2022年5月28日土曜日

【第711号】父の誕生日に

 「どんなことも7世代先まで考えて決めなくてはならない」

ネイティブ・アメリカン(イロコイ族)の格言 

゜★。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★


今日、5月28日は父の誕生日です。

2017年に亡くなりましたが、

生きていれば、83才。


父は事業をしていましたが、

私が高校生の頃、福島第一原発の仕事を請け負っていました。

放射能のことを心配する私に、

「紙でも防げるの(放射線)もある」と話していました。

アルファ線のことですね。

アルファ線を発する物質は、体内に入ると非常に危険ということは聞かされなかったのか、

私たち家族を安心させたかったのか、

それとも自分も安心したかったのか、

今となってはわかりません。



父の晩年、福島第一原発事故の後、

福島のことで何か覚えている?と聞いた時、

「海がきれいだった。魚釣りが楽しかった。」と話ながら、

原発事故のことを悲しんでいました。

原発が事故を起こすとは思っていなかったとも・・・。



これ以上、海を汚染しないでください。

事故が起きた以上、もう原発は動かさないでください。

もともとは原発は絶対に事故は起こさないという約束で、

原発を建てる許可を住民の皆さんから得たのでしょう?



父の生まれ故郷の島根県でも、

10年以上を経て、再び原発が動こうとしています。



= 関連サイト =

■島根県議会 再稼働容認 丸山知事 2日に可否表明 島根原発2号機

山陰中央新報デジタル 2022/5/27

https://www.sanin-chuo.co.jp/articles/-/213903


■再稼働反対 知事に訴え 住民団体、県庁広場で抗議

山陰中央新報デジタル 2022/5/27

https://www.sanin-chuo.co.jp/articles/-/213769

゜★。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★




++ 今週の大切なニュース  ++


■“福島第一原発事故影響で甲状腺がんに” 集団訴訟 裁判始まる

NHK NEWS WEB 2022年5月26日

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220526/k10013644951000.html


この311子ども甲状腺がん裁判で、東京電力は科学論争をするから

「情緒的な」原告の意見陳述はさせなくてよいと言っていたと報じられていましたが、

26日の裁判での原告の意見陳述の後、東電の弁護士も、

「(今後の原告の意見陳述は)裁判長の判断に任せます」と言わざるを得なかった。

原告の苦悩を突きつけられれば、誰も否定できないほどの現実なのです。

22分頃から、原告の意見陳述が視聴できます。

    ↓

■「311子ども甲状腺がん裁判」報告集会(ノーカット版)

Our Planet TV  2022/05/26 

https://www.youtube.com/watch?v=ljSNyAuZSmE&t=1498s



■甲状腺がん手術4回「因果関係知りたい」 

原発事故当時中2の男性 対東電訴訟、26日口頭弁論

東京新聞 2022年5月25日 

https://www.tokyo-np.co.jp/amp/article/179323



■原発事故と甲状腺がん (動画)

TBS報道特集5月21日(土)放送分 5月29日(日)12:00まで、視聴できます。

https://tver.jp/episodes/epjq0b7cmo


この若者たちの声に応えなければと思います。




++ イベント紹介(再掲) ++

☆ 世界から見たフクイチ処理汚染水問題~「私たちが海に出会う方法」

日時:2022年6月11日(土) 19:00~21:15

会場:zoom (完全予約制です。下記メールアドレスより6月11日17時までにお申し込みください。)

参加費:無料

講師:ドルコレ(ファン・ヒョンジン)さん・環境アクティビスト

申し込み:sayogenkobe-staff@mlist.ne.jp 

(上記メールアドレスより申し込まれた方には、zoomのURLなどを返信します。転送転載はお控えください。)

主催:さよなら原発神戸アクション

詳細:http://sayogenkobe.blog.fc2.com/blog-entry-240.html



☆海を守るために、できることがあります。

■原発処理水の海洋放出計画、原子力規制委が6月17日までパブコメ実施

東京新聞 2022年5月19日

https://www.tokyo-np.co.jp/article/178283

パブコメへの意見はこちらから

   ↓

■東京電力ホールディングス株式会社福島第一原子力発電所の実施計画変更認可申請

(ALPS処理水の海洋放出関連設備の設置等)に係る審査書案

https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=198022201&Mode=0



☆黒い雨から福島へ~なぜ内部被ばくは隠蔽されたのか?@zoom茶話会

講師:高橋博子奈良大学文学部史学科教授

日時:2022年6月5日(日)19:00~21:00

会場:zoom (URLなどは下記サイトをご覧ください。)

参加費:無料 ・カンパ歓迎

*zoomをお使いの方なら、どなたでも大歓迎です。


6月の茶話会の講師にお招きする高橋博子先生は、社会科学(アメリカ史)の立場から、広島や長崎の原爆、マーシャル諸島での核実験などによって引き起こされた、放射性降下物(黒い雨など)や内部被ばくは、なぜ、どのように隠蔽されてきたのか、について深く研究されています。特に、アメリカの公文書館等や日本の外務省に保管される、かつては機密にされていた文書を入手し、これまでのアメリカの放射能研究における、軍事優先で人の命を切り捨てにする姿を明らかにしてこられました。

今回の茶話会では、黒い雨から福島原発事故に至るまで、なぜ被害者がなかなか支援も補償も受けられないのか、その背後にある日米の放射能被害の隠蔽の構造について、分かりやすくお話頂きます。


高橋博子さんプロフィール:

奈良大学文学部史学科教授(アメリカ史・グローバルヒバクシャ研究)

著 書『新訂増補版 封印されたヒロシマ・ナガサキ』(凱風社,2012年),

共著 『核の戦後史』(創元社、2016年)他。

日本平和学会理事・広島平和記念資料館資料調査研究会委員・第五福竜丸平和協会専門委員


問い合わせ:sayogenkobe-staff@mlist.ne.jp

主催:さよなら原発神戸アクション

http://sayogenkobe.blog.fc2.com/blog-entry-241.html(タイムテーブルなど詳細を掲載)

フェイスブックのイベントサイト: https://www.facebook.com/events/523650632768083




++ ++ ++ ++

 素晴らしい夢をみて、それを行動に移せ

                       ナバホ族の格言 

++ ++ ++ ++



♪ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。 ♪




♪♪ 発行者プロフィール ♪♪

小橋かおる 「花と爆弾-もう、戦争の暴力はやめようよ-」著者。

2004年の出版以来、アフガニスタンとイラクの子どもたちの支援を続けています。

2011年からは福島の子どもたちの健康を守る活動も支援させてもらっています。

さよなら原発神戸アクションの共同世話人も努めています。

できることをコツコツ、じわじわ続けたいと思います。

「花と爆弾」HP:https://hanabaku.blogspot.com/ ←2020年5月より新しくなりました

ブログ「花と爆弾」Words for Peace: http://flowersandbombs.blogspot.com

ブログ「7世代に思いをはせて」https://nanasedai.blogspot.com/

メールマガジン「7世代に思いをはせて」(無料)の登録はこちら↓

https://www.mag2.com/m/0000273399.html


島根原発から30キロ圏内となる父の故郷
父の通った高校も見えます。


2022年5月21日土曜日

【第710号】私たちが海に出会う方法~若者たちの声

 「どんなことも7世代先まで考えて決めなくてはならない」

ネイティブ・アメリカン(イロコイ族)の格言 

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今、仲間たちと海についてのイベントを企画しています。

タイトルは、☆世界から見たフクイチ処理汚染水問題

~「私たちが海に出会う方法」~


講師は、とても若い韓国の環境アクティビストの女性、ドルコレさん。

彼女からいただいたメッセージがとても深くて、

私も講演をとても楽しみにしています。



ドルコレさんのメッセージから一部ご紹介します:

「放射能汚染水を海に放流する」という日本政府の決定は、

私たちが、普段から海に対して取ってきた行動や態度から来たのではないでしょうか。

今回の「私たちが海に出会う方法」というタイトルの講演では、

私たちが日常の中で、海に出会ってきた・向き合ってきた様々な方法や態度を振り返り、

人間と海の相互関係性について話し合います。



また、通訳には、「多様な形でアジアの言葉と人々を繋ぐ人」

こちらもバイタリティあふれる若者です。


新しい風を感じます。



= 関連サイト =

☆ 世界から見たフクイチ処理汚染水問題~「私たちが海に出会う方法」

日時:2022年6月11日(土) 19:00~21:15

会場:zoom (完全予約制です。下記メールアドレスより6月11日17時までにお申し込みください。)

参加費:無料

講師:ドルコレ(ファン・ヒョンジン)さん・環境アクティビスト

申し込み:sayogenkobe-staff@mlist.ne.jp 

(上記メールアドレスより申し込まれた方には、zoomのURLなどを返信します。転送転載はお控えください。)

主催:さよなら原発神戸アクション

詳細:http://sayogenkobe.blog.fc2.com/blog-entry-240.html



☆海を守るために、できることがあります。

■原発処理水の海洋放出計画、原子力規制委が6月17日までパブコメ実施

東京新聞 2022年5月19日 https://www.tokyo-np.co.jp/article/178283

パブコメへの意見はこちらから

   ↓

■東京電力ホールディングス株式会社福島第一原子力発電所の実施計画変更認可申請

(ALPS処理水の海洋放出関連設備の設置等)に係る審査書案

https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=198022201&Mode=0


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++ 今週の気になるニュース  ++

海洋放出に関するニュースです。

■原発処理水の海洋放出に向けた工事中止を要請 

福島の市民団体が東京電力に 「さらなる負担と苦悩を強いる」

東京新聞 2022年5月13日

https://www.tokyo-np.co.jp/article/177194


海洋放出中止の声を上げてくれている方たちに感謝。

しかし、もっともっと声が必要です。

      ↓

■近づく海底トンネル着工 

規制委が処理水の海洋放出計画を事実上認可 東電福島第一原発

東京新聞 2022年5月18日

https://www.tokyo-np.co.jp/article/178050


原発処理水って何?代替案って?と思う方は、こちらをご覧ください。↓

■東電福島第一原発で増え続ける、放射能を含んだ「処理水」Q&A

https://foejapan.org/issue/20200324/4587/



昨年「新しい風を感じる」と紹介した、

神戸市の担当課長と今年も関電株主総会に向けての面談をしてきました。

昨年は株主提案を見送った神戸市でしたが、

今年は、脱原発(依存)にしっかり言及する株主提案を行います。

提案の詳細をご覧ください。

    ↓

■ 関西電力株式会社第98回定時株主総会における神戸市提案

https://www.city.kobe.lg.jp/documents/53021/kannden_98_kabunushiteian.pdf


また、去年の課長との面談の報告記事を再掲します。↓

■7世代に思いをはせて【第662号】新たな世代との遭遇

https://nanasedai.blogspot.com/2021/06/662.html



最後に、こちらも若い世代が国連で声を上げてくれて、進んでいます。

これまでの経緯など詳しくまとめてくださった記事をリンクします。

    ↓

■【原発事故と国内避難民】国連特別報告者ダマリーさんの訪日調査、

ようやく秋に実現へ 訪日要請から4年「区域外避難者の問題明らかにされること期待」

民の声新聞 2022/05/16

http://taminokoeshimbun.blog.fc2.com/blog-entry-649.html




++ イベント紹介 ++


☆神戸市政カフェ@高橋ひでのりと市政を考える会             

~山口 阿武町の誤給付事件から「ギャンブル依存症」を考える~

日時:2022年5月28日(土)10:00〜11:30

場所:オンライン(ZOOM会議)

参加費:無料(垂水区以外の方もご参加いただけます)

参加申込:5/27(金)12時までに、下記サイトをご参照の上、お申し込みください。

主催:高橋ひでのりと市政を考える会 

詳細:https://www.shiminnokaze.com/takahashi/post-1297/

    ↑

神戸市と市民の架け橋となって動いてくれている高橋ひでのり神戸市議の市政カフェです。


再掲です。いよいよ来週です!

☆VFPの無料ミニシリーズイベント (全5回)【対テロ戦争の20年】

第2回詳細: 

日時:2022年5月 28日 (土曜日) 午前9時〜11時、同時通訳付き

参加費:無料 (zoomをお使いの方なら、どなたでも大歓迎です。)

第2回のテーマ; PTSDの現実

登壇者: ケビン・ルーシー & サム・コールマン


■ケビン・ルーシー

動画:【戦争経験者の心の傷とその家族たちの心傷】 

<プロフィール> 

ジョイスとケビン・ルーシー夫妻は、多くの退役軍人が帰国後に陥る自分自身との戦いで息子を失いました。

19歳だった息子は、高校卒業後すぐに海兵隊に入隊しました。

その後、2001年の9.11が起こり、彼は2003年にイラクに派遣され、

激動の任務を終えて帰還した後、2004年に実家で首を吊りました。享年23歳。


■サム・コールマン

動画:【傷ついた元軍人は、傷だらけの米国社会では生きていけない】

<プロフィール>

・カリフォルニア州立大学ロングビーチ校の日本・アジア研究の講師。

・「VFPナショナプロジェクト、ミリタリー・トラウマ作業グループ」のコーディネーター

私は、PTSDを、アメリカの軍隊経験に起因する様々な機能障害の一部として扱いたいと考えており、戦場はその一部であると見ます。 

例えば、戦地に派遣されていない現役軍人の自殺者数は、派遣されている軍人の自殺者数を上回っていますし、

モラルインジャリーと呼ばれる心の傷や自殺にもやっと注目が集まっています。


昨年のVFPイベントの動画を視聴しながら、

さらに問題を深掘りし、登壇者にライブで質疑応答に出席してもらいます。

お申し込みはこちらから:

https://docs.google.com/forms/d/1QKhtzj3U1uul6R2N9OI8NS2MGRP5iniquICxTuq_bGM/viewform

(一度のお申し込みで、各回ごとにズームのURLをご連絡致します・

前回お申し込みなさった方は、今回以降のお申し込みは不要です。)


問合せ: vfpspeakingtour@gmail.com

主催:VFP スピーキングツアー2021+1実行委員会

詳細:http://whatsnew-on-flowersandbombs.blogspot.com/2022/03/520.html



こちらも再掲です。とても貴重な講演になりそうです。

    ↓

☆黒い雨から福島へ~なぜ内部被ばくは隠蔽されたのか?@zoom茶話会

講師:高橋博子奈良大学文学部史学科教授

日時:2022年6月5日(日)19:00~21:00

会場:zoom (URLなどは下記サイトをご覧ください。)

参加費:無料 ・カンパ歓迎

*zoomをお使いの方なら、どなたでも大歓迎です。


6月の茶話会の講師にお招きする高橋博子先生は、社会科学(アメリカ史)の立場から、広島や長崎の原爆、マーシャル諸島での核実験などによって引き起こされた、放射性降下物(黒い雨など)や内部被ばくは、なぜ、どのように隠蔽されてきたのか、について深く研究されています。特に、アメリカの公文書館等や日本の外務省に保管される、かつては機密にされていた文書を入手し、これまでのアメリカの放射能研究における、軍事優先で人の命を切り捨てにする姿を明らかにしてこられました。

今回の茶話会では、黒い雨から福島原発事故に至るまで、なぜ被害者がなかなか支援も補償も受けられないのか、その背後にある日米の放射能被害の隠蔽の構造について、分かりやすくお話頂きます。


高橋博子さんプロフィール:

奈良大学文学部史学科教授(アメリカ史・グローバルヒバクシャ研究)

著 書『新訂増補版 封印されたヒロシマ・ナガサキ』(凱風社,2012年),

共著 『核の戦後史』(創元社、2016年)他。

日本平和学会理事・広島平和記念資料館資料調査研究会委員・第五福竜丸平和協会専門委員


問い合わせ:sayogenkobe-staff@mlist.ne.jp

主催:さよなら原発神戸アクション

http://sayogenkobe.blog.fc2.com/blog-entry-241.html(タイムテーブルなど詳細を掲載)

フェイスブックのイベントサイト: https://www.facebook.com/events/523650632768083



++ おすすめの番組 ++


5月21日・・・今夜です。

甲状腺がんを患いながらも声をあげた6人の若者・・・ぜひご覧ください。

    ↓

■原発事故と甲状腺がん 関係は?

2022年5月21日「報道特集」予告

https://www.youtube.com/watch?v=TuVxDXzaOl4



++ ++ ++ ++

 素晴らしい夢をみて、それを行動に移せ

                       ナバホ族の格言 

++ ++ ++ ++



♪ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。 ♪




♪♪ 発行者プロフィール ♪♪

小橋かおる 「花と爆弾-もう、戦争の暴力はやめようよ-」著者。

2004年の出版以来、アフガニスタンとイラクの子どもたちの支援を続けています。

2011年からは福島の子どもたちの健康を守る活動も支援させてもらっています。

さよなら原発神戸アクションの共同世話人も努めています。

できることをコツコツ、じわじわ続けたいと思います。

「花と爆弾」HP:https://hanabaku.blogspot.com/ ←2020年5月より新しくなりました

ブログ「花と爆弾」Words for Peace: http://flowersandbombs.blogspot.com

ブログ「7世代に思いをはせて」https://nanasedai.blogspot.com/

メールマガジン「7世代に思いをはせて」(無料)の登録はこちら↓

https://www.mag2.com/m/0000273399.html


写真提供:ドルコレさん
さよなら原発神戸アクションブログより


2022年5月14日土曜日

【第709号】小さなビッグニュース!

 「どんなことも7世代先まで考えて決めなくてはならない」

ネイティブ・アメリカン(イロコイ族)の格言 

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今週は、小さな記事ですが、ビッグニュースが飛び込んできました。


原発事故の国連報告者が訪日へ 9~10月、初の避難者調査

共同通信社 2022/5/12 https://nordot.app/897414806349627392

「原発事故の自主避難者は住宅支援打ち切りなどで厳しい生活環境にあり、

ヒメネスダマリー氏は2018年から訪日を求めていたが政府は事実上放置していた。」



福島第一原発事故により避難を余儀なくされ、

日本全国、また、世界に散らばって避難を続けている方たちがいる。

その状況を調査したいと訪日を2018年から要請されてきた

ヒメネスダマリー国連特別報告者の受け入れに、

政府がようやく動きだしたのです。



日本は、「要請があればいつでも受け入れる」と国連人権理事会で約束している立場。

しかし、これまでも国連特別報告者が訪日要請をしても、

日本政府が直ちに動かず、報告者の任期が切れてしまい、

実現しなかったこともありました。


今回のヒメネスダマリー氏も、今年の10月が任期ギリギリとなっています。

以前には、訪日2週間前になって

日本政府からキャンセルされた国連特別報告者もいました。



来日が本当に実現するまで、

どうぞ見守ってください。



= 関連サイト =


今回の訪日調査実現への動きは、原発避難者の皆さんの切実な声、

その声を受け取って動いてくださった国会議員の皆さん、

報道を続けてくださった記者の皆さん、

様々なアドバイスで支えてくださった研究者の皆さん、

そして、原発避難者を支える市民の皆さんの力のたまものだと思います。


その市民が立ち上げた「実現する会」のサイトです。

私も一員としてお手伝いさせてもらっていますが、これからが本番です。

訪日調査に向けて、まだまだ活動が続きますので、

ご協力をお願いいたします。

    ↓

国内避難民の人権に関する国連特別報告者による訪日調査を実現する会

https://ceciliajimenezamary.livedoor.blog/



国連特別報告者や人権についての説明を書いた号を再掲します。

原発事故当時中学生だった男性の国連人権理事会での発言もお読みいただけます。

 ↓

■7世代に思いをはせて【第703号】Human Rights

https://nanasedai.blogspot.com/2022/04/703human-rights.html

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++ 今週の気になるニュース  ++


■対戦車ミサイル生産倍増へ 米ロッキード、年4000発

共同通信社 2022/5/9

https://nordot.app/896280119931781120


この増産された兵器はアメリカの予算から、ウクライナへ・・・

そしてNATOへ?


■米下院、ウクライナ支援の予算案を可決 5.2兆円規模

CNN.co.jp 2022.05.11

https://www.cnn.co.jp/usa/35187344.html

「軍備の供給を急ぐために大統領権限で米軍の兵器を譲渡する枠は、

当初の50億ドルから110億ドルに拡大された。」


■ フィンランドは「NATO加盟申請すべき」首脳が表明。

ウクライナ侵攻を受けて決断【声明全文】

HUFFPOST 2022年05月12日

https://www.huffingtonpost.jp/entry/finland-nato_jp_627c8323e4b016d742f6d455



最後に、日本でも実現したいニュースをご紹介します。

日本も世界も、兵器よりも教育、医療、福祉、自然保護にもっと予算とパワーを注いでほしい。

      ↓

■フィンランドが義務教育を延長、18歳まで全て無料!

ニューズウィーク日本版 2022年5月6日

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/05/18-29.php




++ イベント紹介 ++

☆黒い雨から福島へ~なぜ内部被ばくは隠蔽されたのか?@zoom茶話会

講師:高橋博子奈良大学文学部史学科教授

日時:2022年6月5日(日)19:00~21:00

会場:zoom (URLなどは下記サイトをご覧ください。)

参加費:無料 ・カンパ歓迎

*zoomをお使いの方なら、どなたでも大歓迎です。


6月の茶話会の講師にお招きする高橋博子先生は、社会科学(アメリカ史)の立場から、広島や長崎の原爆、マーシャル諸島での核実験などによって引き起こされた、放射性降下物(黒い雨など)や内部被ばくは、なぜ、どのように隠蔽されてきたのか、について深く研究されています。特に、アメリカの公文書館等や日本の外務省に保管される、かつては機密にされていた文書を入手し、これまでのアメリカの放射能研究における、軍事優先で人の命を切り捨てにする姿を明らかにしてこられました。

今回の茶話会では、黒い雨から福島原発事故に至るまで、なぜ被害者がなかなか支援も補償も受けられないのか、その背後にある日米の放射能被害の隠蔽の構造について、分かりやすくお話頂きます。


高橋博子さんプロフィール:

奈良大学文学部史学科教授(アメリカ史・グローバルヒバクシャ研究)

著 書『新訂増補版 封印されたヒロシマ・ナガサキ』(凱風社,2012年),

共著 『核の戦後史』(創元社、2016年)他。

日本平和学会理事・広島平和記念資料館資料調査研究会委員・第五福竜丸平和協会専門委員


問い合わせ:sayogenkobe-staff@mlist.ne.jp

主催:さよなら原発神戸アクション

http://sayogenkobe.blog.fc2.com/ (zoomURLなど詳細を掲載予定)

フェイスブックのイベントサイト: https://www.facebook.com/events/523650632768083



再掲です。

☆VFPの無料ミニシリーズイベント (全5回)【対テロ戦争の20年】

 ~体験者・専門家に聞く、これまでとこれから〜


各ミニイベントでは、昨年のVFPイベントの動画を視聴しながら、

さらに問題を深掘りし、登壇者にライブで質疑応答に出席してもらいます。

お申し込みはこちらから:

https://docs.google.com/forms/d/1QKhtzj3U1uul6R2N9OI8NS2MGRP5iniquICxTuq_bGM/viewform

(一度のお申し込みで、各回ごとにズームのURLをご連絡致します)


5 回シリーズ・スケジュール(各回 午前9時〜11時、同時通訳付き)

2:   5月 28日 (土曜日)

【テーマ】PTSDの現実

【登壇者】ケビン・ルーシー & サム・コールマン


3:   6月 25日 (土曜日)

【テーマ】米国の世界戦略の中のアフガニスタン

【登壇者】マット・ホー & バシール・ビタ


4:   7月30日 (土曜日)

【テーマ】軍への勧誘 〜 日米の比較 〜

【登壇者】形川 健一 & ローリー・ファニング


5:   8月27日 (土曜日)

【テーマ】PTSD 〜 日米の比較 〜

【登壇者】サム・コールマン & 中村 江里


第1回目は、 4月 23日に終了しましたが、

当日イベントで視聴した動画を下記リンクよりご覧いただけます。

【テーマ】アフガニスタン 米軍撤退の前後

【登壇者】バシール・ビタ(アフガニスタン人・現在北米在住 & 西谷 文和(フリージャーナリスト)

バシール・ビタ氏の動画:https://youtu.be/NiYJx_7EgI8

西谷文和氏の動画:https://youtu.be/jR5tOXqhCRI

(動画は、2021年12月におふたりよりご提供いただいたものです。)


問合せ: vfpspeakingtour@gmail.com

主催:VFP スピーキングツアー2021+1実行委員会

詳細:http://whatsnew-on-flowersandbombs.blogspot.com/2022/03/520.html




++ おすすめの映画 ++


☆「明日になれば ~アフガニスタン・女たちの決断~」

シネ・リーブル梅田では、5月27日から上映。

アフガン人女性監督が、妊娠という人類共通の視点から捉えるアフガニスタンの女性たち。

「遠くに感じる彼女たちが隣人に感じる瞬間をアナタの心に刻んでほしい」との

サヘル・ローズさんの映画へのコメントに心惹かれました。

公式サイト: https://afganwomenmovie.com/



++ ++ ++ ++

 素晴らしい夢をみて、それを行動に移せ

                       ナバホ族の格言 

++ ++ ++ ++



♪ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。 ♪




♪♪ 発行者プロフィール ♪♪

小橋かおる 「花と爆弾-もう、戦争の暴力はやめようよ-」著者。

2004年の出版以来、アフガニスタンとイラクの子どもたちの支援を続けています。

2011年からは福島の子どもたちの健康を守る活動も支援させてもらっています。

さよなら原発神戸アクションの共同世話人も努めています。

できることをコツコツ、じわじわ続けたいと思います。

「花と爆弾」HP:https://hanabaku.blogspot.com/ ←2020年5月より新しくなりました

ブログ「花と爆弾」Words for Peace: http://flowersandbombs.blogspot.com

ブログ「7世代に思いをはせて」https://nanasedai.blogspot.com/

メールマガジン「7世代に思いをはせて」(無料)の登録はこちら↓

https://www.mag2.com/m/0000273399.html


2年越しでやっと庭に咲いてくれたブルーベル
イギリスの森はこの小花でいっぱいになるそうです。


2022年5月7日土曜日

【第708号】未来に触れる

 「どんなことも7世代先まで考えて決めなくてはならない」

ネイティブ・アメリカン(イロコイ族)の格言 

゜★。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★

Teaching is touching the future

「教えることは、未来に触れること」

以前、オーストラリアの教師の友人が言っていました。


私も大学で教え始めて、今年度で25年。

かつては、弟、妹に近かったような学生たちも、

今では、孫に近いような年の差になりました。


対面授業で、学生たちの若さを前にすると、

30年後には、私はこの世にいないかもしれないけれど、

学生たちは、社会の中核を担っているんだなぁと、

Teaching is touching the future を実感します。



改めて、ありがたい職業に就いたことを

感謝する新学期です。



= 関連サイト =

とは言え、教員の労働環境は年々過酷さを増していることは事実です。

大学でさえも、教員は研究の時間を削って事務作業をこなすことが多くなりました。

公立学校の教員たちの労働環境の改善は待ったなしだと思います。

未来そのものである子どもたちのためにも・・・

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■「作文の添削は労働ではない」"自主的行為"扱いされる公立学校教師の理不尽

授業準備は1コマ5分だけ認定

PRESIDENT Online   2022/01/19

https://president.jp/articles/-/53725

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++ 今週の気になるニュース  ++

■フィンランド、英米などと合同軍事演習

AFP BB News 2022年5月5日

https://www.afpbb.com/articles/-/3403346?cx_part=search


■ロシア、フィンランドの領空侵犯

AFP BB News 2022年5月5日

https://www.afpbb.com/articles/-/3403336

        ↑

フィンランドにはこれまで「緩衝国家」としての立ち位置で、

注目していたので、今後の動向がとても気になります。



■藤原帰一氏「力による抑止は限界を示した」 

ウクライナ侵攻のいま「平和主義の外交」訴え

東京新聞 2022年4月28日

https://www.tokyo-np.co.jp/article/174313


■ウクライナ情勢に「深い懸念」、国連安保理が声明 ロシアも支持

ロイター 2022年5月7日

https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-un-idJPKCN2MS1SF

    ↑

ロシアも支持した安保理声明。

力ではなく、外交、話し合いによる解決の一歩となることを願います。



最後に、とても気になるニュースです。続報を待ちます。

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「高校がある郡には、原爆開発を進めた「マンハッタン計画」のウラン処理工場があったことから、

汚染された土が学校建設に利用されたのではと関連を疑う指摘もあるということで、

自治体は放射線レベルを計測、5月中に公表するということです。」

■アメリカ 同じ高校の卒業生ら118人が脳腫瘍を発症 波紋広がる

TBS News 2022/5/6

https://news.yahoo.co.jp/articles/c870bee2bbc26961460b52cf194c9bc321e28962




++ イベント&動画 紹介 ++

☆おしどりマコ&ケン ZOOM講演会

『フクシマ原発事故から11年 私たちは何を知っているのか』

★参加費無料★お申し込みはこちらから https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_Juv_ZcWySDm0E2Frf-0YOA

★開催日時★

2022年5月14日(土)東京 21:00

フランス在住の方が企画されたzoom講演会です。

ちなみに、こちらは去年の動画です↓

■去年のおしどりさん講演会 多国語字幕付き https://youtu.be/EdQPZCf5iPE


こちらも世界に発信されている動画です。

■ドキュメンタリー映像: 福島を 聴く 見る 測る

英語版(55:34) https://youtu.be/5W6fDyzv5O8

日本語版(1:01:46) https://youtu.be/TgD4l1LDyps


若い世代も発信!

■「黒い雨から76年 短命村と呼ばれた里から」

(広島経済大学の学生さん制作)

埋もれた歴史に迫るドキュメンタリー https://youtu.be/HBDYKl3Pgh8



再掲です。

☆VFPの無料ミニシリーズイベント (全5回)【対テロ戦争の20年】

 ~体験者・専門家に聞く、これまでとこれから〜


各ミニイベントでは、昨年のVFPイベントの動画を視聴しながら、

さらに問題を深掘りし、登壇者にライブで質疑応答に出席してもらいます。

お申し込みはこちらから:

https://docs.google.com/forms/d/1QKhtzj3U1uul6R2N9OI8NS2MGRP5iniquICxTuq_bGM/viewform

(一度のお申し込みで、各回ごとにズームのURLをご連絡致します)


5 回シリーズ・スケジュール(各回 午前9時〜11時、同時通訳付き)

2:   5月 28日 (土曜日)

【テーマ】PTSDの現実

【登壇者】ケビン・ルーシー & サム・コールマン


3:   6月 25日 (土曜日)

【テーマ】米国の世界戦略の中のアフガニスタン

【登壇者】マット・ホー & バシール・ビタ


4:   7月30日 (土曜日)

【テーマ】軍への勧誘 〜 日米の比較 〜

【登壇者】形川 健一 & ローリー・ファニング


5:   8月27日 (土曜日)

【テーマ】PTSD 〜 日米の比較 〜

【登壇者】サム・コールマン & 中村 江里


第1回目は、 4月 23日に終了しましたが、

当日イベントで視聴した動画を下記リンクよりご覧いただけます。

【テーマ】アフガニスタン 米軍撤退の前後

【登壇者】バシール・ビタ(アフガニスタン人・現在北米在住 & 西谷 文和(フリージャーナリスト)

バシール・ビタ氏の動画:https://youtu.be/NiYJx_7EgI8

西谷文和氏の動画:https://youtu.be/jR5tOXqhCRI

(動画は、2021年12月におふたりよりご提供いただいたものです。)


問合せ: vfpspeakingtour@gmail.com

主催:VFP スピーキングツアー2021+1実行委員会

詳細:http://whatsnew-on-flowersandbombs.blogspot.com/2022/03/520.html




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 素晴らしい夢をみて、それを行動に移せ

                       ナバホ族の格言 

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♪ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。 ♪




♪♪ 発行者プロフィール ♪♪

小橋かおる 「花と爆弾-もう、戦争の暴力はやめようよ-」著者。

2004年の出版以来、アフガニスタンとイラクの子どもたちの支援を続けています。

2011年からは福島の子どもたちの健康を守る活動も支援させてもらっています。

さよなら原発神戸アクションの共同世話人も努めています。

できることをコツコツ、じわじわ続けたいと思います。

「花と爆弾」HP:https://hanabaku.blogspot.com/ ←2020年5月より新しくなりました

ブログ「花と爆弾」Words for Peace: http://flowersandbombs.blogspot.com

ブログ「7世代に思いをはせて」https://nanasedai.blogspot.com/

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庭に自生して、小石の隙間から咲いていた忘れな草