「どんなことも7世代先まで考えて決めなくてはならない」
ネイティブ・アメリカン(イロコイ族)の格言
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新年、あけましておめでとうございます。
2022年、猫好きな方には、なんとなくうれしくなるような
ニャーマルニャーニャーの寅年の始まりです♪
私は年末に、西オーストラリア州のパースの友人からSOSがきて、
とても慌ただしい年末、年始となっています。
ほとんどの方がご存じないと思いますが、
兵庫県の姉妹都市である西オーストラリア州のパースには、
兵庫県が海外事務所として運営する兵庫文化交流センターがあります。
2022年は開所より30周年を迎え、
2021年の昨年には、西オーストラリア州政府からの資金援助もあり、
センターは移転し、それに伴い日本庭園まで
市民のボランティアを中心に増設されたという
西オーストラリアで日本を愛する人々に親しまれているセンターです。
私も、長年親しくしている、小学校で日本語を教えているオーストラリア人の友人から、
そのセンターの素晴らしさを聞いていて、
兵庫県民として、日本語を学ぶ子どもたちにも愛されるセンターを、
うれしく思っていました。
ところが、年末に、
昨年新しく就任した斉藤兵庫県知事によるいわゆる「ゼロベースの事業見直し」で、
センターの廃止案が持ち上がり(現在、1月13日までパブリックコメント中です*)
なにより現地では、すでに決定事項のように知らせが届いたようで、
(私もその通知のメールを友人に見せてもらいましたが、
もう、閉鎖は決定としかとれない内容でした。)
このセンターに関わる西オーストラリアの皆さんにわき起こった、
驚きと悲しみとこれまでの交流への不信感に、
兵庫県民として、ほんとうに哀しく思いました。
この海外事務所は、兵庫県から年間3000万円以上の予算がつくものですので、
兵庫県民の理解は欠かせないものがあります。
コロナ禍で苦しい生活を余儀なくされている県民の方々を思うと、
事業の縮小や見直しは必要とも思います。
それでも、共に活動してきた西オーストラリアの皆さんからのこれまでの交流への貢献を、
あまりにも軽んじた決定と通知だったのではないでしょうか?
斉藤知事の記者会見(12月16日)では、
今後1年をかけてセンターの閉鎖に向けて調整とありますが、
西オーストラリア州のこれまでの支援(政府からの資金的支援も含む)のことも十分考慮して、
30年におよぶ交流を台無しにしない形を模索するよう
兵庫県民としては強く求めます。
そして、西オーストラリアの皆さんとのつながりを大切に思い、
現地の皆さんが始めた署名キャンペーンを紹介させていただきます。
☆Keep Hyogo Cultural Centre Open and Protect the Hyogo WA Sister-State Relationship
上記は英語ですが、西オーストラリア州の兵庫文化交流センターを閉鎖しないでとの、
西オーストラリアの皆さんの訴えです。
日本語訳などをつけた小橋のFBの投稿をリンクします。
https://www.facebook.com/kaoru.kohashi/posts/2392525474217269
= 関連サイト =
■ 西オーストラリア州・兵庫文化交流センター
https://www.hyogo-ip.or.jp/torikumi/overseasoffice/australia.html
■ようこそ知事室へ
行財政運営方針の見直し(一次案)にかかる知事記者会見(2021年12月16日(木曜日)
https://web.pref.hyogo.lg.jp/governor/g_kaiken20211216.html
↑
5つの兵庫県の海外事務所の内、西オーストラリアとブラジルのみ閉鎖で、
ワシントン州、香港、パリは維持とのこと。
この判断の根拠も知りたいと思いますので、パブリックコメントで聞いてみようと思います。
↓
*パブリックコメント
「県政改革方針(仮称)[行財政運営方針の見直し(一次案)]」
「行財政の運営に関する条例の一部を改正する条例案について(概要)」に関する
県民意見提出手続きの実施について(締め切りは1月13日です。)
https://web.pref.hyogo.lg.jp/kk23/publiccoment.html
他にも県民福祉に関する事業の見直し案も多々でていますので、資料をリンクします。
■県政改革方針実施計画(仮称)[行財政運営方針実施計画]
https://web.pref.hyogo.lg.jp/governor/documents/g_kaiken20211216_012.pdf
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++ 今週の気になるニュース ++
新兵庫県知事のこの動きも気になります。
↓
■神戸港を含めた大阪湾の港を「関西港」として一元管理する案も 兵庫・大阪連携会議
報道RUNNER 2021/12/27
https://www.ktv.jp/news/articles/b2c950d2_18b6_4075_bca3_d3fea58daeb7.html
神戸港には「非核神戸方式」があり、米軍の艦船などが寄港しない港になっています。
大阪湾と一元管理となると、それがなし崩しになる恐れも・・・?
神戸港と米軍・・・その過去と今後を問うドキュメンタリーをリンクします。
■よみがえる最前線 神戸と核と日米同盟
http://www.dailymotion.com/video/x2zdx32
脱原発に関しては、海外から朗報が♪
■ベルギー、2025年に全原発閉鎖で合意 当初計画通り
毎日新聞 2021/12/24
https://mainichi.jp/articles/20211224/k00/00m/030/122000c
■ドイツ、「脱原発」まっしぐら 福島事故後に一転、再エネ普及に注力
朝日新聞DIGITAL 2021/12/27
https://news.yahoo.co.jp/articles/cfc521bec339f7f1dc4280b7789113f342c792d7
それにひきかえ、日本の原発からは・・・
■柏崎刈羽原発の大量ずさん工事 柏崎市長「洗いざらい恥をさらして」
朝日新聞DIGITAL 2021年12月25日
https://www.asahi.com/articles/ASPDS7DKPPDSUOHB00F.html
日本もすでに原発による発電電力量は全体の
4.3%(2020年)https://www.isep.or.jp/archives/library/13188ほどなのですから、
しっかり脱原発、再生可能エネルギーへの方向転換をしないと、
世界の流れから、ますます取り残されると思います。
++ おすすめの動画 ++
兵庫県の伊丹市で開催された講演会です。
↓
☆「原子力発電は経済・GDPを押し上げる仕組みの一つだが、現在GDPはどんどん落ちている。
それは時代の変化に対応した方向転換ができていないから」
@12.26 さようなら原発1000人集会 原発のない明日をつくる!
―講演:田中優子法政大学名誉教授ほか 2021.12.26
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/500554
☆「永遠の化学物質」汚染の拡大を止めよ
マル激トーク・オン・ディマンド (第1081回)
https://www.videonews.com/marugeki-talk/1081
「PFOA(ピーフォア=パーフルオロオクタン酸)と
PFOS(ピーフォス=パーフルオロオクタンスルホン酸)の2つの化学物質が、
様々なルートから生態系に放出され、それが体内に蓄積されることで
深刻な健康被害をもたらしていることがわかってきた。
現時点で日本で基準を超えるレベルのPFOA、PFOS汚染が確認されているのが、
沖縄の米軍基地周辺と、大阪のダイキン工業の摂津工場周辺、
そして東京の横田基地周辺だ。
日本でも劇場公開中の『ダーク・ウォーターズ』という映画は
まさにこのPFAS汚染を真正面から扱った社会派映画だが、
監督にトッド・ヘインズ、主演にマーク・ラファロ、
助演にティム・ロビンス、アン・ハサウェイと、
ハリウッドの錚々たる面々が参加しているのを見ても、
今アメリカでPFAS問題がどれだけ大きな認知を受け始めているかがわかるだろう。」
以上、上記リンクより抜粋。
そして、劇場公開中の『ダーク・ウォーターズ』
++ おすすめの映画 ++
女性の参政権獲得の壮絶な歴史の映画化。「未来を花束にして」
2022年1月3日23:59まで無料公開されています。
++ ++ ++ ++
素晴らしい夢をみて、それを行動に移せ
ナバホ族の格言
++ ++ ++ ++
♪ 新年早々にとても長い記事になってしまいましたが、
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
今年もよろしくお願いいたします ♪
♪♪ 発行者プロフィール ♪♪
小橋かおる 「花と爆弾-もう、戦争の暴力はやめようよ-」著者。
2004年の出版以来、アフガニスタンとイラクの子どもたちの支援を続けています。
2011年からは福島の子どもたちの健康を守る活動も支援させてもらっています。
さよなら原発神戸アクションの共同世話人も努めています。
できることをコツコツ、じわじわ続けたいと思います。
「花と爆弾」HP:https://hanabaku.blogspot.com/ ←2020年5月より新しくなりました
ブログ「花と爆弾」Words for Peace: http://flowersandbombs.blogspot.com
ブログ「7世代に思いをはせて」https://nanasedai.blogspot.com/
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2012年に再訪問したときのパース |