2020年1月26日日曜日

【第589号】「一隅を照らす」中村哲医師のお別れ会にて

「どんなことも7世代先まで考えて決めなくてはならない」
ネイティブ・アメリカン(イロコイ族)の格言

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昨日の1月25日、
中村哲医師のお別れ会のため福岡へ行きました。

中村先生の普通では考えられないような偉業を、
ずっと寄付という形で支援させてもらったことへの感謝を、
何か行動で心に刻みたい・・
うまく言い表せませんが、そのような気持ちでお別れ会へ行きました。


会場のチャペルには、開場前から列が出来き、
予想を大きく上回る5000人もの方たちが参加されました。
中村先生と、一緒に落命された5人のアフガニスタンの方々の遺影に、
参列者ひとり一輪ずつ薔薇の花を手向け、
その献花の列は2時間も続きました。

中村先生の穏やかな表情の遺影の前に立ち、
遠くからは見えなかった、アフガニスタンの方々の遺影の
若い笑顔の写真を見た時、
「一体なぜこのようなことに・・・」と無念に胸が詰まりました。


後の交流会では、愛知から駆け付けたというアフガン人の男性とお話をしました。
彼は、中村先生に会ったことはないけれど、
福岡空港に先生のご遺体が到着した時も、
告別式の時も、そしてこのお別れ会にも愛知からやってきたとのことです。
「中村先生はアフガニスタンの家族。
こうしなければボクの心が痛むのです。」


また、長年「ペシャワール会」を支えてこられた
ボランティアスタッフの方々ともお話をしました。

やはり中村先生という絶対的中心人物を失って、
これからどのように活動が続けられるのか、
ほんとうに手探りで進むしかないような不安を語られた方もいらっしゃいました。

お話をお聞きしながら、
私が中村先生とペシャワール会の始められた
「緑の大地計画」を2003年からずっと応援させてもらっていること、
今日はペシャワール会の皆さんともお会いしたくて
神戸からやってきたことをお伝えすると、とても喜んでくださり、
これからも緑の大地を守るために、
智恵を絞ってがんばりましょうと語り会いました。



中村先生の「緑の大地計画」は、
対テロ戦争という暗闇の中でもがく世界の一筋の光でした。
そしてこれからも光を放ち、
未来を指し示し続けられるよう、
中村先生とアフガニスタンのスタッフの方々を失った哀しみを共にした
私たちが守り続けなければとの思いを、
交流会に参加された皆さんと共にできたことを、
ほんとうにありがたく思いました。


「一隅を照らす」
中村先生が灯された光を
今後も守り続けることを決意し、
福岡を後にしました。



最後になりましたが、
花を手向ける大勢の参列者のおひとりおひとりに
丁寧にお礼をされていた中村先生のご遺族の方々に、
心からの感謝とお悔やみを申し上げます。



++ 関連サイト ++
■「献花だけでも」中村哲さんお別れ会に5000人 長蛇の列も祈り静かに
西日本新聞 2020/1/26
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/578653/
私がお話ししたアフガン人男性のコメントも掲載されています。
彼は、カブールに住むご両親に会うために、毎年2回ほどは必ず帰国するとのことで、
「家族はほんとうにたいせつ」と胸に手を当てて話してくれました。

■駐日アフガン大使、涙声で「アフガンの偉大な友人で英雄です」 
中村哲医師のお別れ会に5000人
毎日新聞 2020/1/25
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200125-00000038-mai-soci
中村先生と長く親交のあったモハバット駐日アフガニスタン特命全権大使は、
「アフガニスタンは、今でも中村先生のために泣いている」と
ご自身も涙声でお話しくださいました。

■中村哲医師特別サイト 西日本新聞
https://specials.nishinippon.co.jp/tetsu_nakamura/
中村先生を偲ぶ特別サイトです。

最後に中村先生に捧げた拙文を再掲いたします。
■2019年のクリスマスイブ・中村哲医師に捧ぐ・・・
https://flowersandbombs.blogspot.com/2019/12/

ペシャワール会へのご支援をなにとぞよろしくお願いいたします。
■ペシャワール会 http://www.peshawar-pms.com/
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++ 今週の気になるニュース  ++
■伊方原発で停電 四国電「ほぼ全電源、一時喪失」と謝罪
日本経済新聞 2020/1/26
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54865000W0A120C2000000/
    先日も下記のトラブルがあったばかりです。
 
■伊方原発3号機、定期検査中にまたトラブル 燃料集合体がラック枠に接触
毎日新聞2020年1月20日
https://mainichi.jp/articles/20200120/k00/00m/040/327000c
伊方原発3号機。。。このまま運転差し止めで、廃炉にしましょう。



☆8000ベクレル/kg以下の汚染土再利用に関するパブコメ(2月7日締め切り)
https://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=195190084&Mode=0
この環境省の省令改定のパブリックコメントですが、ほんとうにわかりにくいです。
あまりにわかりにくいので、環境省に「もっとわかりやすく資料など提供してください。」と要請しました。(担当者は、「はぁ、そうですねぇ」とやる気なしでしたが。)
なにはともあれ、100ベクレル/kg以上の放射性廃棄物は、
今でも通常の原発では、低レベル放射性廃棄物です。
その基準の80倍のものを全国の農地造成や公共事業に再利用など、
絶対に許してはなりません。
「100ベクレル/kg以上は放射性廃棄物で厳重管理」のひとことでも大丈夫ですので、
皆さまもぜひ、パブコメにご意見を投稿してください。
(名前も何も書かなくても投稿できます(*^_^*)



++ 動画紹介(再掲) ++
ビデオ・メッセージ:環境省による放射性汚染土の全国の農地造成、
公共事業での再利用方針の説明と、それを止めるためのアピール
by 小橋かおる(さよなら原発神戸アクション共同世話人)
@2020年1月の脱原発マルイ前アクション
主催:さよなら原発神戸アクション
https://www.facebook.com/kaoru.kohashi/videos/1746954302107726/
        ↑
放射性汚染土の農地造成や公共事業への再利用など、
国の無責任な放射能拡散政策について語りました。
この動画は、3月にニューヨークの反核イベントで
ビデオ・メッセージとして流される予定です。



++ イベント再掲 ++
☆毎日新聞記者・高橋一隆氏講演会
原発は止められる!原発現地若狭からの報告
【日 時】2020年02月02日(日)13:00~17:00(開場:12:30)
【場 所】神戸市勤労会館(定員120人)308号室
【参加費】一般700円 原発避難者 300円 大学生以下無料
主催:さよなら原発神戸アクション
詳細:http://sayogenkobe.blog.fc2.com/blog-entry-198.html
原発立地自治体を長年丁寧に取材されている高橋記者の講演です。
私も主催者のひとりとして参加します。
そして、汚染土壌再利用のパブコメについても紹介する予定です。


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 素晴らしい夢をみて、それを行動に移せ
                       ナバホ族の格言
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♪ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。 ♪


++ 「7世代に思いをはせて」バックナンバーについて  ++
2008年10月から毎週土曜日に発行してきたメールマガジン「7世代に思いをはせて」。
2019年4月15日よりメールマガジン発行媒体のまぐまぐ!さんのサービス変更のため、
これまでのバックナンバー公開がなくなりました。
その後の投稿は下記のブログに転載する形で、
バックナンバー公開を私なりに続けています。ご活用ください。
ブログ:「7世代に思いをはせて」https://nanasedai.blogspot.com/
メールマガジン「7世代に思いをはせて」(無料)の登録はこちら↓
https://www.mag2.com/m/0000273399.html


♪♪ 発行者プロフィール ♪♪
小橋かおる 「花と爆弾-もう、戦争の暴力はやめようよ-」著者。
2004年の出版以来、アフガニスタンとイラクの子どもたちの支援を続けています。
2011年からは福島の子どもたちの健康を守る活動も支援させてもらっています。
できることをコツコツ、じわじわ続けたいと思います。
「花と爆弾」HP:http://www1.plala.or.jp/cheko/kaoru/
ブログ「花と爆弾」Words for Peace: http://flowersandbombs.blogspot.com
ブログ「7世代に思いをはせて」https://nanasedai.blogspot.com/

西南学院大学チャペルにて