「どんなことも7世代先まで考えて決めなくてはならない」
ネイティブ・アメリカン(イロコイ族)の格言
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今週は、知人の紹介で、フランスからやってきた若いカップル
アレクシーとジョエルの通訳(英語)として、
原発賠償関西訴訟の原告本人尋問の傍聴と、
サポーターの皆さんの集まりに参加しました。
ふたりは、フランスの核ゴミ最終処分場計画が持ち上がっている
ビュールという村の近くにお住まいで、
計画反対のために熱心に活動されています。
傍聴の後、サポーター集会へ移動。
最初の予定では、おふたりが少し自己紹介するのを通訳して、
他は、日本の皆さんが話すことをおふたりに伝えるだけのはずでしたが、
あれよあれよという間に、
ジョエルがビュールの核ゴミ最終処分場計画のサイトを会場の画面に映し出し、
その説明を始めました。
内心、『え~~、初めて会った人、それも非英語圏のフランス人が、
非英語圏のフランスのこと、それも核施設の話をするって・・・私、理解できるかしら?』と不安に思いました。
なぜなら、私は英語を学習してきた人なので、
英語圏以外の国のことは地名も含めてそれほど知らず、
また英語にはそのスピーカーの母語によっていろいろな発音のバリエーションがあるので、慣れる必要があるのですが、
これまでの人生でフランス人と英語でしゃべるのはこれが2回目。
それもさっき会ったばっかり(^_^;)
でも、ジョエルはサイトを示しながら話を始めたので、やるっきゃない!
そして、気がつきました。
あれ?この話、日本の原発立地地域といっしょやん?
核施設を不安に思い反対する地元住民たちに、
高値で土地を売るように何十年も働きかけ、
だんだんと土地を売る住民と売らない住民に分断していき、
核施設のことを住民同士で話にくくする・・・。
同じことがフランスでも起きてる!
そして、ジェエルも私と同じようなことを感じたと言っていました。
「(傍聴のために言葉もわからない)法廷に座っていて、最初は奇妙な感じがしたけど、
だんだんこれはここだけの特別なことじゃないんだ、
世界中でこうやって、同じ目的のために闘っているんだと実感できた。」
核に苦しめられていることに、国も言葉の違いも関係ない。
それを実感させてもらったフランスからの訪問者でした。
●フェイスブックでも写真とともに少し報告しています。
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++ 今週の気になるニュース ++
そして、また新たな分断が・・・
■核ごみ調査 玄海町議会は「受け入れ」反対する市民団体からは連日抗議の声
町長の判断に注目【佐賀県】
SAGA TV 2024/4/26
https://news.yahoo.co.jp/articles/894797592f686143b0472d4fabac4c1454b1b5a8
■定検の高浜4号原子炉起動 伝熱管損傷で3週間遅れ
共同通信2024/4/23
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ebda5ed2772e97544410bbd1603edb55186ab45
「これで6月に高浜1号機が定検に入るまで、2009年以来約15年ぶりに、廃炉中を除く関電の全原発が同時に運転する。」
↑
運転開始から50年の高浜1号機が動いているだけでもヒヤヒヤなのですが・・・。
地震と原発事故がおきたら・・・わたしたちが路頭に迷うのは必至
↓
■地震と原発事故が同時に発生…新潟県独自の「3つの検証」
元委員が避難方法を疑問視
BSN新潟放送 2024/4/21
https://news.yahoo.co.jp/articles/857d5568e6318aa011440f10cce5bafd0d945b2d
「自動車はどこか1か所でも通れない所があると、そこでおしまい」
■山本太郎の国会質問!参議院・予算委員会(2024年4月24日)
https://www.youtube.com/watch?v=EyigSwJdG6Y
↑
奥能登では、地震からもうすぐ4ヶ月というのに蛇口から水がでない状況が続いている。その原因と対策を必死に総理に訴える山本太郎議員。
マスメディアもこのような早急に対策を求められる重要な国会質問を報道して、
国民に知らせてほしいと思い、リンクしました。
++ イベント紹介 ++
☆アースデー神戸2024
2024年5月4日(土・祝)11:00~17:00
5月5日(日・祝)10:00~16:00
みなとのもり公園(神戸震災復興記念公園)
雨天開催・入場無料
☆福島第一原発事故・惨事便乗の復興モデル~
汚染土再利用とイノベーションコースト構想@和田央子(なかこ)さんに聞く
日時:2024年5月11日(土)13:30分開場 13:45開始
場所:あすてっぷ神戸セミナー室3
内容:
第1部 汚染土再利用について
第2部 イノベーションコースト構想
参加費:無料、カンパ歓迎
共催: 和田央子さんのお話を聞く会、さよなら原発神戸アクション
チラシなどの詳細:https://sayogenkobe.blog.fc2.com/blog-entry-266.html
私も支援させてもらっている避難者の方たちが多く証言されているドキュメンタリーです。
↓
☆ドキュメンタリー映画「決断 運命を変えた3.11 母子避難」
安孫子亘監督監督ZOOMインタビュー
https://www.youtube.com/watch?v=YCxROCeXBHw
大阪では、下記の上映&トーク予定です。
十三シアターセブン 2024/4/20(土)~5/3(金)公開
アフガニスタンの美しい伝統芸術に触れてください♪
「花と爆弾」でも長年支援させていただいた西垣敬子さんの企画です。
↓
☆第4回アフガニスタン細密画展
タリバーン圧政下に苦しむ五人の若き女性細密画家たちの作品も含めて
日時:2024年4月25日(木)~29日(月祝)11時~17時
会場:神戸学生青年センター・本館(ウエスト100)https://ksyc.jp/facilities/map/
阪急六甲駅より徒歩2分 / JR六甲道駅より徒歩12分
※ 入場無料
主催: 宝塚・アフガニスタン友好協会
後援: 公益財団法人 神戸学生青年センター
チラシなど詳細:https://www.keikonishigaki.com/
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素晴らしい夢をみて、それを行動に移せ
ナバホ族の格言
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♪ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。 ♪
♪♪ 発行者プロフィール ♪♪
小橋かおる 「花と爆弾-もう、戦争の暴力はやめようよ-」著者。
2004年の出版以来、アフガニスタンとイラクの子どもたちの支援を続けています。
2011年からは福島の子どもたちの健康を守る活動も支援させてもらっています。
さよなら原発神戸アクションの共同世話人も努めています。
できることをコツコツ、じわじわ続けたいと思います。
「花と爆弾」HP:https://hanabaku.blogspot.com/
ブログ「花と爆弾」Words for Peace: http://flowersandbombs.blogspot.com
ブログ「7世代に思いをはせて」https://nanasedai.blogspot.com/
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