2022年12月10日土曜日

【第739号】生理の尊厳

「どんなことも7世代先まで考えて決めなくてはならない」

ネイティブ・アメリカン(イロコイ族)の格言 

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今週は、素敵な記事に出会いました。


■「生理用品はトイレにあって当然の備品、貧困対策じゃない」

大学生が無償提供通じて調査、卒業研究

神戸新聞NEXT 2022/12/9

https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202212/0015875420.shtml



これまで、私もずっと何か引っかかっていたのですが、

日本中の公衆トイレや大学のトイレにも、

ウォシュレットはあっという間に広まったのに、

どうして、生理用品が備えられないのか?



生理用品は、「貧困対策」じゃない、

これは、女性にとってはトイレットペーパーと同じようなもの、

それが備えられていないのは「尊厳」の問題。

卒業論文を通して訴えてくれた女子学生に感謝です。



記事によると、明石市の市立学校では、

トイレに生理用品が備えられているとのこと。

この動きが、全国に広まってほしいです。

特に生理の経験が浅い小学校高学年の女子児童のために、

小学校にはすぐにでも備え付けを始めてほしい。


私も、神戸市に提案してみようかな?

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++ 今週の気になるニュース  ++


■「戦争を回避せよ」安全保障で民間提言相次ぐ 政府の防衛力強化に

毎日新聞 2022/12/6

https://mainichi.jp/articles/20221205/k00/00m/040/054000c

「経済協力開発機構(OECD)によると、

19年のGDPに占める教育機関への公的支出の割合は2・8%で、

データのある加盟37カ国の中で下から2番目。

申教授は「日本は武器ばかり買い込んで、人を育てる意味では、

どんどん先細りしていく国になろうとしている。

多くの有権者が本当に結果を引き受ける覚悟があるのか。

『自分ごと』として考えなければいけない」と問い掛けた。」



■【汚染土壌の再利用】除染土再利用が復興支援なのか? 

埼玉・所沢で福島県外初の実証実験計画 

周知不足のまま16日夜に限定的な住民説明会 市役所には苦情相次ぐ

民の声新聞 2022/12/08

http://taminokoeshimbun.blog.fc2.com/blog-entry-693.html

    ↑

放射性物質は、集中管理が鉄則。

秘密裏に、駐車場や花壇や広場に放射性汚染土が埋められるなど、言語道断。

これは、日本全国の安全な住環境を守るため、こちらも『自分ごと』の問題です。



■運転60年超の原発、世界で実例なし 

設計時の耐用年数は40年 配管破れ、腐食で穴...トラブル続発

東京新聞 2022年12月9日

https://www.tokyo-np.co.jp/article/218838




++ 動画紹介 ++


☆「老朽原発はなぜ危険」編 /

原発の運転期間「原則40年」ルール 緩めてしまっていいの!?

https://www.youtube.com/watch?v=4Ylo2jnLUro

    ↑

3分半ほどのわかりやすい動画です。

事故を起こした福島第一原発一号機は、40年超えの特別な審査を通ったばかりだったことも言及されています。

あのとき審査で廃炉にしていれば、事故は防げたかも知れないと、何度思ったことか。

悲劇を繰り返したくありません。



++ イベント紹介 ++

☆国内避難民の人権に関する国連特別報告者による訪日調査・報告集会

日時:2023 年 1 月 8 日(日)14 時〜17 時半

会場:京都弁護士会館地階大ホール+Zoom

要事前申込。クリック⇒ https://forms.gle/akv87WsqWqVcCvse6 

会場、Zoom 共に先着 100 名。資料代 200 円(会場のみ)


報告集会の講演:

講演1「国内避難民の人権に関する特別報告者の『調査後のステートメント』の意義と内容」

徳永恵美香さん(大阪大学大学院人間科学研究科附属未来共創センター特任講師)

講演2 武器としての国際人権

藤田早苗さん(英国エセックス大学ヒューマンライツセンターフェロー)

主催:国内避難民の人権に関する国連特別報告者による訪日調査を実現する会

詳細:https://ceciliajimenezamary.livedoor.blog/archives/19387144.html

    ↑

私もスタッフとして参加します♪



++ ブログ再掲 ++

今週12月4日で、中村哲先生が亡くなられて3年となり、

メディアでもかなり報道されていたようです。

ただ、その死(誰が犯人か)より生に、中村医師が残し、示していることに、

もっと注目してほしいとも思いましたので、

2008年にアフガニスタンで命を落とされた現地ワーカーだった

伊藤和也さんへの中村医師の弔辞を転載したブログをリンクします。

これは中村医師から私たちへのメッセージでもないかと思います。


ブログ:Flowers and Bombs

2008/09/22 ペシャワール会・中村哲氏の弔辞

http://flowersandbombs.blogspot.com/2008/09/



++ 今年もチョコ募金 ++

イラクの小児がんや白血病の子どもたちのため、

2006年から毎年チョコ募金を続けています。

今年もイラクの子どもたちが描いた絵柄がかわいいチョコ缶です♪

詳細:JIM-NET(日本イラク医療支援ネットワーク)

https://www.jim-net.org/2021/10/05/7283/




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 素晴らしい夢をみて、それを行動に移せ

                       ナバホ族の格言 

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♪ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。 ♪




♪♪ 発行者プロフィール ♪♪

小橋かおる 「花と爆弾-もう、戦争の暴力はやめようよ-」著者。

2004年の出版以来、アフガニスタンとイラクの子どもたちの支援を続けています。

2011年からは福島の子どもたちの健康を守る活動も支援させてもらっています。

さよなら原発神戸アクションの共同世話人も努めています。

できることをコツコツ、じわじわ続けたいと思います。

「花と爆弾」HP:https://hanabaku.blogspot.com/ ←2020年5月より新しくなりました

ブログ「花と爆弾」Words for Peace: http://flowersandbombs.blogspot.com

ブログ「7世代に思いをはせて」https://nanasedai.blogspot.com/

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