「どんなことも7世代先まで考えて決めなくてはならない」
ネイティブ・アメリカン(イロコイ族)の格言
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当メルマガ617号では、
ニュージーランドのロックダウン式新型コロナ対策を検討しましたが、
今回は、ソフトロックダウン式のスウェーデンについて少し調べてみました。
スウェーデンは他のヨーロッパ諸国やNZのようなロックダウンではなく、
保育園、小、中学校は通常のまま(高校、大学は遠隔授業)、
また50人の集会の禁止やソーシャルディスタンスの要請などで、
日本よりも少しだけ厳しい行動規制の政策と言えるでしょう。
スウェーデンだけでなく各国の新型コロナ対策の是非は、
数年後にわかることだと思いますが、
この日本より少し厳しい行動規制の国の大きな失敗、
高齢者の命を守れなかったということに注目したいと思います。
スウェーデンの事情をよく見てみると、
その失敗は、ロックダウンをしなかったことではなく、
介護施設の不備にあったことが下記の記事から推測できます。
「民営化が進み、その結果として、コスト削減が行われるようになり、
備品の節約だけでなく、人的コストの削減も行われた。
安い労働力、また、時間給で働くパートタイマーが多く動員された。
通常住居に派遣されるヘルパーも同様である。
パンデミック発生の際、少しでも症状があれば自宅待機が強く推奨されたが、
パートタイマーの場合、働かなければ現金を手に入れることはできないため、
症状があってもそれを隠して働くということが行われていた。
医療現場や介護現場で働く人のPCR検査が行われなかったことも災いした。」*
日本中で今、新規感染者が増えていますが、
私の住む関西での大きな問題は、介護施設などでのクラスターが頻発していることです。
例えば、神戸市の老人ホームでは、90代の入所者の方々も多くが感染し、
その内3名が重症という重大な事態も発生しました。
新型コロナウィルスは年代によって、
重症化リスクが大きく変わることがわかっています。
老人ホームや介護施設を守ることは、
高齢者の命を守るだけでなく、
重症者数を減らし医療機関の負担も減らし、
地域の医療を守ることになると思います。
スウェーデンの失敗から学び、
医療や介護現場の職員の定期的なPCR検査の実施や、
職員が休みやすい環境を整えることが急務でしょう。
そのために行政は全力を尽くして欲しいと思います。
PCR検査体制の拡充は必須。
また陽性と判明した職員の入院、静養には、手当が必要です。
現在でも4日目から傷病手当が健康保険が支給されるようですが、
これを1日目から支給する、もしくは手当の割合を高くするなど、
追加の支援策を検討する必要があると思います。
傷病手当金については、下記の厚生労働省のサイトをご覧ください。
https://www.mhlw.go.jp/content/000613887.pdf
= 引用サイト =
*スウェーデンの新型コロナ対策は失敗だったのか。現地の医療現場から
Forbes Japan 2020/06/16
https://forbesjapan.com/articles/detail/35156/3/1/1
= 関連サイト =
■新型コロナ 垂水・老人ホーム クラスター発生 /兵庫
毎日新聞2020年8月13日
https://mainichi.jp/articles/20200813/ddl/k28/040/280000c
■「スウェーデン政府与党が語る、コロナ対策の方針と課題」6/21
緑の党録画公開:
オンライン連続セミナー「気候危機とコロナ危機 新しいシステムを求めて」
http://greens.gr.jp/kikokiki/28776/
■スウェーデンのPCR検査数(現在は、日本の約5~10倍は実施しています。)
https://ourworldindata.org/coronavirus/country/sweden?country=~SWE
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++ 今週の気になるニュース ++
あまりニュースになることはないのですが、
近畿に米軍基地があるのをご存じですか?
そこで新型コロナが感染拡大しているようです。
■米軍通信所の感染計12人に 京丹後市長が「非常事態」
朝日新聞DIGTAL 2020年8月5日
https://www.asahi.com/articles/ASN8476ZVN84PLZB00S.html
↑
「通信所」とありますが、Xバンドレーダーという
弾道ミサイル防衛用のレーダーで、
有事の時には一番に攻撃対象となると思われます。
このコロナ禍もその後も、米軍基地よりも病院が必要でしょう。
こちらもあまり取り上げられないニュースですが、続報です。
■行政文書開示:覆土無しでの除染土での食用食物栽培実証事業について
https://note.com/kenichioshima/n/n1f4c6954430e
世の中が新型コロナウィルスに喘いでいる間に、
環境省は放射性汚染物質を拡散することでなきものにしようと、
また原発村は原発再生を着々と進めています。
↓
■原発特措法、自民が10年延長求める 原発優遇に異論も
東京新聞 2020年8月18日
https://www.tokyo-np.co.jp/article/49480
国民の大半は原発には今でも反対しています。
民主主義国家ならば、原発はやめられます。
そのためには、しっかりと政治家を見て、
政治に私たちの声を届けていかなければと思います。
++ イベント紹介・再掲 ++
放射性汚染土拡散を止めるためにも協力してもらっています。
高橋ひでのり神戸市議と情報共有の機会です。
☆高橋ひでのり オンライン市政報告会
~ コロナ第2波 求められる対策~
日時: 2020年8月30日(日)14時~15時半
参加費無料・垂水区以外の方々もご参加いただけます
申込:8/30(日)12時までに下記サイトを確認し、メールにて。
https://www.shiminnokaze.com/takahashi/post-958/
☆「花と爆弾」共催イベント☆ニューヨークと日本を結ぶオンライン企画!
■ニューヨーク市民に聞く、 新型コロナ・BLM・米大統領選
お話:レイチェル・クラークさん(NY市民・通訳・翻訳家)
聞き手:小橋かおる
日時:2020年8月29日(土)20:00~21:30(日本時間)
場所:オンラインZOOMにて
参加費:500円(若者・学生無料)参加費はVFPにカンパします。
申し込み:oniyamma24@outlook.jp(西さん)
zoomでの参加要領、参加費の振り込み先など詳細は
「花と爆弾・What's New」 ↓
https://whatsnew-on-flowersandbombs.blogspot.com/2020/08/blog-post.html
主催:「花と爆弾」 & 「こわすな憲法!いのちとくらし!市民デモHYOGO」
FBイベントページ:https://www.facebook.com/events/698636714201778/
+ 関連動画 +
■コロナ禍の気づき~ニューヨーク在住の通訳者から
https://www.youtube.com/watch?v=l3Ni4fGz4Bo
↑
ここ数年、ベテランズ・フォー・ピースのトーク会などで
一緒に活動させてもらっているレイチェル・クラークさんのインタビューが、
毎日放送の動画サイトでアップされています。観てもらえたらわかるのですが、
動画の収録時にはマンハッタンの夜景が見える部屋に住んでいるレイチェルさんが、
カントリーサイドに引っ越された後、今度は私が聞き手になっての
レイチェルさんのオンラインイベントが、上記の
「ニューヨーク市民に聞く、 新型コロナ・BLM・米大統領選」です。
ぜひ、ご参加ください☆
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素晴らしい夢をみて、それを行動に移せ
ナバホ族の格言
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♪ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。 ♪
++ 「7世代に思いをはせて」バックナンバーについて ++
2008年10月から毎週土曜日に発行してきたメールマガジン「7世代に思いをはせて」。
2019年4月15日よりメールマガジン発行媒体のまぐまぐ!さんのサービス変更のため、
これまでのバックナンバー公開がなくなりました。
その後の投稿は下記のブログに転載する形で、
バックナンバー公開を私なりに続けています。ご活用ください。
ブログ:「7世代に思いをはせて」https://nanasedai.blogspot.com/
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https://www.mag2.com/m/0000273399.html
♪♪ 発行者プロフィール ♪♪
小橋かおる 「花と爆弾-もう、戦争の暴力はやめようよ-」著者。
2004年の出版以来、アフガニスタンとイラクの子どもたちの支援を続けています。
2011年からは福島の子どもたちの健康を守る活動も支援させてもらっています。
できることをコツコツ、じわじわ続けたいと思います。
「花と爆弾」HP:https://hanabaku.blogspot.com/ ←2020年5月より新しくなりました
ブログ「花と爆弾」Words for Peace: http://flowersandbombs.blogspot.com
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4年前の夏休みに行った丹後半島 ・経ヶ岬 |