2021年1月9日土曜日

【第639号】Never Again~ニュージーランドの現在は?~

 「どんなことも7世代先まで考えて決めなくてはならない」

ネイティブ・アメリカン(イロコイ族)の格言 

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新型コロナ感染が再拡大し、

再び緊急事態宣言が東京都を発端に拡大されつつあります。


昨年4月の緊急事態宣言、解除の5月から、

これまでの半年以上の期間に、

日本政府はいったい何をしていたのでしょう?


何をすべきだったかは、これまでも当メルマガでも書き続けてきたので、

今回は割愛しますが、

昨年8月のメルマガ【第617号】ニュージーランドのロックダウンはなぜ成功したのかな?

https://nanasedai.blogspot.com/2020/08/617.html

を再び読み直してみました。


簡単に要約すると、NZに劣らないほどの予算規模で

日本も経済支援として予算を組んだ4月でしたが、

NZはロックダウンでコロナ撲滅政策をとり、

日本はwithコロナ政策で、一定の感染を容認するような政策でした。



そして、現在、

NZのコロナ感染は抑えられ、鎖国状態であることを除けば、

人々の暮らしはコロナ前と同様の平常に戻ったということです。*1


経済的にも、

「ロックダウンで強制的に動きが止まっていた個人消費や建設業が、

その後の成長をけん引した。市民生活がほぼコロナ以前の日常に戻る中、

小売業、宿泊業、飲食業はそれぞれ42.8%増と急回復。

建設業は52.4%の伸びを見せた。」*2



人口、経済規模は違う国ですが、

同じ経済圏、民主主義で島国と共通点も多い日本が、

NZに学ぶのは、今からでも遅くないと思います。


特に、この2度目の緊急事態宣言によって

感染が収まってくる時点で、

もう二度とこのようなことを繰り返さないための戦略に、

成功例をしっかり学ぶ必要があるでしょう。


まずは、日本政府が本気でPCR検査、抗原検査など検査体制を早急に拡充し、

この第3波が収まった時には、

無症状感染者を、少なくともリスクの高い高齢者施設や医療機関に近づけないために

社会的検査を全国的に展開できるようになることを望みます。


もうこれ以上、日本で暮らしを壊さないために。



= 参考サイト =

*1【コロナ後現地状況・ニュージーランド】<12月16日時点>

https://www.club-t.com/ct/kanko/guide/abroad/info/a_72/


*2 早期厳格ロックダウンのNZ、コロナ不況から脱出 7~9月GDP14%増

AFP BBNEWS 2020年12月17日 

https://www.afpbb.com/articles/-/3321849

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++ 今週の気になるニュース  ++

この緊急事態宣言を受けて、生活に困窮される方が増えることを懸念します。

生活保護も緊急支援の一環と思って、ためらわずに申請してください。


■緊急事態宣言でも飲食店経営者は諦めないで 

店舗、器材をそのままに一時的な生活保護利用も可能

藤田孝典 | NPO法人ほっとプラス理事 2021年1月7日

https://news.yahoo.co.jp/byline/fujitatakanori/20210107-00216513/



福島第一原発敷地内にたまる放射性汚染水を海に流す案がまた動き出しそうです。

■トリチウム処理水処分方法 政府原案が判明

テレビニュー福島 2021/1/5

https://news.yahoo.co.jp/articles/5f3865eac2938771b6e53a1b55228f93c8423f6f


「汚染水のタンクを作る敷地がない」と言っていた東電ですが、

「検討」する余裕はあるようです。(敷地はあるだろうとずっと指摘されていましたが)

■「処理水タンク」増設を検討 東京電力、敷地の利用計画策定へ

福島民友ニュース 2021年01月07日

https://www.minyu-net.com/news/news/FM20210107-574059.php


放射性汚染水、汚染土・・・

放射性物質は徹底管理が原則です。

しっかり管理させましょう。



++ イベント紹介・再掲 ++

2021年初イベントです。私は司会を務めます♪

新規原発の建設を皆の力で必ず止めたい☆

    ↓

☆守れ!瀬戸内海~39年間原発建設を止め続ける祝島から~@Zoom

 1982年に瀬戸内海の祝島の対岸に、上関原発建設計画が発表されてから39年。

豊かな海、確かな漁場を守るために、原発建設を止め続ける人たちがいます。

今回のZoom茶話会では、祝島の原発建設阻止のために行動する若者たち、

中でも、関西から祝島に移住し、現在漁業を営む岡本直也さんを中心に、

祝島への思い、また原発建設阻止の行動についてうかがいます。


日時:2021年1月16日(土)18:30~20:30

会場:Zoom

参加費:無料・カンパ歓迎


問い合わせ:小橋 kaorukobashi@hotmail.com

主催:さよなら原発神戸アクション

詳細&ZoomURLなどはこちら↓をご覧ください。

http://sayogenkobe.blog.fc2.com/




++ チャリティ・チョコ紹介 ++

☆JIM-NET(日本イラク医療ネットワーク)のチョコ募金

チョコ募金はこんな活動に使われます。


・イラク小児がん支援

・JIM-NETハウス(小児がん総合支援施設)の運営

・シリア難民支援

・福島支援


チョコ募金の詳細や申込みはこちらです。

https://www.jim-net.org/choco/

イラクの子どもたちが描いたかわいい絵柄の缶に入ったチョコです。



++ ++ ++ ++

 素晴らしい夢をみて、それを行動に移せ

                       ナバホ族の格言 

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♪ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。 ♪



++ 「7世代に思いをはせて」バックナンバーについて  ++

2008年10月から毎週土曜日に発行してきたメールマガジン「7世代に思いをはせて」。

2019年4月15日よりメールマガジン発行媒体のまぐまぐ!さんのサービス変更のため、

これまでのバックナンバー公開がなくなりました。

その後の投稿は下記のブログに転載する形で、

バックナンバー公開を私なりに続けています。ご活用ください。

ブログ:「7世代に思いをはせて」https://nanasedai.blogspot.com/

メールマガジン「7世代に思いをはせて」(無料)の登録はこちら↓

https://www.mag2.com/m/0000273399.html



♪♪ 発行者プロフィール ♪♪

小橋かおる 「花と爆弾-もう、戦争の暴力はやめようよ-」著者。

2004年の出版以来、アフガニスタンとイラクの子どもたちの支援を続けています。

2011年からは福島の子どもたちの健康を守る活動も支援させてもらっています。

できることをコツコツ、じわじわ続けたいと思います。

「花と爆弾」HP:https://hanabaku.blogspot.com/ ←2020年5月より新しくなりました

ブログ「花と爆弾」Words for Peace: http://flowersandbombs.blogspot.com

ブログ「7世代に思いをはせて」https://nanasedai.blogspot.com/


早く海外旅行に行けるような平常が戻ることを願って、
数年前の関空での写真です。