2021年5月29日土曜日

【第659号】地方自治体議員の大切さ

「どんなことも7世代先まで考えて決めなくてはならない」

ネイティブ・アメリカン(イロコイ族)の格言 

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今週は地方自治体議員の皆さんに感謝した1週間でした。


若狭湾にある老朽原発の美浜3号機で

再稼動に向けての作業が進められていますが、

近畿の自治体議員46名が、

その再稼動を認めないようにと

政府に要請してくれたのです。


電子版での掲載がないようなので、

5月27日の神戸新聞朝刊の紙面より一部紹介させてもらいます。


■40年超原発 県内議員ら46人 再稼動中止要請 首相に申し入れ書

「丸尾牧県議や高橋秀典神戸市議らが呼び掛け、

近畿を中心とする46人が賛同。

美浜3号機などは福島事故後に停止しており、

10年を経た再稼動は例がないことや、

福島第一原発1号機が老朽化した原発だったことも指摘」



丸尾県議も高橋市議も、

放射性汚染水や汚染土の拡散を止めるために、

これまでもずっと私たち市民と一緒に動いてくださっている議員たちです。

老朽原発を動かさないという呼び掛けに応えて賛同してくださった

多くの地方自治体議員の皆さまにも、

心から感謝します。



別件ですが、27日には、高橋市議の紹介で、

神戸市で昨年施行された土砂搬入に関わる条例についても、

神戸市の担当職員さんたちに説明してもらい、

意見交換する場も持ってもらえました。


私たちは放射性汚染土の拡散を止めるために、

放射能社会を生きる連続セミナーを開催したり、

自治体への働きかけを続けてきましたが、

同じ思いで動いてくれる自治体議員のありがたさを、

ひしひしと感じます。



自治体議員の働き、そしてなにより自治体の首長の判断は、

私たちの暮らしに直結します。


まもなく尼崎市議選挙、

7月には兵庫県知事選挙、

10月には神戸市長選挙が予定されています。


市民の声に耳を傾けて、

特に弱い立場の人や選挙権のない子どもたち、

未来の人たちのことも考えてくれるような

議員、首長が選出されるよう、

しっかりと見定めていきたいと思います。


あなたの自治体の選挙はいつですか?

    ↓

■選挙ドットコム・地方選挙

https://go2senkyo.com/local



= 関連サイト =

自治体首長は暮らしに直結することを実感したコロナ禍でもあります。

7月の兵庫県知事選挙は重要です。

■兵庫県知事選 立候補予定4氏の討論会 6月13日、ライブ配信

神戸新聞NEXT 2021/5/25

https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202105/0014355962.shtml

こちらから質問を投稿できます。私もすでに3問ほど質問を送りました。

https://forms.office.com/Pages/ResponsePage.aspx?id=bxB3hKwFEECTmubnYu5lp9NjdZgJu_dKmANaumoUnTRUQjBJTjFQV1RHRElSOTI0MlVDR044WTM5Sy4u


最後に、美浜3号機など老朽原発について書いた記事を再掲します。

■7世代に思いをはせて

【第655号】1970年代製の原発ですよ?

https://nanasedai.blogspot.com/2021/05/6551970.html

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++ 今週の気になるニュース  ++

■マスク外して歩く入所者、防護服なしで立ち入る職員も…神戸の高齢者施設「機能不全」

読売新聞 2021/5/22

https://news.yahoo.co.jp/articles/291a56f692684411d1b8412f96f844ecaa612b82

31人の死者を出してしまった神戸市長田区の介護老人保健施設の状況を

DMATで入った医師がインタビューで語っている記事です。

DMATの医師の言葉です。

 ↓

入所者が施設内で亡くなるような事態を防ぐためにどうすればいいか。

若井医師「自治体がコロナ病床を増やしていくことが大前提」


私も同感です。まず感染者を施設から隔離して治療できなかったことが、

この惨事の引き金になったと思います。

そして・・・


■コロナ死亡率、兵庫が最悪 宣言発令10都道府県で

神戸新聞NEXT 2021/5/28 

https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202105/0014364909.shtml

「発表自治体別では、県内死者の4割超を神戸市が占め、死亡率も3・32%と目立つ。同市健康局の担当者は「高齢者らにできるだけ早くワクチン接種をすることで、感染者数を減らし、十分な治療が行き届くことで重症者も減らしたい」とした。」


ワクチン接種の効果が出始めるのはおそらく早くても1ヶ月後、

またインド株の流入を抑えなければ、この危機は続く恐れがあると思います。

神戸市、兵庫県には、PCR検査拡大と十分な治療が行き届く体制強化に

より一層本気で取り組んでもらいたいです。



最後に、東京五輪について・・・

■東京五輪開催は「理不尽」、人命にかかわる恐れ=NZ政府顧問

ロイター 2021/5/26

https://jp.reuters.com/article/olympics-2020-epidemiologist-idJPKCN2D62DJ

「五輪開催は「大規模な海外渡航と集会」を伴い、

パンデミック中の行動にそぐわないと指摘。」

    ↑

さすがに迅速な対策で、国民の健康と暮らしを守ったNZ政府顧問。

一言で、この時期の五輪開催の危険性を表していると思います。



++ イベント紹介 ++

いよいよ明日の夜です。

☆ 暮らしのなかの放射能 南相馬住民の10年

~測定、裁判、あとに続くものたちのために~

お話:小澤洋一さん

日時:2021年5月30日(日)19:00~21:00

会場:Zoom(URLなどはさよなら原発神戸アクションの下記リンクをご覧ください。)

参加費:無料・カンパ歓迎 (zoomをお使いの方なら、どなたでも大歓迎です。)


小澤さんがお住いの福島県南相馬市は、2011年3月11日に起こった

東日本大震災と東京電力福島第一原発の事故で放出された放射性物質により

大きな被害を受けました。

小澤さんの、留まる選択をした住民の一人としての思い、

この10年余りに経験してこられたことなどをうかがう貴重な機会です。

ふるってご参加ください。


■講師プロフィール

南相馬20ミリ基準撤回訴訟 原告団事務局長、ふくいち周辺環境放射線モニタリングプロジェクト 共同代表


フェイスブックのイベントページ:https://www.facebook.com/events/313629777007373/

主催:さよなら原発神戸アクション 

ZoomURLなどの詳細:http://sayogenkobe.blog.fc2.com/blog-entry-221.html




++ ++ ++ ++

 素晴らしい夢をみて、それを行動に移せ

                       ナバホ族の格言 

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♪ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。 ♪




♪♪ 発行者プロフィール ♪♪

小橋かおる 「花と爆弾-もう、戦争の暴力はやめようよ-」著者。

2004年の出版以来、アフガニスタンとイラクの子どもたちの支援を続けています。

2011年からは福島の子どもたちの健康を守る活動も支援させてもらっています。

できることをコツコツ、じわじわ続けたいと思います。

「花と爆弾」HP:https://hanabaku.blogspot.com/ ←2020年5月より新しくなりました

ブログ「花と爆弾」Words for Peace: http://flowersandbombs.blogspot.com

ブログ「7世代に思いをはせて」https://nanasedai.blogspot.com/

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https://www.mag2.com/m/0000273399.html

 

毎年なぜか1輪だけ咲く小さな薔薇が
今年も咲きました。