2022年2月26日土曜日

【第698号】一刻も早い停戦を

 「どんなことも7世代先まで考えて決めなくてはならない」

ネイティブ・アメリカン(イロコイ族)の格言 

゜★。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★

ロシアのことには私はまったく疎いのですが、

今週、ロシアがウクライナの東部を制圧するだけでなく、

首都キエフを含む複数の都市を爆撃するとは、

誰が想像したでしょう?


ウクライナ時刻の2月24日の早朝に響いた爆音に、

現地の人々は、我が耳を疑ったのではないでしょうか?


ウラジミール・プーチンというひとりの人間の判断で、

何百万、何千万人もの人間が逃げ惑い、

命の危険にさらされる。


未明の突然の空爆に、普段の暮らしを捨て、

逃げようとする車列や地下鉄の構内に避難する人々の様子を見て、

プーチンもウクライナの住民も、同じ人間なのに・・・と、

人間社会の歪みをひしひしと感じました。



その歪みの中で犠牲になるのは、いつも弱い人たち。

下記は2004年に、イラクに思いをはせて書いた詩です。

このようなことが繰り返されないように、

一刻も早い停戦を祈って、転載します。




女の子は4才になったばかり

女の子の夢は

姉さんが大事にしている人形で遊ぶこと

その人形の金色の巻き毛は

光の中でキラキラと輝き

瞳は空のように澄んだ青で

赤いドレスはたくさんのフリルで飾られている


5才になったら

きっとあのお人形を抱かせてもらおう

それが女の子の夢

次のお誕生日には

お人形の髪の毛をといてあげよう


ある日の夜明け

空襲警報がなって

空から爆弾が降ってきた

そして女の子も、人形も、

女の子の小さな夢も

みんなみんな消えてしまった


『花と爆弾ーもう、戦争の暴力はやめようよ』p.36

小橋かおる著 北羊館 2004年刊



= 関連サイト =

戦争、紛争、災害、原発事故・・・

いつでも一番被害に遭うのは弱い子どもたちやお年寄りや病人・・・

そして、避難民となってさまよう人たち・・・

私にできることはほとんど思いつかないですが、一刻も早い停戦を願って、

拙英語ブログにも上記の詩の英詩を掲載しました。

■We Need a Ceasefire NOW in Ukraine! 

https://tankaagainstwar.blogspot.com/2022/02/

゜★。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★




++ 今週の気になるニュース  ++

英語のニュースが続いて恐縮ですが・・・

■Panic, Fear, Disbelief: Russia's Invasion of Ukraine Could Prompt Humanitarian, Refugee Crisis

Democracy Now! 2022.2.24

https://www.democracynow.org/2022/2/24/russia_invasion_ukraine_jan_egeland

一刻も早い停戦を訴えるノルウェー難民評議会の方の訴えがとても心に響きました。

「望むのは停戦だ。いいかい?これって青臭いことかな?そうじゃないと思うね。」


■And so, Cold War II begins Just like America's military adventures,

 Russia's war of choice will wreak havoc way beyond its target.

Aljazeera 2022/2/24

https://www.aljazeera.com/opinions/2022/2/24/and-so-cold-war-ii-begins

      ↑

これまでのアメリカの他国への「侵略」に今回のロシアの「侵略」をなぞらえながら、

それらが新たなる冷戦へと世界を導きかねない危険性が語られていました。

私としては、読みながら、そのようなことにならないように、

ひとりひとりがしっかりと考え、市民レベルでも世界が連帯していく必要性を感じました。




■旧優生保護法訴訟 国の賠償責任を初認定、

逆転勝訴「20年の“時の壁”」請求権消滅せず 大阪高裁

ラジオ関西トピックス 2022/2/23

https://news.yahoo.co.jp/articles/2669b6715772e64dde1250b44ed4e8ba60aa62a6

「一審と異なるのは、手術時から提訴までに損害賠償請求権が消滅する20年の「除斥期間」について

「そのまま適用することは正義、公正の理念に反する」と判断した点だ。」

    ↑

「正義と公正」という言葉が、日本の裁判官から発せられて、

これほど感銘を受けるのは、久しぶりです。感謝です。

そして、旧優生保護法下で、どれほどの人権侵害が行われていたか・・・

    ↓

■強制不妊初の賠償命令 「時の壁」ようやく破る 原告「喜びと無念」手話で吐露

神戸新聞NEXT 2022/2/22

https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202202/0015085279.shtml

「生まれつき耳が聞こえない女性は、同じく聴力のない夫と1970年に恋愛結婚した。

妊娠し74年、帝王切開で出産することに。

この際、知らないうちに不妊手術をされていた。

子どもは死亡したと伝えられ、顔を見ることはかなわなかった。」




++ イベント紹介 ++


☆オンラインイベント 「311子ども甲状腺がん裁判」

〜原告がいま、話したいこと。伝えたい思い。〜

日時:2022年3月2日(水)20:00〜21:00

出演:原告6人

弁護団(井戸謙一弁護団長、大河陽子弁護団事務局長、北村賢二郎弁護士、

田辺保雄弁護士、斎藤悠貴弁護士)

動画配信URL:https://www.youtube.com/watch?v=I9ea7hCAldQ

                ↑

時間になったら、こちらをクリックすれば視聴できるようです。

事故当時子どもだった原告さんたちの大切な声です。




☆福島原発事故から11年~飯舘村からの警告~@zoom茶話会

日時:2022年3月13日(日)18時30分~20時頃まで

会 場: Zoom(URLなどは下記さよげん神戸ブログに掲載。)

参加費:無料 (zoomをお使いの方なら、どなたでも大歓迎です。)


あの世界を震撼させた東京電力福島第一原発事故から11年となります。

もう、事故は終わったと思う人、事故のことは知らないという若い人、

そしてまるで事故などなかったように原子力発電を維持、推進しようとする企業と日本政府。

しかし、11年など、事故で大量に放出された、半減期が30年のセシウム137にとっては何でもありません。

変わらず、水に混じり、土に、ゴミに、ほこりに混じり、放射線を出し続けているのです。

飯舘村で放射能の測定を続ける伊藤延由さんのお話から、事実を見つめ、私たちの未来を考えたいと思います。


問い合わせ:ケイ090-1678-1431 sayogen_info@yahoo.co.jp

主催:さよなら原発神戸アクション

詳細: http://sayogenkobe.blog.fc2.com/blog-entry-236.html

もちろん、私も参加します♪




☆国際シンポジウム:

3.11から11年ー福島と世界の今を知り、核なき未来をつくろう

日 時:2022年3月6日(日)14:00~17:30(開場13:30)

開催方法: 会場・オンライン会議システムzoomを併用 ※同時通訳あり

参加費: 無料

<第一部:福島原発事故の今>

基調講演…武藤類子(福島県三春町在住)

リレートーク

・中手聖一(福島→北海道に避難)

・大賀あや子(福島→新潟に避難)

・宇野朗子(福島→京都に避難)

・長谷川克己(福島→静岡に避難)

・織田千代(これ以上海を汚すな!市民会議共同代表)

・福島在住の母親

・リンダ・ロジャース (英ウェールズ、People Against Wylfa B)

・ヤン・ヴァローデ(ドイツ、BUND/FoEドイツ)

・太平洋諸国からのメッセージ


<第二部:これからの世界をどうつくっていくか>

核兵器禁止条約のこれから…川崎哲(ピースボート共同代表)

原発は気候変動対策にはならない…

デイブ・スウィーニー(オーストラリア環境保護基金キャンぺーナー、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)共同創設者)

核兵器と気候危機のない未来へ…奥野華子(Fridays For Future Hiroshima/Japan)

第四原発を止めた!台湾の人びとの声…Shi-Ting Chen(台湾、 緑色公民行動連盟)

主催:国際環境NGO FoE Japan、国際交流NGO ピースボート

詳細:https://www.foejapan.org/energy/fukushima/220306.html




☆<オンライン企画> 早めに申し込まれた方が良い企画です☆

東電の福島原発事故からまもなく11年 コロナで1年遅れた出版記念の会

「福祉の仕事で35年働き 

東電の原発事故で人生が変わってしまった菅野みずえさんのお話」

日時:2022年3月6日(日)14:00~16:15頃

お話: 菅野みずえさん (東電の原発事故で福島・浪江町から関西に避難)

アイリーン・美緒子・スミスさん (グリーン・アクション代表/写真集「MINAMATA


参加費:書籍代込み 1700円 (書籍が不要な方は 900円)

・参加費には書籍代(1320円税込)と送料も含みます。

・2冊目以上は1冊につき1000円(税込)追加となります。今回のみの価格です。

・お振込みいただきましたら、書籍を発送します。

申込締め切り:3月4日中

・メールでお申込みいただいたらお振込み方法、ZOOM参加方法などについて、

こちらからご連絡いたします。

・開催日直前にお申し込みの場合は、書籍の到着が後日となります。

要申込: 参加申し込みが必要です。

お申し込みはグリーン・アクションのメール info@greenaction-japan.org まで、

その他詳細はこちらでご確認ください↓ https://www.facebook.com/events/277996351065270/

主催:グリーン・アクション/アジェンダ・プロジェクト




++ おすすめの動画 ++


■プレグローバルグリーンズ世界大会 からの動画。

日本企画「原発は気候変動対策で最悪の選択-日本の「3.11」原発事故から」

https://www.youtube.com/watch?v=UxTNDCdixog

パネリスト:

橘民義さん(映画「太陽の蓋」※プロデューサー)

蛇石郁子さん(福島県郡山市議・緑の党グリーンズジャパン会員)

大賀あや子さん(原発事故避難者)

飯田哲也さん(ISEP所長)

ゲスト:オーストラリアFoEのジム・グリーンさん

コーディネーター:尾形慶子(緑の党共同代表)

    ↑

私もリアルタイムで参加したイベントですが、

とてもコンパクトにわかりやすく原発事故とその後の影響、

そして未来への展望が、世界に向けて発信されていました。



++ ++ ++ ++

 素晴らしい夢をみて、それを行動に移せ

                       ナバホ族の格言 

++ ++ ++ ++



♪ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。 ♪




♪♪ 発行者プロフィール ♪♪

小橋かおる 「花と爆弾-もう、戦争の暴力はやめようよ-」著者。

2004年の出版以来、アフガニスタンとイラクの子どもたちの支援を続けています。

2011年からは福島の子どもたちの健康を守る活動も支援させてもらっています。

さよなら原発神戸アクションの共同世話人も努めています。

できることをコツコツ、じわじわ続けたいと思います。

「花と爆弾」HP:https://hanabaku.blogspot.com/ ←2020年5月より新しくなりました

ブログ「花と爆弾」Words for Peace: http://flowersandbombs.blogspot.com

ブログ「7世代に思いをはせて」https://nanasedai.blogspot.com/

メールマガジン「7世代に思いをはせて」(無料)の登録はこちら↓

https://www.mag2.com/m/0000273399.html 


『花と爆弾ーもう、戦争の暴力はやめようよ』p.38
挿絵:小橋かおる




2022年2月19日土曜日

【第697号】円の実力低下に思うこと

「どんなことも7世代先まで考えて決めなくてはならない」

ネイティブ・アメリカン(イロコイ族)の格言 

゜★。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★

今週、たまたま目に留まった記事です。

「円の通貨としての実力が約50年ぶりの水準に低下した。

国際決済銀行(BIS)が17日発表した

今年1月時点の円の「実質実効為替レート」(2010年=100)は67.55となり、

1972年6月(67.49)以来の円安水準となった。」*



1972年と言えば、1ドル360円と決まっていた頃ですね。

その頃の円の実力については、さすがに体験としては記憶にありませんが(8才だったし(^_^;)

1980年に初めてアメリカに行った時のことを思い出しました。


当時は1ドル250円ほど。

シアトルに行ったのでお土産に買った

SEATTLEと書かれた薄手のTシャツが20ドルで、

「このぺらぺらのTシャツが5000円か~」と

円の安さの悲哀を実感しました。



それから15年後の1995年に1ドル79.75円を記録し、

円の実質実効為替レートが最高だった頃、

私は大学院生で、インターネット元年とも呼ばれる中、

研究資料となる書籍をAMAZONで世界中から安く手に入れることができて、

「便利になったな~」と喜んでいました。



ただ、日本社会というか、生活の質というか、私たちにとってはどうなんでしょう?

円が強くなったことで、

「自分たちで作るより、海外から買った方が安い。

食料も、生活必需品も、買えばいい。」

そんな社会通念が形成されてしまったことで、

私たちは多くのもの、

かけがえのない農地、山林、

農業、林業、漁業の担い手、

大工や工芸の職人の技、

生産の現場とそれを支える技術者の知識・・・

あらゆる大切なものをなくしかけていたのではないでしょうか?



円が50年前の実力に戻ったのなら、

もう一度、国を立て直しましょう。

あの頃と違って人口は減っていきますが、

労働力は実はまだ余力があります。

なぜなら、この国は人口の半分の女性の力を活かしていないのですから。


また、エネルギーも、

風力、地熱、太陽光と本気で活用して、

海外からエネルギーを買う必要もなくしましょう。


50年前とは違った形で、

自然と人間が共に生きていきやすい

もっと素敵な国を造っていきたい。


今週はそんなことを夢想しておりました。



= *部の引用サイト =

■円の実力、50年ぶり低水準 購買力低下で景気悪影響も

JIJI.COM 2022年02月17日

https://www.jiji.com/jc/article?k=2022021701287


今週は昔のことも思い出しましたが、

私の理想に近い国、アイスランドのことも思い出していました。

ここに日本再生のヒントがあると思いますので、

2017年のアイスランドの旅の拙ブログを再掲します。

■アイスランドで見つけたもの

http://flowersandbombs.blogspot.com/2017/07/

゜★。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★



++ 今週の気になるニュース  ++


■このままでは日本で働く外国人はいなくなる…ベトナム人の日本離れが増えている理由

差別の少ない台湾を選ぶ労働者たち

PRESIDENT Online 2022/2/18

https://president.jp/articles/-/54780

      ↑

海外からの労働力も、円の実力低下だけでなく、

差別や人権対策の遅れから、日本にはやってこなくなるでしょう。

日本は経済だけでなく、人権状況も30年ぐらい止まったままであることが、

よくわかる記事をご紹介します。

      ↓

■世界標準から取り残される日本。国内人権機構設立要求を!

はんげんぱつ新聞2022年2月号掲載記事

末田一秀(はんげんぱつ新聞編集委員)のサイト:環境と原子力の話

http://ksueda.eco.coocan.jp/kusanone2202.html


国内人権機関って?と思われる方がほとんどだと思いますが

(私もまだこれから勉強(^_^;)、日弁連さん作成のリンクの資料をご覧ください。

  ↓

https://www.nichibenren.or.jp/library/ja/publication/booklet/data/kokunaijinkenkikan10FAQ.pdf



■【子ども脱被ばく裁判】控訴審・2回目の法廷

uneriunera 2022年2月15日

https://uneriunera.com/2022/02/15/kodomodatsuhibaku14/

      ↑

とても大切な声が記録されています。

ひとりでも多くの方に読んでいただきたいです。

この国と行政が人々を放射線被ばくから守ろうとしなかった事実、

そしてそのことでどれほどの不安に苦しめられるのか想像してほしいです。

これは決して、東京電力福島第一原発事故により

汚染された地域の人々だけのことではありません。

この日本という国に現在住む私たち、そして未来に住む子孫たちも、

被ばくから守られるかどうかの問題だと思います。




++ イベント紹介 ++

☆ 講演会「原発訴訟における立証責任転換論とは」

講師:井戸謙一弁護士(伊方原発広島裁判仮処分 代理人弁護士)

日時: 2022年2月24日(木) 14:00~16:00

申し込み不要

Zoom アドレス

ミーティングID: 886 7190 5633

パスコード: 666969

先着100名までの参加です。

お名前の表示をお願いします。お名前のないかたは参加できません。

主催:伊方原発広島裁判応援団

詳細:https://saiban.hiroshima-net.org/



☆神戸市政カフェ(オンライン)

~オミクロン株にどう対処するか~

日時:2022年2月26日(土)10:00~11:30(Zoom)


2022年になるや感染爆発をもたらしたオミクロン株。

神戸でも第5波に比べて約6倍の感染者数となっています。

国と同様に2倍の想定で準備した神戸市。

濃厚接触者や無症状感染者を把握することをあきらめ、

重症化リスクのある方が重症化したり死亡されないように

することが精いっぱいという状況に追い込まれています。


今神戸市は何をするべきなのか?

みなさんと一緒に考えたいと思います。


主催:高橋ひでのりと市政を考える会

申し込み先など詳しくは→ https://www.shiminnokaze.com/に掲載予定です。

 ↑

私ももちろん参加予定です☆




☆<オンライン企画> 早めに申し込まれた方が良い企画です☆

東電の福島原発事故からまもなく11年 コロナで1年遅れた出版記念の会

「福祉の仕事で35年働き 

東電の原発事故で人生が変わってしまった菅野みずえさんのお話」

日時:2022年3月6日(日)14:00~16:15頃

お話: 菅野みずえさん (東電の原発事故で福島・浪江町から関西に避難)

アイリーン・美緒子・スミスさん (グリーン・アクション代表/写真集「MINAMATA


参加費:書籍代込み 1700円 (書籍が不要な方は 900円)

・参加費には書籍代(1320円税込)と送料も含みます。

・2冊目以上は1冊につき1000円(税込)追加となります。今回のみの価格です。

・お振込みいただきましたら、書籍を発送します。

申込締め切り:3月4日中

・メールでお申込みいただいたらお振込み方法、ZOOM参加方法などについて、

こちらからご連絡いたします。

・開催日直前にお申し込みの場合は、書籍の到着が後日となります。

要申込: 参加申し込みが必要です。

お申し込みはグリーン・アクションのメール info@greenaction-japan.org まで、

その他詳細はこちらでご確認ください↓ https://www.facebook.com/events/277996351065270/

主催:グリーン・アクション/アジェンダ・プロジェクト



ところで、2月22日は猫の日ですね。

とっても楽しみにしているyoutubeイベントです♪

 ↓

☆BIG ISSUE LIVE 特別企画「ボブについて語ろう」

【ゲスト】

稲葉剛(認定NPO法人ビッグイシュー基金共同代表)

雨宮処凛(作家/活動家)ほか猫数匹

【司会・進行】佐野未来(有限会社ビッグイシュー日本 東京事務所長)

【日時】2022年2月22日(火)18時~19時

ライブ配信の視聴はこちらから(無料)→https://youtu.be/iX6oo_rT52Q 


ビッグイシューの元販売者ジェームズ・ボーエンを救った

ストリートキャット「ボブ」がこの世を去ってから1年半ー。

ボブは今でもジェームスの人生だけでなく、多くの人の人生に影響を与え続けています。

彼らの物語が書籍化され世界中でベストセラーとなり

映画「ボブという名の猫―幸せのハイタッチ」でさらに多くのファンを獲得。

ボブが表紙に出る『ビッグシュー』誌は飛ぶように売れ、

世界中の販売者の生活を支えます。

詳細:https://www.facebook.com/events/343851894293539




++ おすすめのTV番組 ++


☆ハートネットTV「いのちが大丈夫であるように~沖縄・夜を生きる少女たち~」

Eテレ 2022年2月23日(水) 午後1時05分 〜 午後1時35分再放送です。

「わたしたちの街は暴力を孕(はら)んでいる。

そして、それは、女の子たちにふりそそぐ」。

詳細:https://www.nhk.or.jp/heart-net/program/heart-net/1985/



++ ++ ++ ++

 素晴らしい夢をみて、それを行動に移せ

                       ナバホ族の格言 

++ ++ ++ ++



♪ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。 ♪




♪♪ 発行者プロフィール ♪♪

小橋かおる 「花と爆弾-もう、戦争の暴力はやめようよ-」著者。

2004年の出版以来、アフガニスタンとイラクの子どもたちの支援を続けています。

2011年からは福島の子どもたちの健康を守る活動も支援させてもらっています。

さよなら原発神戸アクションの共同世話人も努めています。

できることをコツコツ、じわじわ続けたいと思います。

「花と爆弾」HP:https://hanabaku.blogspot.com/ ←2020年5月より新しくなりました

ブログ「花と爆弾」Words for Peace: http://flowersandbombs.blogspot.com

ブログ「7世代に思いをはせて」https://nanasedai.blogspot.com/

メールマガジン「7世代に思いをはせて」(無料)の登録はこちら↓

https://www.mag2.com/m/0000273399.html



              

アイスランドの首都・レイキャビクの町並み

2022年2月12日土曜日

【第696号】今ここにある危機と、貧すれば・・・

 「どんなことも7世代先まで考えて決めなくてはならない」

ネイティブ・アメリカン(イロコイ族)の格言 



゜★。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★

今週は、NHKで再放送されていた

「今ここにある危機とぼくの好感度について」を視聴しました。


NHKのサイトより、ドラマの紹介文です。

「主人公は大学の広報マン。次々に巻き起こる不祥事に振り回され、

その場しのぎで逃げ切ろうとして追い込まれていく。

その姿をブラックな笑いとともに描きながら、現代社会が抱える矛盾と、

そこに生きる人々の悲哀に迫る。」*




舞台は、ある国立大学。

国から年々予算を削られ、研究費も心細い。

予算獲得のためには、論文不正も、健康被害もあることを認めず、

取り繕って、なんとか大学の「好感度」を維持しなければ・・・と

慌てふためく大学関係者。

あくまでフィクションではありますが、

大学を取り巻く環境は、現実でしょう。


NHKの紹介文には「そこに生きる人々の悲哀」とありますが、

私は、「この日本という国の悲哀」を感じてしまいます。



「貧すれば鈍する」という言葉がありますが、

予算がない、お金がないという理由で、

この国の最高学府までが、

いつもアタフタとお金のことばかりを考えて、

研究に集中できない状態であることは、

なんという悲哀でしょう。


学生は高い授業料を背負い、奨学金という名の学生ローンの支払いに、

大学は研究費の獲得に奔走する。

この環境でどうやって、未来を切り開くような研究ができるでしょう?


財政難、予算がないと言って、

一番「貧すれば鈍」しているのは、

この国の政府?

またはそれを信じこまされている私たちなのかも?とも思います。




= 関連サイト =

*■今ここにある危機とぼくの好感度について

https://www.nhk.jp/p/ts/J94YJZG3V6/


日本の大学の窮状がわかりやすく解説されているサイトを見つけました↓

■日本の研究開発費が少ないのはなぜか?その理由と影響を調査(2021.07.07)

https://mirasus.jp/sdgs/industry-inovation/1782


■TED日本語 - ルトガー・ブレグマン: 

貧困は「人格の欠如」ではなく「金銭の欠乏」である

https://digitalcast.jp/v/25776/

上記は、英語学習用のサイトですが、

この中で言及されているサトウキビ農家の収穫前後のIQ調査が、

「貧すれば鈍する」を証明しているなぁと思ったのでリンクします。


■「貧すれば鈍する」解釈(故事ことわざ辞典より)

貧乏をすると、毎日その生活のことばかり考えるようになるから、

人は知恵や頭の回転が衰えてしまい、賢い人でも愚かになるという意味。

http://kotowaza-allguide.com/hi/hinsurebadonsuru.html


゜★。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★



++ 今週の気になるニュース  ++


■“ガソリン税の減税で価格引き下げを” 野党側 引き続き求める

NHK NEWS WEB 2022年2月10日 

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220210/k10013476631000.html

「立憲民主党の水岡参議院議員会長は9日

「ガソリン価格の半分近くを税金が占めており、

国民生活を考えると減税するしかない。

補助金は税金のばらまきであり行うべきではない」と指摘しました。」

      ↑

私もまったく同感です。石油元売り会社に補助金を出しても、

どれほど末端で効果があるのか?

また政権に近いオトモダチのための政策ですか?と勘ぐってしまいます。



下記の国会中継も見ていましたが、

政権にはコロナ禍で困窮する人々は見えないのか?と疑うような大臣たちの答弁でした。

山本太郎議員に与えられた時間はたったの15分。その15分の動画です。

■山本太郎の国会質問!衆議院・内閣委員会(2022年2月9日)

https://www.youtube.com/watch?v=rf2F0TDfr_U



■福島原発刑事裁判、2月9日に高裁で山場 現場検証などの採否が鍵に

週刊金曜日 2022年2月7日

https://news.yahoo.co.jp/articles/b875d24d42c8ec9ca903af23f8903dc56050838e

    ↑

裁判後の報告集会を視聴しましたが、裁判官は現場検証もしないとのこと。

原告の方の失望と憤りは想像を絶します。

非常に重要な裁判だと私は思っていますが、あまりニュースにとりあげられず残念です。

そんな中、IWJさんが記者会見の動画とともに記事を掲載してくれています。

    ↓

■東京高裁は証人尋問も現場検証も拒否!

「現場も見ないで何を判断するんだ!」弁護団は怒り心頭!~

2.9東電刑事裁判・控訴審第2回公判期日後の記者会見 

IWJ 2022.2.9 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/501946



こちらもとても大切なニュースです。

■甲状腺がん患者家族ら、福島県知事に抗議

OurPlanet-TV 2022/02/08 

https://www.ourplanet-tv.org/44478/

「小泉純一郎氏ら首相経験者5人が先月27日、

EU(欧州連合)欧州委員会に送った書簡の中に記載されていた、

「多くの子供たちが甲状腺がんに苦しんでいる」という記述をめぐり、

福島県の内堀雅雄知事が記者会見で遺憾の意を表明したことに対し、

小児甲状腺がん患者の家族が知事の発言の撤回などを求め、抗議を申し入れた。

(中略)申し入れ後に、子どもが甲状腺がんの手術を受けた母親らが記者会見を行い、

「実際、何人も甲状腺がんになって、実際に苦しんでいる患者がいて、

どうして遺憾なんだろう」と涙ながらに訴えた。」



裁判のニュースが続きましたが、ひとりでも多くの方に、

裁判の存在を知ってもらい、内容を知ってもらいたいです。

この国がどこまで骨抜きになっているかが、残念ながらよくわかります。

多くの裁判で、報告集会などがオンラインで配信されているので、

ぜひご覧ください。来週も大切な裁判があります。

    ↓

☆子ども脱被ばく裁判

第2回控訴審期日オンライン配信のお知らせ

https://kodomodatsuhibaku.blogspot.com/2022/02/214.html

日時: 2022年2月14日 00:30PM~  前段集会

   2022年2月14日 03:00 PM~ 裁判報告集会

Zoomリンクなど詳細は↓

https://kodomodatsuhibaku.blogspot.com/2022/02/214.html


子ども脱被ばく裁判は現在控訴審です。

2021年3月1日に、福島地裁言い渡した判決が、

いかに理不尽であったかを、下記のメルマガで報告しています。

    ↓

■7世代に思いをはせて(2021年3月6日)

【第647号】福島第一原発事故から10年~被ばくを避ける権利を求めて~

https://nanasedai.blogspot.com/2021/03/64710.html



++ イベント紹介 ++

☆これから何する?ワイワイがやがやブレインストーミング@zoom茶話会

日時:2022年2月19日(土)18:30~20:30

会 場: Zoom(URLなどは下記をご覧ください。)

参加費:無料 (zoomをお使いの方なら、どなたでも大歓迎です。)


コロナ禍に翻弄されながらもオンラインでの講演会や交流会、

自治体への申し入れなどなど活動を続けてきましたが、

さて、今年は何をしよう?

コロナ禍が明けたら、あれしたい、これしたい、

コロナ禍が続いてもこれができるよ!などなど、

わいわい、がやがやとアイデアを話し合いませんか?

原発のない、そして被ばくを強要されない暮らしを築くために☆


ZoomのURLなど詳細は→ http://sayogenkobe.blog.fc2.com/blog-entry-235.html

主催:さよなら原発神戸アクション

    ↑

もちろん、わたしもわいわい提案させてもらいます♪




++ ++ ++ ++

 素晴らしい夢をみて、それを行動に移せ

                       ナバホ族の格言 

++ ++ ++ ++



♪ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。 ♪




♪♪ 発行者プロフィール ♪♪

小橋かおる 「花と爆弾-もう、戦争の暴力はやめようよ-」著者。

2004年の出版以来、アフガニスタンとイラクの子どもたちの支援を続けています。

2011年からは福島の子どもたちの健康を守る活動も支援させてもらっています。

さよなら原発神戸アクションの共同世話人も努めています。

できることをコツコツ、じわじわ続けたいと思います。

「花と爆弾」HP:https://hanabaku.blogspot.com/ ←2020年5月より新しくなりました

ブログ「花と爆弾」Words for Peace: http://flowersandbombs.blogspot.com

ブログ「7世代に思いをはせて」https://nanasedai.blogspot.com/

メールマガジン「7世代に思いをはせて」(無料)の登録はこちら↓

https://www.mag2.com/m/0000273399.html


ドラマとは関係ない大学ですが、
母校が今後も自由闊達な学問の場であることを願って。




2022年2月5日土曜日

【第695号】立春の日差しに・・・

 「どんなことも7世代先まで考えて決めなくてはならない」

ネイティブ・アメリカン(イロコイ族)の格言 

゜★。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★

昨日は立春でしたね。

2021年度の授業もあと残りわずかとなりました。

私は3つの大学で英語を教えていますが、

2020年4月からのコロナ禍によりオンライン授業が始まって、

20年度と21年度の丸2年間、ふたつの大学では、

私の担当授業は、すべてオンライン授業となりました。



意外に思われるかもしれませんが、

学生のほとんどはこの形式の授業が気に入っているようで、

学生たちの英語の表現力などが着実に向上しているのが、

こちらとしても実感できますから、

学習面では悪くはないのですが、


ただ、2年間、毎日毎日、PC画面上の学生たちの英語小論文を読んでいると、

だんだん、特に仕事外でPC上の文字を読むのが苦痛に感じてきて、

よっぽど集中力を高めるよう意識しないと、

上滑るように読んでしまう、

読みたくなくなる、と、

元来、文字好きな私としては、驚くような状態に現在なっています。



授業が終わっても、

さまざまな仕事には追われますが、

しばらくはPC画面から離れて、

春の日差しの元、

うぐいすの鳴き声など求めて、

近くの山に散歩に行こうかなと思います。



コロナ禍はまだしばらく続きそうです。

心身共に健やかさを保つために、

少しゆっくりする工夫を心がけてくださいね。


゜★。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★




++ 今週の気になるニュース  ++


■コロナで休園、保護者が有給求めたら「クビにする」「不公平」

… 小学校休業等対応助成金、企業の拒否が相次ぐ。不安の声も

BuzzFeed JAPAN 2022/2/4

https://news.yahoo.co.jp/articles/b8340f8e496552bf0d280e3788ffec7c6283d5ae

「制度の仕組みや対象についてはコールセンター(0120-60-3999)や

LINEを通じた相談を、雇用主に拒否された場合などの相談は、

居住地の労働局の特別相談窓口の利用を呼びかけた。」

    ↑

子育てしながら個人で申請など、ほんとうに大変だと思います。

社会全体で、助成金を活用するのが当たり前となるように、

また、まずは周知徹底が必要かと思いますが、

上記リンクには相談窓口一覧も掲載されていますので、

必要な方は、ぜひご一読ください。



要注意なニュースの続報です。

    ↓

■原発・天然ガス、「グリーン」認定 脱炭素化へ投資基準―EU最終案

JIJI.COM 2022年02月02日

https://www.jiji.com/jc/article?k=2022020200924

「原発と天然ガスを「グリーン」と認定することには一部の加盟国や環境団体が

強く反発しているが、昨年末に提示した原案をおおむね維持した。(中略)

加盟国で構成する理事会や欧州議会が原則4カ月以内に拒否しなければ、

23年から施行する。」


上記の「グリーン」認定を反対するための、署名キャンペーンが継続中です。

1週間ほどで1万5千人を超える賛同が集まっています。

    ↓

■「持続可能」でも「グリーン」でもない原発をEUタクソノミーに含めるべきではない

https://chng.it/RczsRvL9ZY


EUタクソノミーって?と思われる方は、FoE Japanさんのブログをご覧くださいね。

■EUタクソノミーと原発をめぐる議論

https://foejapan.wordpress.com/2022/01/05/taxonomy_nuclear/


1月27日に開催されたセミナーです。録画もご覧になれます。

    ↓

■オンラインセミナー:原発は気候変動対策?最新の議論を追う

https://www.foejapan.org/energy/fukushima/220127.html




++ おすすめの映画 ++

先週号などでお知らせしてきたプレ・グローバルグリーンズ大会。

2月5日開催ですが、下記の映画はまだご覧になれます♪

    ↓

☆ 映画「太陽の蓋」無料公開 (2/14まで)

プレ・グローバルグリーンズ大会での緑の党グリーンズジャパン提案の企画のために

2週間だけ映画「太陽の蓋」が限定公開されています。

2月14日まです。お見逃しなく。

太陽の蓋:予告編(英語字幕付き) https://youtu.be/lF_rwlqgP24

太陽の蓋:90分版(英語字幕付き) https://youtu.be/s9OutqC0udc

太陽の蓋:90分版(フランス語字幕付き) https://youtu.be/P0bRP7kzIZk



☆おまけ

2017年のリバプールでのグローバルグリーンズ大会を報告した拙ブログです。

読み返してたら、当時の興奮を思い出したので、リンクします。

来年は韓国で、開催予定です。行けるかな~?

■グローバル・グリーンズ 緑の党世界大会@リバプール

http://flowersandbombs.blogspot.com/2017/04/



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 素晴らしい夢をみて、それを行動に移せ

                       ナバホ族の格言 

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♪ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。 ♪




♪♪ 発行者プロフィール ♪♪

小橋かおる 「花と爆弾-もう、戦争の暴力はやめようよ-」著者。

2004年の出版以来、アフガニスタンとイラクの子どもたちの支援を続けています。

2011年からは福島の子どもたちの健康を守る活動も支援させてもらっています。

さよなら原発神戸アクションの共同世話人も努めています。

できることをコツコツ、じわじわ続けたいと思います。

「花と爆弾」HP:https://hanabaku.blogspot.com/ ←2020年5月より新しくなりました

ブログ「花と爆弾」Words for Peace: http://flowersandbombs.blogspot.com

ブログ「7世代に思いをはせて」https://nanasedai.blogspot.com/

メールマガジン「7世代に思いをはせて」(無料)の登録はこちら↓

https://www.mag2.com/m/0000273399.html


早春の花々に早く出会いたいなぁ