「どんなことも7世代先まで考えて決めなくてはならない」
ネイティブ・アメリカン(イロコイ族)の格言
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今週、目に留まったニュース記事のタイトル、
「コメ牛肉など14品目「PFAS調査」“健康影響生じる状況にない”」
ここ数年、私がずっと問題として追っている
分解されずに環境や体内に残り続ける有害物質のPFASの記事!
農水省が農水産物のPFASについて調査したとの記事なので、
すぐさまクリックしましたが、
記事のどこにも、数値が書いてありません。
具体的な、コメ、牛肉のPFAS値がないどころか、
日本の食品安全委員会が示す、「毎日摂取しても問題がないとされる量」も書いてありません。
「問題ない」と言われても、
根拠が示されていないと判断しようがないので、検索しました。
すると、記事にあった日付の28日に開催されていた農水省の有識者会議がヒット。
そこに、「資料4令和6年度国産農畜水産物の PFAS 含有実態調査の結果について(案)」というPDFがリンクされていました。
そこには14品目について、PFAS種類であるPFOS,
PFOA, PFHxS, PFNAの値が列挙されていて、
PFOSの平均値を例に挙げると、コメは5ng/kg、牛肉は7.9ng/kg、
アユは3200ng/kg、カツオは470ng/kg、鶏卵が140ng/kgなど、
確認することができました。
さて、その値をどう考えるか?
日本の食品安全委員会が示す、「毎日摂取しても問題がないとされる量」とは、
2024年に決められた1日当たりの耐容摂取量(TDI)のことだと思いますが、
PFOSもPFOAも、それぞれ20ng/体重1kgとなっています。
すなわち、体重が50キロの人なら、一日あたり1000ngを「摂取しても問題がない」と言うことです。
体重20キロの子どもなら、400ngとなりますね。
もうひとつ踏み込んで、この日本のTDIをどう考えるか?
例えば、アメリカの基準ならば、
PFOSのTDIは、0.1 ng/kg/日で、PFOAは0.03
ng/kg/日です。
PFOSで考えると、
体重50キロの人なら、1日あたり5ng、20キロの子どもなら、2ngが、
「毎日摂取しても問題がないとされる量」です。
さらに踏み込んで、どうして同じ人間なのに、
日米でこれほどTDIが異なるのか?
気になる方は、PFAS問題に詳しいアメリカ人のパット・エルダーさんから届いた文書を翻訳した、拙ブログをご覧ください。
■PFAS規制:日本と米国の大きな差の原因は?
Words
for Peace 2025/6/10
https://flowersandbombs.blogspot.com/2025/06/
(サイトにアクセスして、下にスクロールすると記事がでてきます。)
= 関連サイト =
■コメ牛肉など14品目「PFAS調査」“健康影響生じる状況にない”
NHK 2025年8月28日
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250828/k10014906061000.html
■令和7年度食品の安全性に関するリスク管理検討会(第1回)配布資料一覧
https://www.maff.go.jp/j/study/risk_kanri/r7_1/index.html
↑のサイトのこちら↓に14品目の表が掲載されています。
■資料4 令和6年度国産農畜水産物の PFAS 含有実態調査の結果について(案)https://www.maff.go.jp/j/study/risk_kanri/r7_1/attach/pdf/index-11.pdf
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++ 今週の気になるニュース ++
■自衛隊強化「保守も望まず」
上地氏、台湾有事「ないと思う」
与那国町長選で初当選
八重山日報 2025/8/25
https://news.yahoo.co.jp/articles/f2e80ea8ec8dee1459c202b4e2f7151accaa7345
↑
自衛隊の機能強化というより「軍事強化」が進む与那国で、
現実を見据えた町長が選ばれたようです。住民も冷静に判断されていることがわかる八重山日報のインタビュー記事でした。
■除染土の新工程「進むよう努力を」「県外処分は不要」 福島の地権者
朝日新聞 2025/8/27
https://www.asahi.com/articles/AST8V3JY3T8VUTIL00GM.html
↑
有料記事なので読めないところですが、福島の地権者の方の発言要旨です。
「福島第一原発の廃炉が国や東電が目標という2051年に完了すると思えない。
人が戻らない土地から汚染土を動かしても仕方がない。
廃炉が終わるまで置いておき、時間をかけて再考するべき。」
放射性汚染土も汚染水も、また廃炉に伴ってでる放射性廃棄物も・・・
処理して拡散せず、保管しておけば、放射能は減衰していくのに・・・と思います。
++ イベント紹介 ++
☆さぁ控訴審だよ!スタートダッシュ集会
日時:2025年9月6日(土)13時半~16時半
会場:神戸市婦人会館 5階 さくら https://kobe-fujin.jimdoweb.com/
講師紹介:最高裁裁判官と東電、巨大ファームの癒着を暴いたジャーナリスト後藤秀典さんをお招きします。
入場無料(カンパ歓迎)
主催:原発賠償ひょうご訴訟弁護団、原告団&サポートチーム
↑
私も応援している原発賠償ひょうご訴訟の控訴審が10月から始まります。
そのスタートダッシュ集会です。
午前中は、こちらに参加します。
↓
☆学習会「PFAS汚染の現状を知ろう」
講師:丸尾まき兵庫県議会議員
日時:2025年9月6日(土)10:00~12:00
会場:神戸市立中央区文化センター 1103・1104
参加費:200円(中学生以上)80名先着
主催:生活クラブ生活協同組合都市生活
お申し込みはこちらから:
https://hyogo.seikatsuclub.coop/news/detail.html
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私は電話で申し込みました♪
☆国内人権機関をつくろう!市民集会 in KOBE
国内人権機関を日本でもつくろう
日時 2025年9月13日(土)13時~16時45分 (開場12時30分)
会場 のじぎく会館
大ホール 神戸市中央区山本通4-22-15
https://www.hyogo-jinken.or.jp/nojigiku/access
参加費 500円
話し合いでは解決できない、裁判に訴えるのはハードルが高い…
人権侵害を受けた被害者は泣き寝入りするしかないの?
ヘイトスピーチ、いじめ、パワハラ、冤罪など、日本では人権侵害を受けて苦しんで
いる人がたくさんいます。現在ほとんどの国で、世界人権宣言や人権諸基準を効果的
に実施するための組織(国内人権機関)が設けられています。しかし、日本にはいま
だ設置されていません。
人権をまもるしくみをつくろう
話そう 考えよう
~日本の人権を世界標準に~
第1部 講演
「国内人権機関について知ろう!」
講師 藤原精吾さん(日弁連国内人権機関実現委員会副委員長)
第2部 グループワーク
国内人権機関について話そう!考えよう!
問合せ:ja4hr@gmail.com
主催 国内人権機関をつくろう!市民集会 in KOBE 実行委員会
詳細:https://www.facebook.com/events/1307177251408302/
申し込み:https://forms.gle/XgsG3jmPWRXaN9zT7
↑
予約制ではありませんが、参加者の関心に沿って第2部の構成を考えますので、
よろしければ、申し込みフォームよりご連絡ください。
神戸では、いよいよ本日8月30日からです。
☆ドキュメンタリー映画
『ウナイ 透明な闇 PFAS汚染に立ち向かう』
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素晴らしい夢をみて、それを行動に移せ
ナバホ族の格言
++ ++ ++ ++
♪ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。 ♪
♪♪ 発行者プロフィール ♪♪
小橋かおる 「花と爆弾-もう、戦争の暴力はやめようよ-」著者。
2004年の出版以来、アフガニスタンとイラクの子どもたちの支援を続けています。
2011年からは福島の子どもたちの健康を守る活動も支援させてもらっています。
さよなら原発神戸アクションの共同世話人も努めています。
できることをコツコツ、じわじわ続けたいと思います。
「花と爆弾」HP:https://hanabaku.blogspot.com/
ブログ「花と爆弾」Words for Peace: https://flowersandbombs.blogspot.com/
ブログ「7世代に思いをはせて」https://nanasedai.blogspot.com/
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