「どんなことも7世代先まで考えて決めなくてはならない」
ネイティブ・アメリカン(イロコイ族)の格言
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20年前の日本時間の10月8日の未明、
米英を中心とする有志連合軍によるアフガニスタン攻撃が始まりました。
アフガニスタンの青空に、
白く飛行機雲をひいてゆく戦闘機の行方に、
空爆に命を落とす子どもたちがいるのかと思うと、
神戸の秋空の飛行機雲さえ哀しく見えた10月でした。
長く生きていると、
自らの人生のターニングポイントを俯瞰できるような気がします。
1995年の阪神淡路大震災は、
私の世界の捉え方を変えました。
人生には自分の力では
どうすることもできないこともあるのだと、実感しました。
そして2001年10月8日のアフガン攻撃は、
私の行動を変えました。
あの干ばつと飢えに苦しむ最貧国に、
世界の大国が群れをなして、
無差別に、意気揚々と爆弾を落とさなかったら、
世界がもう少し冷静であったなら、
私がこうして声を上げることもなかったでしょう。
それほど2001年10月8日は、
世界に絶望した日でした。
そして、この日は、
世界がたがが外れたように暴力的になっていく、
ターニングポイントだったと思います。
= 関連サイト =
この20年間の「対テロ戦争」の始まりを、当時の日記をもとに綴っています。
10月8日の日記はこちらに書き足していきます。
↓
http://flowersandbombs.blogspot.com/2021/10/
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++ 今週の気になるニュース ++
アフガニスタンの人々は、私に勇気と尊厳ある生をいつも教えてくれます。
↓
■タリバンに抵抗して職場へ、学校へ カブールの女性たち
CNN co.jp 2021.10.05
https://www.cnn.co.jp/world/35177581.html
「私自身が、あるいはほかに2~3人の女性が死んだりけがをしたりするとしても、
私たちは後に続く世代に道を開くためにリスクを受け入れる。
少なくとも私たちを誇りに思ってくれるはずだ」
(デモ主催者の1人、サハル・サヒル・ナビザダさんの言葉)
■アフガン国立音楽院生徒ら101人、国外脱出
AFP BB NEWS 2021年10月6日
https://www.afpbb.com/articles/-/3369596
■アフガニスタンの人々を見捨てない 酒井 啓子さん (千葉大学教授)
AAR Japan 2021年10月5日
https://aarjapan.gr.jp/interview/2773/
以下、上記記事より抜粋。
「9.11発生直後に米国の軍事行動を全面的に支持すると表明した日本は、
アフガニスタンでの戦争、政権転覆、復興の失敗といった
国際社会が行ってきたことと無関係ではありません。
(中略)
日本も深く関与してきた国際政治のツケを、現地の人々が払わされているのだと考えれば、
決して他人事ではないことが理解できるはずです。
私たちは今日のアフガニスタンの問題を、
もっと自分のこととして受け止める必要があると思っています。」
↑
私も同じ思いです。
国内に目を転じると、
■内閣支持「ご祝儀」限定的 与党、衆院選へ不安
時事通信社 2021/10/7
https://news.yahoo.co.jp/articles/f15339e6ee4c60bd614d4b10e3252535187abe30
■岸田内閣も学術会議会員任命せず 松野氏「一連の手続きは終了」
共同通信 2021/10/7
https://news.yahoo.co.jp/articles/3cad608ef4a9ab88c3c00a92dae80c27635d82b4
■岸田政権、中枢に原発推進派 歓迎する電力業界
毎日新聞 2021/10/4
https://mainichi.jp/articles/20211004/k00/00m/010/091000c
甘利幹事長は、賄賂疑惑で有名ですが、
福島第一原発事故以前から、原発ムラのドン的存在です。
彼を中心に原発推進派が、「経済政策」と称して、
税金を原発関連団体、企業に流すことは、
絶対に止めたいと思います。
総選挙で、止めたい。
総選挙と言えば、いろいろ他にも気になる公約がありますが、ひとつあげると
↓
■国公立大学授業料半額に 立憲が次期衆院選公約第9弾
朝日新聞DIGITAL 2021/10/7
https://news.yahoo.co.jp/articles/30e410371b9a2dd9f4a6da4f693eb0ef2e4b82bd
↑
国公立大学の授業料は、半額にしても、私が大学生だったころよりも高いです。
平均給与は、そのころよりも今の方が低くなっていることを考えると、
半額でも高すぎると思います。
++ イベント紹介 ++
☆緊急オンライン・シンポジウム
「危機に直面する報道の自由~アフガニスタン取材の問題点」
日時 2021年10月11日(月)19:00~21:00
無料配信 YouTube https://youtu.be/Yw3GEeIEEPU
主催 日本ペンクラブ
詳細:https://japanpen.or.jp/sympo20211011/
↑
素晴らしいジャーナリストの面々が参加されています。
私も必ず視聴します☆
そして、こちらも見逃せない!
↓
☆マイケル・サンデル教授に聞く「能力主義」の問題点。
自己責任論の国・日本への処方箋は?
配信日時:2021年10月13日(水)夜8時〜8時50分(予定)
無料配信のURLはこちらに後日アップされるようです。
↓
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_615b1a4fe4b05040d1ddcfb6
以下、上記サイトより抜粋。
「能力を発揮しようにも家庭の経済状況によってスタートラインにすら立てない人、
努力すれば報われると思える環境にいない人が実際にはいます。
何をもって「平等」なのか。
コロナ禍で迎える総選挙が迫っている今だからこそ、冷たい自己責任論を克服し、よりよい社会を構築するために何が必要か、考えてみませんか。」
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素晴らしい夢をみて、それを行動に移せ
ナバホ族の格言
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♪ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。 ♪
♪♪ 発行者プロフィール ♪♪
小橋かおる 「花と爆弾-もう、戦争の暴力はやめようよ-」著者。
2004年の出版以来、アフガニスタンとイラクの子どもたちの支援を続けています。
2011年からは福島の子どもたちの健康を守る活動も支援させてもらっています。
さよなら原発神戸アクションの共同世話人も努めています。
できることをコツコツ、じわじわ続けたいと思います。
「花と爆弾」HP:https://hanabaku.blogspot.com/ ←2020年5月より新しくなりました
ブログ「花と爆弾」Words for Peace: http://flowersandbombs.blogspot.com
ブログ「7世代に思いをはせて」https://nanasedai.blogspot.com/
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https://www.mag2.com/m/0000273399.html
『花と爆弾ーもう、戦争の暴力はやめようよ』p.24の挿絵 あの哀しい10月の飛行機雲が、 2年以上続いた絶望感の末に、反戦への絵と短歌になりました。 ・青空に戦闘機のひく綿菓子を絵筆ですくって君にあげよう(p.25) |