2023年12月9日土曜日

【第791号】PFOAとアスベスト

「どんなことも7世代先まで考えて決めなくてはならない」

ネイティブ・アメリカン(イロコイ族)の格言 

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「永遠の化学物質」と呼ばれる

有機フッ素化合物(PFAS)。

その一種で、関西での酷い汚染が問題となっているPFOAが、

今週、発がんの危険性が最高に「ある」ものに分類されました。



■PFOAの発がん性、最高の「ある」に2段階引き上げ 

WHO専門組織 汚染問題PFASの一種

東京新聞 2023年12月3日 https://www.tokyo-np.co.jp/article/293623

PFOAをこれまで、発がん性について3番目に確実性が高い分類としていたが、

最も高い「発がん性がある」に格上げした。

同じ分類には、喫煙やアスベストが挙げられている。



私は神戸にずっと住んでいるので、

1995年の阪神淡路大震災による建造物の倒壊で、

アスベストを吸ってしまっているだろうと思っています。


アスベストは肺に潜んで30年ほどの後に中皮腫を引き起こすかもしれない発がん性物質。

PFOAは、水や食べ物から体内に入ってきて、体内に蓄積し、

妊娠中の女性から胎児へも移行していく発がん性物質。


同じ発がん性物質ですが、

PFOAは直接次世代に影響を及ぼす可能性があるので、

とても怖いと思っています。



しかし、汚染源の特定、撤去、処理と、

この汚染をなんとかする方法はあると思います。

自治体や政府を動かすためにも、

この問題を、まず知ってください。


■低体重児と希少ガン 令和の水俣「PFOA」NO.5

【Tansa報道最前線】2022年5月31日

https://www.youtube.com/watch?v=Ur00Y_6REC8

摂津市のダイキン工業を起点とするPFOAの水や大気汚染による住民の曝露について、

また土壌汚染による野菜の汚染についても、語られている動画です。関西の住民必見。

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++ 今週の気になるニュース  ++


■再エネ発電容量、30年までに3倍 110か国超賛同 COP28

JIJI.COM 2023/12/3

https://news.yahoo.co.jp/articles/90cc55db2c41b230c2e732440c2baba70d045729


「30年までに再エネを3倍に」と世界が動く中、

「50年までに原発を3倍に」って、どこまでも時代遅れの国々です。

    ↓

■世界の原発容量、2050年までに3倍に 日米など20か国超賛同 COP28

JIJI.COM 2023/12/2

https://news.yahoo.co.jp/articles/d955b6bac6b6ab3c081112daedeb6f28595962b8



時代遅れの人たちが流す、「処理水」という名の放射性汚染水の実態を、

ずっと放射能測定を続けている団体が調査し、

以前より数値が高くなっていることをつきとめてくれています。

      ↓

■福島第1原発の北2キロの海水を独自調査 トリチウムやセシウムの濃度は?【動画】

東京新聞 2023年12月4日

https://www.tokyo-np.co.jp/article/293421


私も同感です。

      ↓

■れいわ・山本太郎氏 原発処理水めぐり政府を猛批判

「どうして被災地に寄り添わないんですか」

東スポWEB 2023年12月6日

https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/285073

「どうして被災地に寄り添わないんですか。被災地に将来的にどういう影響が出るか、先回りしてやっていかなければダメでしょう。総量によってどれぐらいの核影響が起こることを予測しないとダメですよ、それがなされていない。総量を考えず、1リットル当たりで基準値未満だから(処理水の海洋放出が)大丈夫という」と批判した山本太郎さん。




■ガザ停戦要請、米が拒否権 安保理、決議案否決

共同通信 2023/12/09

https://nordot.app/1105954426182697595

「国連安全保障理事会は8日、パレスチナ自治区ガザでの即時停戦と全ての人質の解放を求める決議案を否決した。イスラエルを擁護する常任理事国の米国が拒否権を行使した。15理事国のうち日本やフランスなど13カ国が賛成し、英国が棄権した。

 国連憲章上の権限に基づき、グテレス事務総長が安保理に「人道的な大惨事の回避」を要請していた。米国が今回のガザ情勢で拒否権を発動するのは10月18日に続いて2度目。国際社会での米国の求心力低下は不可避の情勢だ。」



一日でも、一時間でも早い停戦を!


最後に希望のニュースを

    ↓

■中村哲さんの生き方伝えたい 母校の後輩らSNSで発信

東京新聞 2023年12月3日

https://www.tokyo-np.co.jp/article/293808

      

      

      

++ 英語のブログを更新しました ++


ジョンレノンの声を聞きたい今まさに

かけてみようよ平和にチャンスを


ガザでの「虐殺」としか思えない状況を止められない中、

このところずっとAll we are saying is give peace a chanceのフレーズが

頭の中を回っていました。英語の短歌が先にできて、

それをなんとか日本語の5-7-5-7-7にのせたという、

いつもとは逆のプロセスでできた短歌です。

昨日はジョンが命を落としてから、43年となる日でした。

https://tankaagainstwar.blogspot.com/2023/12/



++Chocolate for Peace チョコ募金2024 ++

2006年から続く、JIM-NETさんのチョコ募金、

今年もイラクやシリアの子どもたちが描いた素敵なイラストのチョコ缶です。

どうぞ、子どもたちの笑顔とイラストをご覧ください♪

        ↓

https://www.jim-net.org/2021/10/05/7283/


チョコ募金は以下の活動に使われます。

・小児がん支援 イラク国内の3ヶ所4病院へ医薬品の支援と貧困患者支援など

・シリア難民支援 難民キャンプでの母子保健、医薬品の支援など

・福島の子どもたちを放射能から守る活動への支援




++ イベント紹介 ++


☆市政カフェ@zoom

日時:2023年12月15日の20時から21時半まで(無料)

つなぐ神戸市会議員団では、市民と神戸市政をつなぐ、

オンラインカフェを月に1回(第3金曜日 20時 ~ 21時半)開催しています。


今月は、「地下鉄構内のバリアフリー化」について取り上げます。

皆さんからの質問もお受けしますので、参加希望の方は下記よりお申込みください。

https://peraichi.com/landing_pages/view/tsunagukobe

※お問い合わせ内容欄に、「市政カフェ参加希望」とご記入ください。

メールアドレスに、当日の参加URLをお送りいたします。

主催:つなぐ神戸市会議員団


~以下、再掲です~


西宮でパレスチナ支援のための上映会を知人が企画しています。

          ↓

☆「ガーダ パレスチナの詩」「僕たちは見た」を見る会 

日時:2023年12月14日(木)13時開場  

  13時20分~「ガーダパレスチナの詩」 

  休憩をはさんで 

  15時10分~「僕たちは見た」 

会場: 西宮市立中央公民館 プレラビル6F 601号室 

アクセス  阪急神戸線 西宮北口駅南改札口 南へ約3分のピンク色のビル  

      https://www.mapion.co.jp/phonebook/M13007/28204/22830201451/

入場料: 大人800円 学生・障害のある方500円 (2作品視聴できます。)

  入場料についてはパレスチナ支援金とします。 

問い合わせ:090-3658-6240(池田)


映画情報:古居みずえ監督作品

「ガーダ パレスチナの詩」https://eiga.com/movie/41669/

「僕たちは見た」http://whatwesaw.jp/

      

日本各地の上映会情報はこちらをご覧ください。

https://www.facebook.com/profile.php?id=61552606364657



来年のイベントですが、私も実行委員のひとりです♪

        ↓

☆武器としての国際人権@藤田早苗さん講演会

〜世界から見た日本の人権は?〜メディア、ジェンダー、貧困、マイノリティ、入管問題


日時: 2024年1月8日(月)14:00〜16:30(開場13:30)

会場: 神戸市中央区文化センター10階 会議室1001+1002

神戸市中央区東町115番地(鉄道各線三宮駅より徒歩6分)

https://www.kobe-bunka.jp/facilities/chuo/

参加費 1000円 学生・障がい者割引500円

定員 104名(当日先着順)

 

講師:藤田早苗 

『武器としての国際人権日本の貧困・報道・差別』(集英社 2022年刊)著者

エセックス大学人権センターフェロー、国際人権法の専門家、写真家

英国在住。日本の人権状況向上を切望し、国際社会に日本の人権問題を訴え、

日本に国際人権を伝えるために奔走しているアカデミック・アクティビスト。

 

夏のジャニーズ問題への国連の調査ってどういう意味があるの?

主張することはわがまま?

そもそも人権ってなに?…そんな疑問ありませんか?

でも実は人権はとても具体的で身近なものです。

誰もが持っている人権について、わかりやすくお話していただきます。

 

主催・問合せ 「武器としての国際人権」実行委員会

mail:toko@1village1earth.com

tel:0798-66-2211(地球屋本舗) / 070-3513-8704

協力 one village one earth

関連サイト:https://whatsnew-on-flowersandbombs.blogspot.com/2023/11/202418.html




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 素晴らしい夢をみて、それを行動に移せ

                       ナバホ族の格言 

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♪ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。 ♪




♪♪ 発行者プロフィール ♪♪

小橋かおる 「花と爆弾-もう、戦争の暴力はやめようよ-」著者。

2004年の出版以来、アフガニスタンとイラクの子どもたちの支援を続けています。

2011年からは福島の子どもたちの健康を守る活動も支援させてもらっています。

さよなら原発神戸アクションの共同世話人も努めています。

できることをコツコツ、じわじわ続けたいと思います。

「花と爆弾」HP:https://hanabaku.blogspot.com/ ←2020年5月より新しくなりました

ブログ「花と爆弾」Words for Peace: http://flowersandbombs.blogspot.com

ブログ「7世代に思いをはせて」https://nanasedai.blogspot.com/

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