++ 中村哲医師お別れ会  ++
* 事前申込不要。平服でお越しください。
日程2020年1月25日(土)14:00~16:30
参加費無料
場所西南学院大学チャペル
主催・お問合せペシャワール会事務局
電話092-731-2372
Eメール(■を@に変えて送信してください)peshawar■kkh.biglobe.ne.jp
お知らせお問い合わせはペシャワール会事務局へお願いします。
西南学院大学へのお問い合わせはご遠慮ください。
以上、ペシャワール会サイトより転載
http://www.peshawar-pms.com/index_report_pic.html


++ 予告 ++
次回の「7世代に思いをはせて」では、
中村哲医師のお別れ会について報告させてもらいたいと思っていますので、
発行は26日の日曜日を予定しております。
では、いってまいります。


++ ++ ++ ++
 素晴らしい夢をみて、それを行動に移せ
                       ナバホ族の格言
++ ++ ++ ++


♪ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。 ♪


++ 「7世代に思いをはせて」バックナンバーについて  ++
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2019年4月15日よりメールマガジン発行媒体のまぐまぐ!さんのサービス変更のため、
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その後の投稿は下記のブログに転載する形で、
バックナンバー公開を私なりに続けています。ご活用ください。
ブログ:「7世代に思いをはせて」https://nanasedai.blogspot.com/
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「花と爆弾」HP:http://www1.plala.or.jp/cheko/kaoru/
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今年も東遊園地で竹灯籠の灯の中追悼行事が行われ、
私も仕事の後に行き、午後5時46分に黙祷を捧げました。

白い菊が浮かぶモニュメントも


2020年1月11日土曜日

【第587号】ある涙


「どんなことも7世代先まで考えて決めなくてはならない」
ネイティブ・アメリカン(イロコイ族)の格言

゜★。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★
あるテレビのインタビューで
その男の人は涙をいっぱい流していた
見開いた目から流れる涙は
両の頬に涙の通り道をつくって
ポロリ、ポロリ、ポロリ
つぎからつぎへと流れていった

「もしもアフガニスタンに爆弾ではなく
小麦の種を落としていたら
飢えて死ぬ子供はいなかったでしょう」

男の人は濡れて光る頬をぬぐおうともせず
とめどなく涙を流す

「もしも爆弾ではなく本を落としていたら
子供たちは絶望ではなく
未来を夢みることができたでしょう」

ポトリ、ポトリ、ポトリ
涙は私の心の中に落ちてきて
小さな水たまりをつくった
静かな水面は鏡のように
今まで見えなかった世界を映しはじめた
『花と爆弾-もう、戦争の暴力はやめようよ』p.62より


この男の人は、イラン人の映画監督のモフセン・マフマルバフ氏。
2001年のアフガニスタン報復攻撃で命を落としていった子どもたちを思って、
涙を流すマフマルバフ氏のインタビューを見た時から、
私の中で何かが変わって、
詩画集『花と爆弾』を2004年に上梓し、
小さいながらもチャリティ活動を続けることになりました。


今週は、「イランを攻撃しないで」の願いのもと、
世界中でイランの美しい建造物などの写真がシェアされていました。
マフマルバフ監督の映画もとても印象的な映像美が特徴です。


今週はなんとか大規模な軍事衝突は回避できたようですが、
破壊よりも創造、
対決よりも対話をこれからも求めます。


■トランプ大統領の脅しに対して世界中の人が
イランの美しい写真をシェアしています
https://1kando.com/153569

= 関連ニュース =
■「イランは戦闘態勢から引く様子」とトランプ氏 追加制裁の方針示す
BBCニュース 2020年01月9日
https://www.bbc.com/japanese/51036827
゜★。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★



++ 今週の気になるニュース  ++
■防衛相、海自に中東派遣を命令 哨戒機11日出発、護衛艦は2月
共同通信社 2020/1/10
https://this.kiji.is/588273635055174753

■ 中東地域への自衛隊派遣を命令 河野防衛相
NHK WEB NEWS 2020年1月10日
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200110/k10012241511000.html
    ↑
緊張する海域に軍用機や軍艦を送る必要はありません。
護衛艦という名前に欺されてはなりません。
英語ではdestroyerで国際法上は軍艦です。


■東京電力、福島地裁の和解案「拒否」 中通り52人集団賠償訴訟
福島民友2020/1/9(木)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200109-00010002-minyu-l07
加害者が和解案を拒否。。。これは福島だけの問題ではなく、
私たちの近未来かもしれません。
若狭湾の原発群から神戸は90キロほどしか離れていないのですから。



++ イベント紹介 ++
★イラン攻撃反対!自衛隊派兵反対!大阪デモ★
1月25日(土)17:30~豊崎西公園集合(地下鉄中津駅、阪急梅田駅)
地図:http://www.kita-umeda.com/8522/
17:50出発→茶屋町→梅田HEP5前へゴール
ゴール後19時まで抗議集会
呼びかけ:「安倍はやめろ!梅田解放区」
詳細:https://www.facebook.com/events/823751971400899/
    ↑
このデモはアメリカの反戦団体が呼びかける世界同時デモに応えるものです。
    ↓
Sat. Jan. 25 – Global Day of Protest – No War On Iran!  in Osaka
https://t.co/tA7L0gTD6G?amp=1


同じ25日。私は福岡で中村先生に反戦を誓いたいと思っています。
    ↓
++ 中村哲医師お別れ会  ++
* 事前申込不要。平服でお越しください。
日程2020年1月25日(土)14:00~16:30
参加費無料
場所西南学院大学チャペル
主催・お問合せペシャワール会事務局
電話092-731-2372
Eメール(■を@に変えて送信してください)peshawar■kkh.biglobe.ne.jp
お知らせお問い合わせはペシャワール会事務局へお願いします。
西南学院大学へのお問い合わせはご遠慮ください。
以上、ペシャワール会サイトより転載
http://www.peshawar-pms.com/index_report_pic.html


2月のイベントですが、ぜひスケジュールにいれておいてください。
■毎日新聞記者・高橋一隆氏講演会
原発は止められる!原発現地若狭からの報告
【日 時】2020年02月02日(日)13:00~17:00(開場:12:30)
【場 所】神戸市勤労会館(定員120人)308号室
【参加費】一般700円 原発避難者 300円 大学生以下無料
主催:さよなら原発神戸アクション
詳細:http://sayogenkobe.blog.fc2.com/blog-entry-198.html


そして、来週は阪神淡路大震災より25年となる1/17がやってきます。
■阪神淡路大震災1.17のつどい
場所:神戸市中央区東遊園地
2020年1月16日木曜日
15:00~18:00 竹灯籠準備
19:00~22:00 交流テントにて語り合い
2020年1月17日金曜日
5:00 希望の灯り分灯
5:46 黙祷
17:00 再点灯
詳細:https://www.facebook.com/events/611905242902890/


++ ++ ++ ++
 素晴らしい夢をみて、それを行動に移せ
                       ナバホ族の格言
++ ++ ++ ++


♪ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。 ♪


++ 「7世代に思いをはせて」バックナンバーについて  ++
2008年10月から毎週土曜日に発行してきたメールマガジン「7世代に思いをはせて」。
2019年4月15日よりメールマガジン発行媒体のまぐまぐ!さんのサービス変更のため、
これまでのバックナンバー公開がなくなりました。
その後の投稿は下記のブログに転載する形で、
バックナンバー公開を私なりに続けています。ご活用ください。
ブログ:「7世代に思いをはせて」https://nanasedai.blogspot.com/
メールマガジン「7世代に思いをはせて」(無料)の登録はこちら↓
https://www.mag2.com/m/0000273399.html


♪♪ 発行者プロフィール ♪♪
小橋かおる 「花と爆弾-もう、戦争の暴力はやめようよ-」著者。
2004年の出版以来、アフガニスタンとイラクの子どもたちの支援を続けています。
2011年からは福島の子どもたちの健康を守る活動も支援させてもらっています。
できることをコツコツ、じわじわ続けたいと思います。
「花と爆弾」HP:http://www1.plala.or.jp/cheko/kaoru/
ブログ「花と爆弾」Words for Peace: http://flowersandbombs.blogspot.com
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マフマルバフ監督作品




2020年1月4日土曜日

【第586号】一息ついて

「どんなことも7世代先まで考えて決めなくてはならない」
ネイティブ・アメリカン(イロコイ族)の格言

゜★。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★
2020年の幕開けは、残念ながら
非常にキナ臭いものになりました。

トランプ大統領がイランで英雄視されている司令官を、
イラク国内で空爆により殺害。
緊張が高まっていたところでの、
これまでに例を見ないイランのトップ2とも言える人物の殺害は、
この世界をどこへ連れていくことになるのでしょう。


でも、ちょっと落ち着きましょう。
なんだか以前も似たことがあったような。。。
1998年、当時のクリントン大統領がホワイトハウスの実習生と
「不適切な関係」を持ったことで弾劾裁判にかけられようとしていた時、
クリントン大統領は、イラク、スーダン、アフガニスタンを空爆。
当時、「不倫疑惑から目をそらすための空爆だ」との批難もありました。


そして、今また、「ウクライナ疑惑」により
弾劾訴追されているトランプ大統領が
イランの司令官を空爆により殺害。

これまでのトランプ氏の行動を見ていると、
瞬間の支持率回復のため、岩盤支持層の支持率維持のために、
どのような離れ業も厭わない人だということがわかります。

このような「個人」の都合で、
中東をさらなる戦争に引きずり込み、
世界を混乱させるわけにはいきません。

慌てふためいて、戦争気分に巻き込まれることなく、
国際社会は一息ついて、
これ以上の軍事衝突を避けるよう、
説得に力を注ぎましょう。


= 関連ニュース =
■米、イラン司令官を殺害 トランプ氏が命令 ハメネイ師は「報復」誓う
AFPBB News2020年01月03日
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/afpbb/world/afpbb-3261966

■イラン革命防衛隊か、海自艦を追尾 ホルムズ海峡周辺で
朝日新聞DIGITAL 2019年12月30日
https://www.asahi.com/articles/ASMDT3JQGMDTULZU008.html

アメリカに気を遣って海上自衛隊を派遣している場合ではありません。
この派遣は中止し、日本は今こそ仲介のために外交に力を注ぐべきです。

= 関連ブログ =
他国における暗殺攻撃がなぜこれほど簡単に大統領の一存で決められるのか・・・
それが、20年近く続くアメリカの「対テロ戦争」の作り出した法体制。
2015年に書いたブログですが、ご一読ください。
      ↓
■読書メモ:アメリカの卑劣な戦争ー無人機と特殊作戦部隊の暗躍
http://flowersandbombs.blogspot.com/2015/08/
2001年9月11日の同時多発テロ以来、「対テロ戦争」の名のもと、
これまで世界が作り上げていた「戦争のルール」も、自国の法規制もかなぐり捨て、
「テロリストの疑い」さえあれば、無人航空機であらゆる人間を爆撃することを
可能にしたアメリカ。それは、とうとう自国民をも法的手続きなしに殺害することを
も合法化した。全世界を戦場と化し、卑劣な戦争に埋没していく醜いアメリカの姿が、
12年におよぶ詳細な取材により現れる。
゜★。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★



++ 今週の気になるニュース  ++
■泊原発、放射性物質放出量を31年間過小報告 北海道電
朝日新聞DIGITAL 2019年12月24日
https://www.asahi.com/articles/ASMDS4HPWMDSIIPE00C.html
「実際の放出量より少ない数値を国や道、周辺自治体に報告していた。
実際の放出量でも基準値を下回っており、周辺環境への影響はないとしている。」
            ↑
31年間ウソをついてきた会社に、「実際の放出量でも基準値を下回っており」と
言われても・・・。普通の企業なら、営業停止、廃炉が筋でしょう。


■風化の懸念 放射線教育 文科省が実態調査始める
NHK WEB NEWS 2019年12月28日
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191228/k10012231491000.html
        ↑
この副読本は、放射線は「ありふれていて危険じゃないもの」のように思わせる内容です。
この記事にも、「生徒たちは班ごとに線量計を使って校舎周辺の空間の放射線量を
測定しました。結果は1時間あたり0.089マイクロシーベルトと、
通常の範囲の数値でした。」とありますが、事故前の福島県で0.089もありましたか?
事故前の福島県では原発周辺地域でも0.03台だったはずです。
どうして、3倍近くの空間線量なのか・・・それを考えさせるのが本当の教育でしょう。

今年で福島第1原発事故から9年になります。
東京五輪もある10年目の今年は、原子力村は、
「原発事故は終わった」「放射能は人体に影響はない」との刷り込みに
全力を傾けてくるでしょうが、
この新しい「安全神話」を受け入れるわけにはいきません。



++ イベント紹介 ++
「放射能安全神話」ではなく、被害に向き合い、
ほんとうに次世代のために動くために・・・
■国際シンポジウム 
3・11から9年 どう伝える? 原発事故のこと
~オリンピックで埋もれさせない、福島のリアル~
日時:2020年3月11日(水)10:30~20:00
会場:聖心女子大学 ブリット記念ホール
   (東京メトロ日比谷線広尾駅 4番出口から徒歩1分)
参加費:全日:1000円、セッションごと:500円
   避難者の方、障がいのある方、学生、FoE Japan会員は無料
主催:FoE Japan、ピースボート
詳細:http://www.foejapan.org/energy/fukushima/200311.html
 以下、上記サイトより転載
「東京電力・福島第一原発事故から9年、オリンピック目前の
3.11を迎えようとしています。原発事故は収束しておらず、被害は深刻です。
オリンピックや復興の裏で、事故の影響の意図的な「見えない化」が進んでいます。
原発事故の現状を見える化し、どのように次世代に伝えていくか。
私たちに問われている課題について、当事者や国際ゲストとともに議論します。」




++ 中村哲医師お別れ会  ++
* 事前申込不要。平服でお越しください。
日程2020年1月25日(土)14:00~16:30
参加費無料
場所西南学院大学チャペル
主催・お問合せペシャワール会事務局
電話092-731-2372
Eメール(■を@に変えて送信してください)peshawar■kkh.biglobe.ne.jp
お知らせお問い合わせはペシャワール会事務局へお願いします。
西南学院大学へのお問い合わせはご遠慮ください。
以上、ペシャワール会サイトより転載
http://www.peshawar-pms.com/index_report_pic.html


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 素晴らしい夢をみて、それを行動に移せ
                       ナバホ族の格言
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♪ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。 ♪
  今年もよろしくお願いいたします。


++ 「7世代に思いをはせて」バックナンバーについて  ++
2008年10月から毎週土曜日に発行してきたメールマガジン「7世代に思いをはせて」。
2019年4月15日よりメールマガジン発行媒体のまぐまぐ!さんのサービス変更のため、
これまでのバックナンバー公開がなくなりました。
その後の投稿は下記のブログに転載する形で、
バックナンバー公開を私なりに続けています。ご活用ください。
ブログ:「7世代に思いをはせて」https://nanasedai.blogspot.com/
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https://www.mag2.com/m/0000273399.html


♪♪ 発行者プロフィール ♪♪
小橋かおる 「花と爆弾-もう、戦争の暴力はやめようよ-」著者。
2004年の出版以来、アフガニスタンとイラクの子どもたちの支援を続けています。
2011年からは福島の子どもたちの健康を守る活動も支援させてもらっています。
できることをコツコツ、じわじわ続けたいと思います。
「花と爆弾」HP:http://www1.plala.or.jp/cheko/kaoru/
ブログ「花と爆弾」Words for Peace: http://flowersandbombs.blogspot.com
ブログ「7世代に思いをはせて」https://nanasedai.blogspot.com/

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