2019年7月13日土曜日

【第561号】消費税がなかった時代


「どんなことも7世代先まで考えて決めなくてはならない」
ネイティブ・アメリカン(イロコイ族)の格言

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4月の第550号の当メルマガでも述べましたが、
私は消費税を廃止してほしいと思っています。
(【第550号】平成と言えば・・・
https://nanasedai.blogspot.com/2019/04/550.html

どうして、廃止したいと思うのか。
山本太郎さんの街頭演説での言葉をお借りします。

「お金持ちがダイアモンドを買うのにかかる消費税と、
少ない給料の中から、生きるために買う、パン、おにぎり・・・
それにかかる消費税が同じ税率って、
平等ですか?」*


私も長く生きていますので、
消費税がなかった時代のことをよく覚えています。
その頃は、物品税というものがあって、
ダイアモンドなど、贅沢品には特別な税がかかっていました。


そして、所得税も累進制の税率がずっと高く、
(所得の高い人は高率の税金を払っていたのです)
また、法人税も高かった。
だから、企業は法人税を払うぐらいならと、
設備投資に、賃金に、必要経費に、
どんどん支出し、お金が世の中に回っていました。

その頃の日本経済は、世界中がうらやむほどに
絶好調だったのです。


そして、現在、20年を超えるデフレ、
すなわち多くの人が低賃金に喘ぐ中、
生きるための食べ物や日用品にまで税を課し、
人々の暮らしを圧迫する消費税。。。


「消費税廃止なんて、無理だろう」

そう思われる方は、ぜひ山本太郎さんの演説を聞いてください。



*下記の演説を聞きながら、今日のメルマガ記事を書きました。
【文字起こし全文】19.7.11 大阪 かめいし倫子(大阪選挙区)×山本太郎(全国比例区)
https://v.reiwa-shinsengumi.com/activity/1000/
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++ 今週の気になるニュース  ++
■「日本、独裁政権のよう」ニューヨーク・タイムズが批判 報道の自由はいま
朝日新聞DIGITAL  2019年7月6日
https://www.asahi.com/articles/ASM7644NNM76UHBI00V.html
      ↑
日本では国民の命や健康に関する情報も、きちんと報道されていません。
それは国連人権理事会でも懸念されています。
大きなメディアに頼らず、小さな声にも耳を澄ませてください。


■甲状腺がん報告を一部修正 福島県の検討委「結論が早急」
共同通信 2019/7/8
https://this.kiji.is/520906393712002145?c=39546741839462401
「福島県の「県民健康調査」検討委員会は8日、2014、15年度に実施した
2巡目の甲状腺検査の結果について
「現時点では甲状腺がんと被ばくとの関連は認められない」とする評価部会の
中間報告の表現を一部修正する方針を決めた。
    ↑
    国は、原発事故と甲状腺がんの関係はないとしたいのでしょうが、
    国民がこの問題に注視すれば、国も方針を変えざるを得ないでしょう。
    関心を持ち続けてください。


■<汚染牧草>色麻町が堆肥化候補地再検討へ
河北新報 2019年7月4日
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190704_11038.html
「汚染牧草を集約し、堆肥化処理する」とか、
「400ベクレル以下の牧草のすき込み処理を先行させる」とか、やめさせなければ。
放射性物質は、すき込んでも、たい肥にしても、放射線を出しつづけるのだから。。。
100ベクレル/kg以上の放射性物質は、厳重管理が鉄則です。
今でも原発構内ではそうですし、それが世界基準です。


■謎に包まれたセシウムボールの脅威
週刊女性2019年7月16日号
https://www.jprime.jp/articles/-/15516
    ↑
セシウムボールの脅威が的確にまとめられています。
ぜひお読みください。そして、それが「汚染土の再利用」の名の下に、
全国の公共事業で再利用されようとしていることも、忘れないでください。



++ イベント紹介 ++
とても興味深い講演会です。私も参加予定です。
■核戦争を防止する兵庫県医師の会 第38回総会記念講演
     米公文書から迫る核兵器・原発推進体制の闇
日 時 2019年7月28日(日)14:00~16:00
会 場 兵庫県保険医協会5階会議室
講 師 高橋 博子 氏(名古屋大学大学院法学研究科研究員)
参加費無料 どなたでもご参加歓迎です

機密解除された米国の公文書にもとづき、当局がヒロシマ・ナガサキ、
ビキニの原水爆被害者を治療でなく、「核時代」の次の戦争に向けた研究の対象としか
みなかったことを明らかにした、米国の核開発史に詳しい高橋博子さんに、
広島・長崎に米原爆傷害調査委員会(ABCC、現在の放射線影響研究所の前身)が
できる経緯や、原子力推進の体制の実情について、お話いただきます。

■高橋博子(たかはし・ひろこ)氏
名古屋大学大学院法学研究科研究員。アメリカ史専攻。日本平和学会会理事。
広島平和記念資料館資料調査研究会委員、第五福竜丸平和協会専門委員。
著書に『〈新訂増補版〉封印されたヒロシマ・ナガサキ―米核実験と民間防衛計画』(凱風社、2012年) など。

お問い合わせ・お申し込み先
核戦争を防止する兵庫県医師の会 
shin-ok@doc-net.or.jp TEL.078-393-1807 FAX.078-393-1802 
詳細:https://www.facebook.com/events/334200463909144/



++ イベント再掲 ++
福島県で子どもたちを放射能から守る活動を続けていらっしゃる
片岡輝美さん方の講演会です。
☆会津放射能情報センター活動報告会
「そこにいのちがあるから〜福島からのメッセージ~」
講師: 片岡輝美さん(会津放射能情報センター代表)
日時:2019年7月21日(日)午後3時〜5時
会場:日本キリスト教団神戸教会 
http://www.kobechurch1874.jp/kobechurch/pg230.html
申し込み不要・入場無料
問合せ:神戸教会(078-341-2598)、会津放射能情報センター(0242-23-9401)
主催:会津放射能情報センター
詳細:https://www.aizu-center.org/
私も参加します☆



++ 「7世代に思いをはせて」バックナンバーについて  ++
2008年10月から毎週土曜日に発行してきたメールマガジン「7世代に思いをはせて」。
2019年4月15日よりメールマガジン発行媒体のまぐまぐ!さんのサービス変更のため、
これまでのバックナンバー公開がなくなりました。
その後の投稿は下記のブログに転載する形で、
バックナンバー公開を私なりに続けています。ご活用ください。
ブログ:「7世代に思いをはせて」https://nanasedai.blogspot.com/
メールマガジン「7世代に思いをはせて」(無料)の登録はこちら↓
https://www.mag2.com/m/0000273399.html


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 素晴らしい夢をみて、それを行動に移せ
                       ナバホ族の格言
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♪ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。 ♪


♪♪ 発行者プロフィール ♪♪
小橋かおる 「花と爆弾-もう、戦争の暴力はやめようよ-」著者。
2004年の出版以来、アフガニスタンとイラクの子どもたちの支援を続けています。
2011年からは福島の子どもたちの健康を守る活動も支援させてもらっています。
できることをコツコツ、じわじわ続けたいと思います。
「花と爆弾」HP:http://www1.plala.or.jp/cheko/kaoru/
ブログ「花と爆弾」Words for Peace: http://flowersandbombs.blogspot.com
ブログ「7世代に思いをはせて」https://nanasedai.blogspot.com/

庭でくつろぐ野良ネコくん