「どんなことも7世代先まで考えて決めなくてはならない」
ネイティブ・アメリカン(イロコイ族)の格言
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今週は、国連機関のひとつである自由権規約委員会が、
第7回となる日本政府報告書の審査・総括所見を公表したので、
英文でざっと拝見しました。
日本政府がどのような報告書を出し、
自由権規約委員会が、どのような審査・総括所見を出したのか、
詳しいことは、当メルマガでは書ききれませんが、
英文を読んでいて、
何度も何度も、以下の単語が出てきました
reiterate 「何度も繰り返し述べる」
previous recommendations 「以前の勧告」
recall 「思い出す」
早い話が、日本の人権状況を改善するために、
「何度も何度も同じ勧告をしてきたでしょ。
思い出して、ちゃんとやってね、次こそ。」という、
自由権規約委員会のぶっちゃけトークを、連想してしまうような英文でした。
(誤解があってはいけませんが、実際はとても公式で丁寧な英文ですよ(^_^;)
私は、国際法も人権も、専門家ではありませんが、
私なりに人権とは、「あなたがあなたらしく、自由に生きる権利」だと思っています。
あなたが何者にも理不尽な強要をされない環境を、
政府は造り上げていく責任があり、その努力をしなければならない。
「政府は、ちゃんと責任を自覚して、もっと努力して」と、
自由権規約委員会のぶっちゃけトークが聞こえてくるのは、私だけでしょうか?
= 参考サイト =
英文しかありませんが、今週発表された自由権規約委員会による
第7回日本政府報告書審査・総括所見です。
■Human Rights Committee:Concluding observations on the seventh periodic report of Japan*
https://tbinternet.ohchr.org/Treaties/CCPR/Shared%20Documents/JPN/CCPR_C_JPN_CO_7_50612_E.pdf
自由権規約委員会って、何? これまでどんな勧告を日本政府にしてるの?
と思われた方は、下記の日本弁護士連合会のパンフレットがわかりやすいです。
■「第6回政府報告書審査をふまえて『自由権規約委員会は日本政府にどのような改善を求めているのか?
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++ もうひとつ国連関係の文書の紹介 ++
先月上旬に発表されていたセシリア・ダマリー国連特別報告者の
訪日調査終了後のステートメントの和訳の修正版が、
国連高等人権弁務官事務所ホームページにて、11月1日に差し替えられました。
以前より読みやすくなっておりますので、ぜひ、じっくりお読みください。
下記サイトの中に青字で書かれた「暫定的考察」のリンクからダウンロードできます。
https://www.ohchr.org/sites/default/files/2022-10/20221010-Fukushima-PR-Japanese.pdf
文書タイトル:調査終了後のステートメント:国内避難民の人権に関する特別報告者の日本国における調査 2022年10月7日
· IDPs(避難者と呼ばれる)は、強制避難指示が執行されている指定された地域から来たかそうでないかにかかわらず、全員が国内避難民であり、日本国の市民と同じ権利と権限を有する。したがって、援助や支援を受けるという点での「強制避難者」と「自主避難者」という分類は、実際にはやめるべきである。人道的な保護と支援は権利とニーズに基づくべきであり、国際人権法に根拠のない地位に基づく分類に基づいて行われるべきではない。
↑
私が特に画期的だと思った考察を抜粋しました。
この考察は第7回日本政府報告書審査・総括所見にも反映されていました。
++ 今週の気になるニュース ++
日本政府は、原発事故も繰り返すつもりでしょうか?
↓
■原発、30年超運転で10年ごと認可 規制新案、60年超も可能に
毎日新聞 2022/11/2
https://mainichi.jp/articles/20221102/k00/00m/040/296000c
山中(原子力規制)委員長:「今は40年で運転延長の認可制度の申請が1回なされ、そこで初めてさまざまな検査データを審査している。(新制度は)10年おきに認可するので、現行制度よりはるかに厳しい、高経年化した原子炉に対する規制だ」
↑
2011年の未曾有の原発事故(現在も継続中)を受けて、
厳しくなったはずの原発の運用に関する規制が、
どんどん骨抜きになっている実情を見ると、
上記の原子力規制委員長の発言をにわかには信じる気になりません。
ただ、「脱原発は国是」ぐらいの世論を表面化することができれば、
原発など葬りさることができるとは思います。
■大物議員狙う旧統一教会の“暴露”に自民党ビクビク
…副大臣・副長官クラスでは終わらず?
日刊ゲンダイ 2022/11/1
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/313698/2
「教団側は過去のイベント参加写真や文書など、いくらでも“ブツ”を持っている。
小出しにして揺さぶりをかけてくる可能性はありますが、
うかつに接点を持ってしまった副大臣クラスの批判を続けても、
被害者救済や問題解決には至りません。
もっと教団と関係の深い大物議員は、首根っこをつかまれてコントロールされている。
そこをあぶり出してきっちり清算するしかない。
リークに腰が引けて、解散命令請求にブレーキがかかれば教団側の思うつぼです」
(ジャーナリスト・鈴木エイト氏)
↑
エイトさんに同感です。きっちり精算しましょう。
今週も北朝鮮からのミサイル騒ぎがありましたが、
反日思想の外国の反社会的集団に、政府与党の大物議員が首根っこをつかれている状況。
こちらの方が、怖いです。
++ イベント紹介 ++
次の原発事故も怖い。皆で、脱原発を求めなければと思います。
↓
☆第11回 さようなら原発1000人集会
やっぱりアカン!ぜったいアカン!どうしてもアカン!
日時: 2022年11月20日 14:00~16:30 開場 13:30
会場: 東リ いたみホール(伊丹市立文化会館)http://itami-cs.or.jp/itamihall/acces/map.html
今だに、原子力緊急事態宣言は解除されていないこの日本。
岸田政権は原発の再稼働の強行・老朽原発運転の延長・新増設を狙っています。とんでもないことです。
本集会では、お二人のゲストに原発政策の問題点や今の福島の状況などをお話ししてもらいます。
・「日本の原発と付き合って50余年:なぜ私は原発に反対か」
今中哲二さん 京都大学複合原子力科学研究所研究員
・「原発事故が続いて11年~設備も人も劣化が進行中」
おしどりマコ・ケンさん 芸人・記者
参加費: 当日/1000円 前売/800円(電話で受け付けます)
障がい者・避難者/半額 介助者・35歳以下/無料
電話: 090-9879-9994
詳細: https://www.facebook.com/events/860613475109061/
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素晴らしい夢をみて、それを行動に移せ
ナバホ族の格言
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♪♪ 発行者プロフィール ♪♪
小橋かおる 「花と爆弾-もう、戦争の暴力はやめようよ-」著者。
2004年の出版以来、アフガニスタンとイラクの子どもたちの支援を続けています。
2011年からは福島の子どもたちの健康を守る活動も支援させてもらっています。
さよなら原発神戸アクションの共同世話人も努めています。
できることをコツコツ、じわじわ続けたいと思います。
「花と爆弾」HP:https://hanabaku.blogspot.com/ ←2020年5月より新しくなりました
ブログ「花と爆弾」Words for Peace: http://flowersandbombs.blogspot.com
ブログ「7世代に思いをはせて」https://nanasedai.blogspot.com/
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繰り返し思い出したいのは、猫の愛らしさ(*^_^*) |