2020年1月4日土曜日

【第586号】一息ついて

「どんなことも7世代先まで考えて決めなくてはならない」
ネイティブ・アメリカン(イロコイ族)の格言

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2020年の幕開けは、残念ながら
非常にキナ臭いものになりました。

トランプ大統領がイランで英雄視されている司令官を、
イラク国内で空爆により殺害。
緊張が高まっていたところでの、
これまでに例を見ないイランのトップ2とも言える人物の殺害は、
この世界をどこへ連れていくことになるのでしょう。


でも、ちょっと落ち着きましょう。
なんだか以前も似たことがあったような。。。
1998年、当時のクリントン大統領がホワイトハウスの実習生と
「不適切な関係」を持ったことで弾劾裁判にかけられようとしていた時、
クリントン大統領は、イラク、スーダン、アフガニスタンを空爆。
当時、「不倫疑惑から目をそらすための空爆だ」との批難もありました。


そして、今また、「ウクライナ疑惑」により
弾劾訴追されているトランプ大統領が
イランの司令官を空爆により殺害。

これまでのトランプ氏の行動を見ていると、
瞬間の支持率回復のため、岩盤支持層の支持率維持のために、
どのような離れ業も厭わない人だということがわかります。

このような「個人」の都合で、
中東をさらなる戦争に引きずり込み、
世界を混乱させるわけにはいきません。

慌てふためいて、戦争気分に巻き込まれることなく、
国際社会は一息ついて、
これ以上の軍事衝突を避けるよう、
説得に力を注ぎましょう。


= 関連ニュース =
■米、イラン司令官を殺害 トランプ氏が命令 ハメネイ師は「報復」誓う
AFPBB News2020年01月03日
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/afpbb/world/afpbb-3261966

■イラン革命防衛隊か、海自艦を追尾 ホルムズ海峡周辺で
朝日新聞DIGITAL 2019年12月30日
https://www.asahi.com/articles/ASMDT3JQGMDTULZU008.html

アメリカに気を遣って海上自衛隊を派遣している場合ではありません。
この派遣は中止し、日本は今こそ仲介のために外交に力を注ぐべきです。

= 関連ブログ =
他国における暗殺攻撃がなぜこれほど簡単に大統領の一存で決められるのか・・・
それが、20年近く続くアメリカの「対テロ戦争」の作り出した法体制。
2015年に書いたブログですが、ご一読ください。
      ↓
■読書メモ:アメリカの卑劣な戦争ー無人機と特殊作戦部隊の暗躍
http://flowersandbombs.blogspot.com/2015/08/
2001年9月11日の同時多発テロ以来、「対テロ戦争」の名のもと、
これまで世界が作り上げていた「戦争のルール」も、自国の法規制もかなぐり捨て、
「テロリストの疑い」さえあれば、無人航空機であらゆる人間を爆撃することを
可能にしたアメリカ。それは、とうとう自国民をも法的手続きなしに殺害することを
も合法化した。全世界を戦場と化し、卑劣な戦争に埋没していく醜いアメリカの姿が、
12年におよぶ詳細な取材により現れる。
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++ 今週の気になるニュース  ++
■泊原発、放射性物質放出量を31年間過小報告 北海道電
朝日新聞DIGITAL 2019年12月24日
https://www.asahi.com/articles/ASMDS4HPWMDSIIPE00C.html
「実際の放出量より少ない数値を国や道、周辺自治体に報告していた。
実際の放出量でも基準値を下回っており、周辺環境への影響はないとしている。」
            ↑
31年間ウソをついてきた会社に、「実際の放出量でも基準値を下回っており」と
言われても・・・。普通の企業なら、営業停止、廃炉が筋でしょう。


■風化の懸念 放射線教育 文科省が実態調査始める
NHK WEB NEWS 2019年12月28日
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191228/k10012231491000.html
        ↑
この副読本は、放射線は「ありふれていて危険じゃないもの」のように思わせる内容です。
この記事にも、「生徒たちは班ごとに線量計を使って校舎周辺の空間の放射線量を
測定しました。結果は1時間あたり0.089マイクロシーベルトと、
通常の範囲の数値でした。」とありますが、事故前の福島県で0.089もありましたか?
事故前の福島県では原発周辺地域でも0.03台だったはずです。
どうして、3倍近くの空間線量なのか・・・それを考えさせるのが本当の教育でしょう。

今年で福島第1原発事故から9年になります。
東京五輪もある10年目の今年は、原子力村は、
「原発事故は終わった」「放射能は人体に影響はない」との刷り込みに
全力を傾けてくるでしょうが、
この新しい「安全神話」を受け入れるわけにはいきません。



++ イベント紹介 ++
「放射能安全神話」ではなく、被害に向き合い、
ほんとうに次世代のために動くために・・・
■国際シンポジウム 
3・11から9年 どう伝える? 原発事故のこと
~オリンピックで埋もれさせない、福島のリアル~
日時:2020年3月11日(水)10:30~20:00
会場:聖心女子大学 ブリット記念ホール
   (東京メトロ日比谷線広尾駅 4番出口から徒歩1分)
参加費:全日:1000円、セッションごと:500円
   避難者の方、障がいのある方、学生、FoE Japan会員は無料
主催:FoE Japan、ピースボート
詳細:http://www.foejapan.org/energy/fukushima/200311.html
 以下、上記サイトより転載
「東京電力・福島第一原発事故から9年、オリンピック目前の
3.11を迎えようとしています。原発事故は収束しておらず、被害は深刻です。
オリンピックや復興の裏で、事故の影響の意図的な「見えない化」が進んでいます。
原発事故の現状を見える化し、どのように次世代に伝えていくか。
私たちに問われている課題について、当事者や国際ゲストとともに議論します。」




++ 中村哲医師お別れ会  ++
* 事前申込不要。平服でお越しください。
日程2020年1月25日(土)14:00~16:30
参加費無料
場所西南学院大学チャペル
主催・お問合せペシャワール会事務局
電話092-731-2372
Eメール(■を@に変えて送信してください)peshawar■kkh.biglobe.ne.jp
お知らせお問い合わせはペシャワール会事務局へお願いします。
西南学院大学へのお問い合わせはご遠慮ください。
以上、ペシャワール会サイトより転載
http://www.peshawar-pms.com/index_report_pic.html


++ ++ ++ ++
 素晴らしい夢をみて、それを行動に移せ
                       ナバホ族の格言
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♪ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。 ♪
  今年もよろしくお願いいたします。


++ 「7世代に思いをはせて」バックナンバーについて  ++
2008年10月から毎週土曜日に発行してきたメールマガジン「7世代に思いをはせて」。
2019年4月15日よりメールマガジン発行媒体のまぐまぐ!さんのサービス変更のため、
これまでのバックナンバー公開がなくなりました。
その後の投稿は下記のブログに転載する形で、
バックナンバー公開を私なりに続けています。ご活用ください。
ブログ:「7世代に思いをはせて」https://nanasedai.blogspot.com/
メールマガジン「7世代に思いをはせて」(無料)の登録はこちら↓
https://www.mag2.com/m/0000273399.html


♪♪ 発行者プロフィール ♪♪
小橋かおる 「花と爆弾-もう、戦争の暴力はやめようよ-」著者。
2004年の出版以来、アフガニスタンとイラクの子どもたちの支援を続けています。
2011年からは福島の子どもたちの健康を守る活動も支援させてもらっています。
できることをコツコツ、じわじわ続けたいと思います。
「花と爆弾」HP:http://www1.plala.or.jp/cheko/kaoru/
ブログ「花と爆弾」Words for Peace: http://flowersandbombs.blogspot.com
ブログ「7世代に思いをはせて」https://nanasedai.blogspot.com/

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