「どんなことも7世代先まで考えて決めなくてはならない」
ネイティブ・アメリカン(イロコイ族)の格言
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今週は、小さな記事ですが、ビッグニュースが飛び込んできました。
■原発事故の国連報告者が訪日へ 9~10月、初の避難者調査
共同通信社 2022/5/12 https://nordot.app/897414806349627392
「原発事故の自主避難者は住宅支援打ち切りなどで厳しい生活環境にあり、
ヒメネスダマリー氏は2018年から訪日を求めていたが政府は事実上放置していた。」
福島第一原発事故により避難を余儀なくされ、
日本全国、また、世界に散らばって避難を続けている方たちがいる。
その状況を調査したいと訪日を2018年から要請されてきた
ヒメネスダマリー国連特別報告者の受け入れに、
政府がようやく動きだしたのです。
日本は、「要請があればいつでも受け入れる」と国連人権理事会で約束している立場。
しかし、これまでも国連特別報告者が訪日要請をしても、
日本政府が直ちに動かず、報告者の任期が切れてしまい、
実現しなかったこともありました。
今回のヒメネスダマリー氏も、今年の10月が任期ギリギリとなっています。
以前には、訪日2週間前になって
日本政府からキャンセルされた国連特別報告者もいました。
来日が本当に実現するまで、
どうぞ見守ってください。
= 関連サイト =
今回の訪日調査実現への動きは、原発避難者の皆さんの切実な声、
その声を受け取って動いてくださった国会議員の皆さん、
報道を続けてくださった記者の皆さん、
様々なアドバイスで支えてくださった研究者の皆さん、
そして、原発避難者を支える市民の皆さんの力のたまものだと思います。
その市民が立ち上げた「実現する会」のサイトです。
私も一員としてお手伝いさせてもらっていますが、これからが本番です。
訪日調査に向けて、まだまだ活動が続きますので、
ご協力をお願いいたします。
↓
■国内避難民の人権に関する国連特別報告者による訪日調査を実現する会
https://ceciliajimenezamary.livedoor.blog/
国連特別報告者や人権についての説明を書いた号を再掲します。
原発事故当時中学生だった男性の国連人権理事会での発言もお読みいただけます。
↓
■7世代に思いをはせて【第703号】Human Rights
https://nanasedai.blogspot.com/2022/04/703human-rights.html
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++ 今週の気になるニュース ++
■対戦車ミサイル生産倍増へ 米ロッキード、年4000発
共同通信社 2022/5/9
https://nordot.app/896280119931781120
この増産された兵器はアメリカの予算から、ウクライナへ・・・
そしてNATOへ?
■米下院、ウクライナ支援の予算案を可決 5.2兆円規模
CNN.co.jp 2022.05.11
https://www.cnn.co.jp/usa/35187344.html
「軍備の供給を急ぐために大統領権限で米軍の兵器を譲渡する枠は、
当初の50億ドルから110億ドルに拡大された。」
■ フィンランドは「NATO加盟申請すべき」首脳が表明。
ウクライナ侵攻を受けて決断【声明全文】
HUFFPOST 2022年05月12日
https://www.huffingtonpost.jp/entry/finland-nato_jp_627c8323e4b016d742f6d455
最後に、日本でも実現したいニュースをご紹介します。
日本も世界も、兵器よりも教育、医療、福祉、自然保護にもっと予算とパワーを注いでほしい。
↓
■フィンランドが義務教育を延長、18歳まで全て無料!
ニューズウィーク日本版 2022年5月6日
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/05/18-29.php
++ イベント紹介 ++
☆黒い雨から福島へ~なぜ内部被ばくは隠蔽されたのか?@zoom茶話会
講師:高橋博子奈良大学文学部史学科教授
日時:2022年6月5日(日)19:00~21:00
会場:zoom (URLなどは下記サイトをご覧ください。)
参加費:無料 ・カンパ歓迎
*zoomをお使いの方なら、どなたでも大歓迎です。
6月の茶話会の講師にお招きする高橋博子先生は、社会科学(アメリカ史)の立場から、広島や長崎の原爆、マーシャル諸島での核実験などによって引き起こされた、放射性降下物(黒い雨など)や内部被ばくは、なぜ、どのように隠蔽されてきたのか、について深く研究されています。特に、アメリカの公文書館等や日本の外務省に保管される、かつては機密にされていた文書を入手し、これまでのアメリカの放射能研究における、軍事優先で人の命を切り捨てにする姿を明らかにしてこられました。
今回の茶話会では、黒い雨から福島原発事故に至るまで、なぜ被害者がなかなか支援も補償も受けられないのか、その背後にある日米の放射能被害の隠蔽の構造について、分かりやすくお話頂きます。
高橋博子さんプロフィール:
奈良大学文学部史学科教授(アメリカ史・グローバルヒバクシャ研究)
著 書『新訂増補版 封印されたヒロシマ・ナガサキ』(凱風社,2012年),
共著 『核の戦後史』(創元社、2016年)他。
日本平和学会理事・広島平和記念資料館資料調査研究会委員・第五福竜丸平和協会専門委員
問い合わせ:sayogenkobe-staff@mlist.ne.jp
主催:さよなら原発神戸アクション
http://sayogenkobe.blog.fc2.com/ (zoomURLなど詳細を掲載予定)
フェイスブックのイベントサイト: https://www.facebook.com/events/523650632768083
再掲です。
☆VFPの無料ミニシリーズイベント (全5回)【対テロ戦争の20年】
~体験者・専門家に聞く、これまでとこれから〜
各ミニイベントでは、昨年のVFPイベントの動画を視聴しながら、
さらに問題を深掘りし、登壇者にライブで質疑応答に出席してもらいます。
お申し込みはこちらから:
https://docs.google.com/forms/d/1QKhtzj3U1uul6R2N9OI8NS2MGRP5iniquICxTuq_bGM/viewform
(一度のお申し込みで、各回ごとにズームのURLをご連絡致します)
5 回シリーズ・スケジュール(各回 午前9時〜11時、同時通訳付き)
2: 5月 28日 (土曜日)
【テーマ】PTSDの現実
【登壇者】ケビン・ルーシー & サム・コールマン
3: 6月 25日 (土曜日)
【テーマ】米国の世界戦略の中のアフガニスタン
【登壇者】マット・ホー & バシール・ビタ
4: 7月30日 (土曜日)
【テーマ】軍への勧誘 〜 日米の比較 〜
【登壇者】形川 健一 & ローリー・ファニング
5: 8月27日 (土曜日)
【テーマ】PTSD 〜 日米の比較 〜
【登壇者】サム・コールマン & 中村 江里
第1回目は、 4月 23日に終了しましたが、
当日イベントで視聴した動画を下記リンクよりご覧いただけます。
【テーマ】アフガニスタン 米軍撤退の前後
【登壇者】バシール・ビタ(アフガニスタン人・現在北米在住 & 西谷 文和(フリージャーナリスト)
バシール・ビタ氏の動画:https://youtu.be/NiYJx_7EgI8
西谷文和氏の動画:https://youtu.be/jR5tOXqhCRI
(動画は、2021年12月におふたりよりご提供いただいたものです。)
問合せ: vfpspeakingtour@gmail.com
主催:VFP スピーキングツアー2021+1実行委員会
詳細:http://whatsnew-on-flowersandbombs.blogspot.com/2022/03/520.html
++ おすすめの映画 ++
☆「明日になれば ~アフガニスタン・女たちの決断~」
シネ・リーブル梅田では、5月27日から上映。
アフガン人女性監督が、妊娠という人類共通の視点から捉えるアフガニスタンの女性たち。
「遠くに感じる彼女たちが隣人に感じる瞬間をアナタの心に刻んでほしい」との
サヘル・ローズさんの映画へのコメントに心惹かれました。
公式サイト: https://afganwomenmovie.com/
++ ++ ++ ++
素晴らしい夢をみて、それを行動に移せ
ナバホ族の格言
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♪ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。 ♪
♪♪ 発行者プロフィール ♪♪
小橋かおる 「花と爆弾-もう、戦争の暴力はやめようよ-」著者。
2004年の出版以来、アフガニスタンとイラクの子どもたちの支援を続けています。
2011年からは福島の子どもたちの健康を守る活動も支援させてもらっています。
さよなら原発神戸アクションの共同世話人も努めています。
できることをコツコツ、じわじわ続けたいと思います。
「花と爆弾」HP:https://hanabaku.blogspot.com/ ←2020年5月より新しくなりました
ブログ「花と爆弾」Words for Peace: http://flowersandbombs.blogspot.com
ブログ「7世代に思いをはせて」https://nanasedai.blogspot.com/
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https://www.mag2.com/m/0000273399.html
2年越しでやっと庭に咲いてくれたブルーベル イギリスの森はこの小花でいっぱいになるそうです。 |