「どんなことも7世代先まで考えて決めなくてはならない」
ネイティブ・アメリカン(イロコイ族)の格言
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今週は、先日公開された、国連ビジネスと人権作業部会の
「アグリビジネス・食料安全保障と人権」に関する報告書を読みました。
国連ビジネスと人権作業部会からの
各国政府への勧告の中の一文をご紹介します。
54.
作業部会は各国に対し、以下のことを勧告する。
(h)
国内の消費者保護および食品安全に関する法令及びアグリビジネスにおける基準を強化し、既存の国際人権基準との整合性を確保する。*
「食品安全に関する法令を強化し、既存の国際人権基準との整合性を確保する。」
これが具体的にどのような行動を政府に求めているのか、考えてみました。
例えば、米国におけるPFASの規制を見てみましょう。
米国ではPFAS摂取に関しての、健康目標は「ゼロ」です。
米国環境保護庁(EPA)は発がん性などの健康リスクを考慮し、
科学的には「ゼロ」が理想的な目標値であると結論づけています。
しかし、現実的にはPFAS摂取をゼロにすることは困難なので、
耐容一日摂取量(生涯にわたって毎日摂取し続けても、健康に悪影響が出ないと推定される量)をPFOSは0.1 ng/kg/日、PFOAは0.03 ng/kg/日としました。
また、技術的な実現可能性、すなわち浄水処理で達成でき、かつ現実的な分析機器で定量可能な限界値として、飲料水のPFOS・PFOAは、それぞれ4.0
ng/Lの規制値が設定されました。**
日本も締約国である「経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約」には
「健康への権利」も含まれており、
「到達可能な最高水準の身体的および精神的な健康を享受する権利」であることを考えれば、
上記の米国のような動きは、健康への権利の保障のための基本的な政策、
政府の義務ではないでしょうか?
日本の内閣府食品安全委員会が2024年に決めた耐容一日摂取量は、
PFOSとPFOA、それぞれ20ng/kg/日。
今年4月に施行された飲料水の規制値は、PFOSとPFOA合算で50ng/L。
この違いは何なのでしょうか?
日本政府にも米国政府に倣って、
食品安全に関する法令を強化し、既存の国際人権基準との整合性を確保してほしいです。
= 引用文献 =
*Agribusiness, food security and human rights(アグリビジネス・食料安全保障と人権)
https://docs.un.org/en/A/HRC/62/36
**米国 EPA におけるニュースリリースについて
環境省資料(令和6年4月10 日版)
https://www.env.go.jp/content/000238679.pdf
【オンライン署名】ご協力ください。
■知らずに水や食べものに入っていたPFASに衝撃!PFASの基準値をゼロにしたい! #PFASの水質基準を見直してください
PFASの基準値をゼロにしたい!という願いは、米国では政府の目標でもあるのです。
日本政府はなぜ、こんなにも健康への権利に鈍感なのか・・・。
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++ ブログ紹介 ++
■PFAS指標値@日本と私たちの「健康への権利」
https://flowersandbombs.blogspot.com/2024/06/
2024年に内閣府食品安全委員会がPFASの耐容一日摂取量を決めた時に書いたブログです。問題点とあるべき姿をまとめました。
++ 今週の気になるニュース ++
■熊本県で建設が進む半導体の新工場の排水 PFASなど規制外物質への対応は?
熊本ニュース 2026/6/11
https://www.kab.co.jp/news/article/16636551
熊本県土木部長「PFAS類については、現時点で排除基準や排水基準が定められていない法令等規制外物質です。そのため下水道で受け入れることとなる排水のPFAS類については把握しておりません」
↑
このような答弁を可能にしないために、早急に法律を整備する義務が政府にはあると考えます。
■核兵器に19兆円、過去最高 保有の9カ国、ICAN推計
東京新聞2026年6月9日
https://www.tokyo-np.co.jp/article/493869
人類が核を廃絶するか、それとも核が人類を絶滅するか・・・
核とはそれほどとてつもない破壊のエネルギーであることを、
被爆者のみなさんが、命を削って伝えてくれているのに・・・
■(取材考記)遠のく核廃絶 NPT決裂、被爆者の痛みは
朝日新聞 花房吾早子 2026年6月10日
https://www.asahi.com/articles/DA3S16480685.html
「米国の占領下にあった戦後、声を上げられず苦しんでいた全国の被爆者が団結したのは1956年。その後70年、心身を削って被害を明らかにし、核兵器をなくしてと世界に頭を下げ続け、思うようにいかなくても諦めずに生きてきた。」
++ 英語のブログを更新しました ++
2011年3月11日・15歳の時に東日本大震災と原発事故を福島県で経験し、
「本当に大切なもの」を守り、伝えていく活動をしていらっしゃる
わかなさんの手記が、英語訳されていましたので、拙ブログでご紹介しました。
■A voice from a 15-Year-Old at the Time of the Nuclear Power Plant
Accident in 2011
https://tankaagainstwar.blogspot.com/2026/06/
++ イベント紹介 ++
☆「わたしたちの水道のPFAS基準は大丈夫?」
〈日時〉2026年6月20日(土)14:00~16:00 (13時半開場)
〈会場〉
尼崎市立すこやかプラザ
JR神戸線
立花駅 改札を出て南へ徒歩3分 フェスタ立花南館5階
https://sukoyakaplaza.la.coocan.jp/sukoyaka_access.html
PFASって何?体にどんな影響があるの?
そして、私たちが毎日使っている兵庫県の水道水は今どうなっているの?
兵庫県内のPFASの状況を詳しく調査し、解決に向けて活動している丸尾まき兵庫県議が、現状とこれからについて分かりやすくお話しします。
講師:丸尾まきさん
兵庫県議会議員。緑の党兵庫県本部共同代表。
明石川のPFAS汚染、市民の血液検査などを行い、
国や自治体にPFAS対策を提言している。
緊急登壇決定!
小泉昭夫京都大学名誉教授
1980年代からPFAS問題を訴えてきた第一人者
〈参加費〉300円
〈参加申込フォーム〉https://forms.gle/F4G6K5ohZj48gcfA6
当日参加も歓迎ですが、人数把握のため、
事前にお申込いただけるとありがたいです。
〈主催〉緑の党ひょうご
詳細: https://www.facebook.com/events/1656085795842686/
当日は私も会場でお手伝いをしています。
ぜひ、お立ち寄りください♪
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素晴らしい夢をみて、それを行動に移せ
ナバホ族の格言
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♪ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。 ♪
♪♪ 発行者プロフィール ♪♪
小橋かおる 「花と爆弾-もう、戦争の暴力はやめようよ-」著者。
2004年の出版以来、アフガニスタンとイラクの子どもたちの支援を続けています。
2011年からは福島の子どもたちの健康を守る活動も支援させてもらっています。
さよなら原発神戸アクションの共同世話人も努めています。
できることをコツコツ、じわじわ続けたいと思います。
「花と爆弾」HP:https://hanabaku.blogspot.com/
ブログ「花と爆弾」Words for Peace: https://flowersandbombs.blogspot.com/
ブログ「7世代に思いをはせて」https://nanasedai.blogspot.com/
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