2022年5月21日土曜日

【第710号】私たちが海に出会う方法~若者たちの声

 「どんなことも7世代先まで考えて決めなくてはならない」

ネイティブ・アメリカン(イロコイ族)の格言 

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今、仲間たちと海についてのイベントを企画しています。

タイトルは、☆世界から見たフクイチ処理汚染水問題

~「私たちが海に出会う方法」~


講師は、とても若い韓国の環境アクティビストの女性、ドルコレさん。

彼女からいただいたメッセージがとても深くて、

私も講演をとても楽しみにしています。



ドルコレさんのメッセージから一部ご紹介します:

「放射能汚染水を海に放流する」という日本政府の決定は、

私たちが、普段から海に対して取ってきた行動や態度から来たのではないでしょうか。

今回の「私たちが海に出会う方法」というタイトルの講演では、

私たちが日常の中で、海に出会ってきた・向き合ってきた様々な方法や態度を振り返り、

人間と海の相互関係性について話し合います。



また、通訳には、「多様な形でアジアの言葉と人々を繋ぐ人」

こちらもバイタリティあふれる若者です。


新しい風を感じます。



= 関連サイト =

☆ 世界から見たフクイチ処理汚染水問題~「私たちが海に出会う方法」

日時:2022年6月11日(土) 19:00~21:15

会場:zoom (完全予約制です。下記メールアドレスより6月11日17時までにお申し込みください。)

参加費:無料

講師:ドルコレ(ファン・ヒョンジン)さん・環境アクティビスト

申し込み:sayogenkobe-staff@mlist.ne.jp 

(上記メールアドレスより申し込まれた方には、zoomのURLなどを返信します。転送転載はお控えください。)

主催:さよなら原発神戸アクション

詳細:http://sayogenkobe.blog.fc2.com/blog-entry-240.html



☆海を守るために、できることがあります。

■原発処理水の海洋放出計画、原子力規制委が6月17日までパブコメ実施

東京新聞 2022年5月19日 https://www.tokyo-np.co.jp/article/178283

パブコメへの意見はこちらから

   ↓

■東京電力ホールディングス株式会社福島第一原子力発電所の実施計画変更認可申請

(ALPS処理水の海洋放出関連設備の設置等)に係る審査書案

https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=198022201&Mode=0


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++ 今週の気になるニュース  ++

海洋放出に関するニュースです。

■原発処理水の海洋放出に向けた工事中止を要請 

福島の市民団体が東京電力に 「さらなる負担と苦悩を強いる」

東京新聞 2022年5月13日

https://www.tokyo-np.co.jp/article/177194


海洋放出中止の声を上げてくれている方たちに感謝。

しかし、もっともっと声が必要です。

      ↓

■近づく海底トンネル着工 

規制委が処理水の海洋放出計画を事実上認可 東電福島第一原発

東京新聞 2022年5月18日

https://www.tokyo-np.co.jp/article/178050


原発処理水って何?代替案って?と思う方は、こちらをご覧ください。↓

■東電福島第一原発で増え続ける、放射能を含んだ「処理水」Q&A

https://foejapan.org/issue/20200324/4587/



昨年「新しい風を感じる」と紹介した、

神戸市の担当課長と今年も関電株主総会に向けての面談をしてきました。

昨年は株主提案を見送った神戸市でしたが、

今年は、脱原発(依存)にしっかり言及する株主提案を行います。

提案の詳細をご覧ください。

    ↓

■ 関西電力株式会社第98回定時株主総会における神戸市提案

https://www.city.kobe.lg.jp/documents/53021/kannden_98_kabunushiteian.pdf


また、去年の課長との面談の報告記事を再掲します。↓

■7世代に思いをはせて【第662号】新たな世代との遭遇

https://nanasedai.blogspot.com/2021/06/662.html



最後に、こちらも若い世代が国連で声を上げてくれて、進んでいます。

これまでの経緯など詳しくまとめてくださった記事をリンクします。

    ↓

■【原発事故と国内避難民】国連特別報告者ダマリーさんの訪日調査、

ようやく秋に実現へ 訪日要請から4年「区域外避難者の問題明らかにされること期待」

民の声新聞 2022/05/16

http://taminokoeshimbun.blog.fc2.com/blog-entry-649.html




++ イベント紹介 ++


☆神戸市政カフェ@高橋ひでのりと市政を考える会             

~山口 阿武町の誤給付事件から「ギャンブル依存症」を考える~

日時:2022年5月28日(土)10:00〜11:30

場所:オンライン(ZOOM会議)

参加費:無料(垂水区以外の方もご参加いただけます)

参加申込:5/27(金)12時までに、下記サイトをご参照の上、お申し込みください。

主催:高橋ひでのりと市政を考える会 

詳細:https://www.shiminnokaze.com/takahashi/post-1297/

    ↑

神戸市と市民の架け橋となって動いてくれている高橋ひでのり神戸市議の市政カフェです。


再掲です。いよいよ来週です!

☆VFPの無料ミニシリーズイベント (全5回)【対テロ戦争の20年】

第2回詳細: 

日時:2022年5月 28日 (土曜日) 午前9時〜11時、同時通訳付き

参加費:無料 (zoomをお使いの方なら、どなたでも大歓迎です。)

第2回のテーマ; PTSDの現実

登壇者: ケビン・ルーシー & サム・コールマン


■ケビン・ルーシー

動画:【戦争経験者の心の傷とその家族たちの心傷】 

<プロフィール> 

ジョイスとケビン・ルーシー夫妻は、多くの退役軍人が帰国後に陥る自分自身との戦いで息子を失いました。

19歳だった息子は、高校卒業後すぐに海兵隊に入隊しました。

その後、2001年の9.11が起こり、彼は2003年にイラクに派遣され、

激動の任務を終えて帰還した後、2004年に実家で首を吊りました。享年23歳。


■サム・コールマン

動画:【傷ついた元軍人は、傷だらけの米国社会では生きていけない】

<プロフィール>

・カリフォルニア州立大学ロングビーチ校の日本・アジア研究の講師。

・「VFPナショナプロジェクト、ミリタリー・トラウマ作業グループ」のコーディネーター

私は、PTSDを、アメリカの軍隊経験に起因する様々な機能障害の一部として扱いたいと考えており、戦場はその一部であると見ます。 

例えば、戦地に派遣されていない現役軍人の自殺者数は、派遣されている軍人の自殺者数を上回っていますし、

モラルインジャリーと呼ばれる心の傷や自殺にもやっと注目が集まっています。


昨年のVFPイベントの動画を視聴しながら、

さらに問題を深掘りし、登壇者にライブで質疑応答に出席してもらいます。

お申し込みはこちらから:

https://docs.google.com/forms/d/1QKhtzj3U1uul6R2N9OI8NS2MGRP5iniquICxTuq_bGM/viewform

(一度のお申し込みで、各回ごとにズームのURLをご連絡致します・

前回お申し込みなさった方は、今回以降のお申し込みは不要です。)


問合せ: vfpspeakingtour@gmail.com

主催:VFP スピーキングツアー2021+1実行委員会

詳細:http://whatsnew-on-flowersandbombs.blogspot.com/2022/03/520.html



こちらも再掲です。とても貴重な講演になりそうです。

    ↓

☆黒い雨から福島へ~なぜ内部被ばくは隠蔽されたのか?@zoom茶話会

講師:高橋博子奈良大学文学部史学科教授

日時:2022年6月5日(日)19:00~21:00

会場:zoom (URLなどは下記サイトをご覧ください。)

参加費:無料 ・カンパ歓迎

*zoomをお使いの方なら、どなたでも大歓迎です。


6月の茶話会の講師にお招きする高橋博子先生は、社会科学(アメリカ史)の立場から、広島や長崎の原爆、マーシャル諸島での核実験などによって引き起こされた、放射性降下物(黒い雨など)や内部被ばくは、なぜ、どのように隠蔽されてきたのか、について深く研究されています。特に、アメリカの公文書館等や日本の外務省に保管される、かつては機密にされていた文書を入手し、これまでのアメリカの放射能研究における、軍事優先で人の命を切り捨てにする姿を明らかにしてこられました。

今回の茶話会では、黒い雨から福島原発事故に至るまで、なぜ被害者がなかなか支援も補償も受けられないのか、その背後にある日米の放射能被害の隠蔽の構造について、分かりやすくお話頂きます。


高橋博子さんプロフィール:

奈良大学文学部史学科教授(アメリカ史・グローバルヒバクシャ研究)

著 書『新訂増補版 封印されたヒロシマ・ナガサキ』(凱風社,2012年),

共著 『核の戦後史』(創元社、2016年)他。

日本平和学会理事・広島平和記念資料館資料調査研究会委員・第五福竜丸平和協会専門委員


問い合わせ:sayogenkobe-staff@mlist.ne.jp

主催:さよなら原発神戸アクション

http://sayogenkobe.blog.fc2.com/blog-entry-241.html(タイムテーブルなど詳細を掲載)

フェイスブックのイベントサイト: https://www.facebook.com/events/523650632768083



++ おすすめの番組 ++


5月21日・・・今夜です。

甲状腺がんを患いながらも声をあげた6人の若者・・・ぜひご覧ください。

    ↓

■原発事故と甲状腺がん 関係は?

2022年5月21日「報道特集」予告

https://www.youtube.com/watch?v=TuVxDXzaOl4



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 素晴らしい夢をみて、それを行動に移せ

                       ナバホ族の格言 

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♪ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。 ♪




♪♪ 発行者プロフィール ♪♪

小橋かおる 「花と爆弾-もう、戦争の暴力はやめようよ-」著者。

2004年の出版以来、アフガニスタンとイラクの子どもたちの支援を続けています。

2011年からは福島の子どもたちの健康を守る活動も支援させてもらっています。

さよなら原発神戸アクションの共同世話人も努めています。

できることをコツコツ、じわじわ続けたいと思います。

「花と爆弾」HP:https://hanabaku.blogspot.com/ ←2020年5月より新しくなりました

ブログ「花と爆弾」Words for Peace: http://flowersandbombs.blogspot.com

ブログ「7世代に思いをはせて」https://nanasedai.blogspot.com/

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https://www.mag2.com/m/0000273399.html


写真提供:ドルコレさん
さよなら原発神戸アクションブログより